幼稚園での音楽会、担任の先生は曲選びに毎年困っていませんか?
「この曲は兄姉関係でやったし、、、、」「この曲は幼いかな?」など、なかなかスムーズには決まらないですよね。
今回は年齢に合った歌や合奏の曲を紹介していきます♪曲選びの参考になれば嬉しいです!
幼稚園での音楽会、担任の先生は曲選びに毎年困っていませんか?
「この曲は兄姉関係でやったし、、、、」「この曲は幼いかな?」など、なかなかスムーズには決まらないですよね。
今回は年齢に合った歌や合奏の曲を紹介していきます♪曲選びの参考になれば嬉しいです!
子どもたちの姿や経験に合わせて曲を選ぶようにしましょう。
年齢に合わない曲を選択すると、それぞれのねらいを達成できずに意味のない音楽会になってしまいます。
子どもたちの成長を促すことができるよう曲選びは慎重に行うようにしましょうね。
3歳児クラスの音楽会では、以下のようなねらいがあります。
・楽器を叩いたり、音を聞く事で音感やリズム感を育てる。
・大きな声で楽しく歌をうたう。
・人前で歌うことで達成感を味わう。
これらを元に、曲選びをしていきましょう!
3歳児クラスの合奏は、「カスタネット」や「鈴」などのシンプルな鳴り物がおすすめです。
「叩く」という動作で音が鳴るため、手拍子と同じ感覚で練習する事ができますね。
歌唱は元気に大きな声で歌えたら十分です!静かな曲よりは、みんなで楽しみながら歌える曲が良いですね。
少しだけ「振り付け」を加える事でリズムが取りやすかったり、歌詞を覚えやすくなります。
さらに可愛らしさもプラスされてオススメです。
4歳児クラスの音楽会では、以下のようなねらいがあります。
・音楽に親しみ、他の人の歌や演奏を聞くことに興味を持つ。
・音程に合わせて歌う事を楽しむ。
・合奏で音が合わさる心地よさを感じる。
これらを元に曲選びをしていきましょう!
4歳児では、打楽器を使って簡単な掛け合いのある合奏にチャレンジしてみるのはいかがですか?
「表打ち」「裏打ち」の2チームに分かれて、「タン、うん、タン、うん」で叩く方が表、
「うん、タン、うん、タン」が裏になり、曲に合わせて合奏してみましょう!
リズムを取る事が苦手な子は「表打ち」のチームにしてあげるとスムーズです。
使用する楽器は、「タンバリン」「鈴」「ウッドブロック」「トライアングル」など手持ちの打楽器がオススメです。
歌唱では、年中になると「叫ぶ」ように歌うのはNGです。音程に合わせて「綺麗な声」で歌う事を心がけるようにしましょう。3番まであるような少し長めの曲にチャレンジするのもよいですね。
5歳児クラスの音楽会では、以下のようなねらいがあります。
・友だちや先生と1つの目的に向けて練習に取り組み、達成感を味わう。
・いろんな種類の楽器に触れ、音が重なり合う心地よさを感じる。
・友だちと心を1つにして、合わせて歌う事を意識する。
これらを元に曲選びをしていきましょう!
5歳児では、園にある様々な楽器を使ってクラス全体で合奏することが理想です。
「鍵盤ハーモニカ」で基本的なメロディーを全員練習して、得意不得意を考慮しながら楽器を決めて行きましょう。
「木琴」「鉄琴」「マリンバ」「鍵盤ハーモニカ」などメロディー楽器はしっかりメロディーを弾ける子が担当します。
「小太鼓」「中太鼓」「大太鼓」「ティンパニー」「タンバリン」「鈴」「トライアングル」「ウッドブロック」「ティンプトン」「ボンゴ」など打楽器はリズムが取れる子が担当し、中でもリズム感が良い子は「裏打ち」を担当するようにすると良いですよ。
歌唱は最終学年ということもあり、「お友だちとの友情の歌」や、クラスカラーに合った歌を選ぶ事をオススメします。
歌っていて子どもたちの心に響くような歌詞だと、心を込めて歌う事ができますね。
「ハモる」まではいかなくても、歌唱パートを分けたり、サビでは声量を上げるなど、抑揚をつけた歌い方の工夫が出来るのも5歳児の見せ所です。
ここでは、各学年ごとにオススメの曲を紹介します!
クラスカラーに合った歌や、子どもたちに関心のある歌を選ぶなど、子どもの普段の様子もお客さんに伝わるような曲選びをしていきましょう。
音楽会は、秋から冬にかけて行う園が多いです。季節に合った歌のオススメはこちら!
・雪のペンギンやさん
・山の音楽家
・コンコンクシャンのうた
・うさぎ野原のクリスマス
どんな季節でも歌える曲でリズムに乗りやすい曲はこちら!カスタネットなど簡単な合奏でも使えますよ。
・おもちゃのチャチャチャ
・とんでったバナナ
・あひるのぎょうれつ
・アイアイ
ちょっとした振り付けを加えやすい曲はこちら!
・おすもうくまちゃん
・おにのパンツ
・どんな色がすき
・ぞうさんの帽子
・線路は続くよどこまでも
・おなかのへるうた
3歳児は曲自体を短めにして、多くても2番までくらいに留めましょう。
長時間舞台に立っていても集中力が切れてしまったり、親を見つけて練習通りにいかないことがあるため、「この2曲は集中して頑張るぞ!」と、メリハリをつけるとよいでしょう。
初めての舞台に緊張して泣いてしまう子もいるかと思います。そんな時は不安な気持ちに寄り添いながら、舞台に立てた事を褒めてあげてくださいね。
4歳児では「少し長めの曲」にチャレンジします!5番まであるような曲は、1、3、5番だけ歌うなど好きな部分を選んでもOKです。
・そうだったらいいのにな
・おばけなんてないさ
・北風小僧の寒太郎
・にんげんっていいな
・ドロップスのうた
・世界中のこどもたちが
・ぼくのミックスジュース
・けんかのあとは
・赤鬼と青鬼のタンゴ
合奏では、Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロというようなシンプルな構成の曲を選びましょう。
拍子が変わったり、リズムが速すぎると子どもたちも混乱してしまいます。聴き慣れた曲で、表打ちが自然に出来るようなものがよいでしょう。
・さんぽ
・崖の上のポニョ
・ちいさなせかい
・ビビディ・バビディ・ブー
・ハッピーチルドレン
・夢をかなえてドラえもん
・パプリカ
・ハイ・ホー
・星に願いを
・ミッキーマウスマーチ
・ドレミのうた
4歳では楽器の種類が増えたり、タイミングをずらして叩くなど合奏の難易度がぐんと上がります。
そのため、スムーズに練習を進めるためにもある程度知ってる曲を合奏曲にすると、親しみやすいでしょう。
また、年長クラスの練習を見学するなど憧れを抱くことにより、「自分も上達したい!」「あんな楽器をしたい!」と、意欲向上につながります。
5歳児では、ストーリー性のある曲や歌詞に深みのある曲を選ぶようにし、感情を込めて歌えるよう指導していきましょう。
・たいせつなたからもの
・きみとぼくのラララ
・こころのねっこ
・ありがとうの花
・あしたははれる
・はじめの一歩
・ね
・ともだちになるために
・きみのこえ
5歳児の合奏では、どんな曲でも構成をしっかり作れば演奏できます!
流行りのJ-POPからクラシックまで、クラスの様子に合わせた曲を選びましょう♪
基本的には以下のリズムを組み合わせると合奏になるので、あとは楽器ごとの見せ場(ソロ)を作ったり、サビは音を増やしたり工夫してみて下さいね。
表打ち「タン、うん、タン、うん、タン、や、す、み」
裏打ち「うん、タン、うん、タン、うん、タンタンタン」
※「タン」は叩く、「うん」は休み、8カウントで1セットです。
オススメの定番曲はこちら!
・アンダー・ザ・シー
・ヤングマン
・ウィーアー
・スターウォーズ
・宇宙戦艦ヤマト
・パイレーツ・オブ・カリビアン
・情熱大陸
・ジュラシックパーク
・アフリカンシンフォニー
・レイダースマーチ
・sing sing sing
・ルージュの伝言
・どんなときも
・ラデツキー行進曲
・スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
園に沢山の種類の楽器がない場合は、ある物でそれぞれ見せ場を作って特にサビをダイナミックに演奏できるように工夫してみましょう。年長児は出来ることが一気に増えて、行事のたびに大きな成長を見せてくれる時期です。
ただ、練習ばかりになると子どもたちの負担になりかねません。音楽が苦手な子どもも楽しめるように進めていってくださいね。
3〜5歳児の学年ごとにポイントやオススメ曲をまとめてきました。
記事にない曲でも難易度が同じくらいであれば歌えると思うので、参考にしてみて下さいね。
子どもたちが楽しく自信を持って挑める音楽会になるよう応援しています!