保育の学び

【8月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<5歳児クラス><2025年版>

2025年度版、【8月の指導計画(月案)】<5歳児クラス>となります。

 前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、保護者支援など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

 

保育目標
  • 夏ならではの遊びを自発的に楽しむ。
  • 活動したら休憩をとる、という流れを意識しながら一日を過ごす。
子どもの姿
  • 夏の遊びの楽しさを思い出し、自由に水や泥に触れて遊ぶ。
  • 汗をかいたらタオルで拭いたり、喉が渇いたら水を飲むなど自分で考えて行動する。
養護・教育

らい

健康
  • 夏の気温を感じながら、夏ならではの遊びを思い切り楽しむ。
  • 水分補給や休息を取りながら遊ぶ。
人間関係
  • 友だちと一つの遊びを作り上げる楽しさを感じる。
  • みんなで協力して一つのものを作り上げる提案をしたり、リーダーシップを取る。
環境
  • 夏の昆虫や小動物を飼育し、命の大切さに触れる。
  • 昼寝の時間は眠らなくても横になって身体を休める。
言語
  • 気温が高すぎる日や雨の日は、ことば遊びをしたり、絵本を読んだりゆっくりすごす。
表現
  • 夏の思い出を自由に発表したり、絵画で表現することを楽しむ。
  • 夏の歌やダンス、盆踊りを楽しむ。
食育
  • 収穫した野菜や夏野菜を使って夏野菜カレーを作るなど、クッキングを体験することで食に対する知識と経験を育む。

環境・構成

  • 保育室内の温度や湿度を管理できるようにする。
  • 水筒を常に持ち運べるように箱やカゴを準備しておく。
  • 夕方の外遊びでは日陰を作ったり、水を触れる環境を作る。
  • 飼育動物が暑さで亡くなることのないよう、夜間は職員室に連れていくなど配慮する。
  • 室内遊びも充実できるように、玩具や絵本を準備しておく。
食育
  • 子どもたちが安全にクッキングできるように、道具や食材を十分に準備しておく。

予想される子どもの行動

健康
  • 連日のプール遊びにも慣れ、顔を付けたり飛び込む子が出てくる。
  • バテ気味な子が出てくる。
人間関係
  • グループで遊ぶようになる。
  • リーダー格の子が出てくる。
環境
  • 昆虫に深く興味を抱き、自分で生態等を調べたり採集に出かけるなど、熱心になる子がいる。
言語
  • 「夏といえば」「熱いといえば」など、言葉から様々な連想ができるようになる。
表現
  • 自分の経験を友だちや保育者に話すことを楽しむようになる。
  • ダンスをすることを恥ずかしがる子がいる。
食育
  • 自分で作った料理を喜ぶ。
  • 食べてもらう喜びを感じ、いろんな人に振る舞う。

配慮事項

健康
  • プール遊びに慣れてくると危険な行為をする子が増えてくるため、しっかり注意したり安全に遊べるよう複数人で見守る。
人間関係
  • グループで遊ぶようになると、リーダーシップを取ったり、偉そうに言ってしまう子もいるため適切に関われるよう見守る。
環境
  • 飼育動物がなるべく長生きできるよう環境を整えたり、必要であれば別室で夜を過ごせるよう配慮する。
  • 知識を付けてきた子はみんなの前で認めながら自信を持てるようにする。
言語
  • 様々な言葉を覚えてくる時期なため、言葉に意味があることや、物には必ず名称があることなどを知らせていく。
表現
  • 夏の思い出をそれぞれ大切に出来るよう認めていく。
  • 上手くできないことに自信がなくなってしまう子が出てくるため、楽しく取り組めるよう進めていく。
食育
  • 手を切ったり火傷をする危険がないように配慮しながら、なるべく子どもたち自身で調理できるクッキングにしていく。
健康・安全
  • プール遊びのルールを毎回確認し、羽目を外しすぎないように伝えていく。
  • 保育室内の温度、湿度、換気を管理する。
保護者支援
  • 長期休みを取る子は家庭でも生活リズムが乱れないように促し、休み明けは家庭と連携を取りながら必要に応じて昼寝の時間を確保する。
  • お泊まり保育での様子などを写真やブログで細かく伝え、成長を一緒に喜べるようにする。

すぐに使える月案【8月・5歳児クラス】

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