2025年度版、【8月の指導計画(月案)】<1歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、保護者支援など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●保育目標
- 暑さに配慮しながら、安心・安全に過ごせるようにする
- 保育者との信頼関係の中で、自分の気持ちを表現しながら生活を楽しむ
●子どもの姿
- 暑さの中でも安心できる環境で、気持ちよく過ごしている
- 好きな遊びを見つけ、保育者や友だちと関わろうとする姿が見られる
●養護・教育
ねらい
生命
- 一人ひとりの生活リズムを大切にし、健康的に過ごす
- 暑さや体調の変化に気づき、適切な対応ができるようにする
情緒
- 保育者との信頼関係の中で、安心感をもって過ごす
- 気持ちを受け止めてもらいながら情緒の安定を図る
健康
- 暑さに配慮しながら快適に過ごせるようにする
- 自ら水分補給や排泄を伝えられるようになる
人間関係
- 保育者や友だちとの関わりを通して、他者との関係に興味を持つ
- 自分の気持ちを受け止めてもらう経験を通して信頼感を深める
環境
- 安心して過ごせる環境の中で、探索活動を楽しむ
- 自分の興味のあるものに出会い、触れて楽しむ
言語
- 保育者の話しかけや絵本などを通じて、言葉への興味をもつ
- 気持ちや欲求を言葉やしぐさで伝えようとする
表現
- 全身を使った表現を楽しむ
- 音や感触、色彩などを感じて自分なりに表現する
食育
- 食事の時間を楽しみ、意欲的に食べようとする
- 手づかみやスプーンを使って、自分で食べる意欲を育む
環境・構成
- 涼しさを感じられる水や氷を使った感触遊びを取り入れる
- 静と動の活動を分けて、疲れすぎない遊びの構成を心がける
- 窓際に遮光カーテンや風鈴など、夏を感じる装飾を施す
- 絵本や布絵本など静かに楽しめるコーナーを充実させる
予想される子どもの行動
生命
- 自分のペースで休息や食事がとれるようになる
- 暑さで疲れた様子を見せることがある
情緒
- 保育者に甘えたり、安心できる相手を求める
- 自分の思いが通じると喜ぶ
健康
- 水分を自分から飲もうとする
- 暑さで体調が崩れやすくなることもある
人間関係
- 同じ場にいる友だちに関心を持ち、同じ遊びに参加しようとする
- 自分の気持ちを泣いたり、叫んだりして表現する
環境
- 興味のあるものに自分から手を伸ばして遊ぶ
- 玩具を持ち歩いたり、繰り返し同じ遊びを楽しむ
言語
- 知っている言葉を繰り返したり、簡単なやりとりを楽しむ
- 指さしや身振りで気持ちを伝えようとする
表現
- 手をたたいたり体を揺らして音楽に反応する
- 描く、握る、たたくなどを通じて表現を楽しむ
食育
- 食事の雰囲気を楽しみながら、いろいろな食材に興味をもつ
- スプーンを使おうとしたり、こぼしながらも自分で食べようとする
配慮事項
生命
- 子どもの体調や様子に合わせて活動量を調整する
- 睡眠・排泄・食事のリズムを整えられるようにする
情緒
- 子どもの気持ちに丁寧に応じ、安定した関係を築く
- 急な環境の変化に配慮し、見通しを持てるようにする
健康
- 水分補給の時間をこまめにとるようにする
- 着替えや汗のケアをこまめに行い、快適な状態を保つ
人間関係
- 気持ちを言葉や表情で表せるよう、保育者が代弁したり共感する
- 子ども同士の関わりを温かく見守る
環境
- 室内の温度・湿度管理に注意し、快適に遊べる環境を整える
- 安全に探索できるよう、配置や素材に配慮する
言語
- 一人ひとりの発達段階に合わせて、ゆっくりと丁寧に言葉をかける
- 子どもの発した言葉やサインを保育者が言葉にして受け止める
表現
- いろいろな素材や音に触れられるように準備する
- 子どもの表現を受け止めて、肯定的に関わる
食育
- 一人ひとりの発達段階や体調に応じて援助を行う
- 食事の場を安心できる雰囲気に整える
●健康・安全
- 高温多湿な季節を安全・快適に過ごせるよう配慮する
- 危険な行動に対する安全教育を丁寧に行う
●保護者支援
- 家庭との連携を密にし、生活リズムや体調管理を共有する
- 夏の過ごし方や生活習慣について情報提供する
すぐに使える月案【8月・1歳児クラス】