秋分の日は国民の祝日です。お休みだということは知っていても、その由来についてしっている人は少ないのではないでしょうか。この記事では秋分の日の由来について、子どもにもわかる解説をしています。
秋分の日をクラス活動に取り入れる際のアイデアも掲載。活動のポイントも年齢別になっていますので、どのクラスでも役立つこと間違いなしです。秋分の日の由来をしって、クラス活動に取り入れてみてください。
目次
>秋分の日の由来、子どもにもわかる解説
>お彼岸ってなに? 秋分の日との関係とは
>秋分の日はいつ? なにをする日なの?
>秋分の日の活動アイデア
>>紙芝居を読んでイメージをもつ
>>散歩にいって季節の変化を実感する
>まとめ
●秋分の日の由来とは? 子どもにもわかる解説
秋分の日は、ご先祖さまに感謝する日です。秋分の日がお彼岸と関係があることに由来します。
●お彼岸って何? 秋分の日との関係は?
お彼岸(ひがん)とは、ご先祖さまのことを思ってお墓参りをしたりする日になります。秋分の日と同じ由来になりますね。彼岸と秋分の日は何か関係があるのでしょうか?
そもそも彼岸とはご先祖さまがいる場所のことで、仏教上西にあると考えられているそうです。わたしたちが生きている世界は「此岸(しがん)」といい、反対側の東にあるとされています。昼の長さと夜の長さが同じになる秋分の日は、ご先祖さまともっとも近く通じ合える日、というわけです。ご先祖さまのことを思う日として最もふさわしい日といえますね。
●秋分の日はいつ?何をする日なの?
日にちは変動しており、毎年9月22日か23日になります。2021年は9月23日(木)です。昼の長さと夜の長さが同じになる日が秋分日と決められています。その秋分日が秋分の日なのです。秋分の日の前後3日間(トータル1週間)を秋彼岸といいます。
●秋分の日の活動アイデア
秋分の日はご先祖さまを思う日ということがわかりました。では秋分の日について園で活動する際にはどんなものがあるのでしょうか? 年齢別のアイデアを含めて2つご紹介します。
絵本を使って秋分の日のイメージを持つ
幼児さんでしたら、絵本でイメージをふくらませたあと、秋分の日の由来を伝えることができます。
「おばあちゃんのおはぎ」
子どもたちに「お墓参りにいったことあるかな?」「おはぎを食べたことある?」と投げかけることでさまざまな反応が返ってくることでしょう。イメージを共有したあと「おじいちゃんやおばあちゃん、それよりもっと前に生きていた人がご先祖さまだよ」「ご先祖さまに感謝をして、元気にすごせるようにお願いしようね」とお話しできますよ。
お散歩先で季節の変化を見つける
お散歩バッグを制作して散歩先にもっていくのはいかがでしょうか? 秋分の日を境に季節は変わっていきます。日中の気温は高いかもしれませんが、自然物は秋のものになっていることが多いです。どんぐりや落ち葉の色、虫の種類、草花の変化を散歩先でみつめてみましょう。
・0・1歳児
1.5Lから2Lのペットボトルをつかったお散歩バッグアイディアです。ペットボトルは半分に切ります。切り口はビニールテープやマスキングテープを巻くと怪我帽子につながりますね。穴あけパンチやキリで2箇所穴をあけてビニール紐を通します。丈夫で軽いお散歩バッグの完成です。シールを貼ると個性がでて、可愛いお散歩バッグになりますよ。
・2・3歳児
牛乳パックをつかったお散歩バックをつくりましょう。作り方は上記のペットボトルバッグと同じです。ただし飾り付けについては、あらかじめ色画用紙を貼っておくことでマーカーをつかうこともできます。はさみの練習できった具材をのりではるのも、色鮮やかで可愛いですね
・4・5歳児
ジップロップをつかったサコッシュ型お散歩バッグはいかがでしょうか? 大きめのジップロップにマーカーやシールで飾り付けがおすすめです。左右に穴をあけて、紐を通し、ビニールテープで止めます。素材がジップロップなのでとても軽いですし、お散歩先で見つけたものを入れて保管できるのでおすすめです。チャックをすることで中身が出ないので、ご家庭への持ち帰る際にも便利ですよね。
●まとめ
秋分の日はご先祖さまに感謝する日です。由来は少し難しいですが、絵本などでイメージを持つことで子どもたちにも伝わりやすいでしょう。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。季節はいよいよ本格的な秋や冬にはいっていきます。戸外の活動がしやすくなりますので、お散歩バッグは大活躍することでしょう。
ぜひ年齢別のアイデアを参考に、素敵なお散歩バッグをつくってみてくださいね。秋分の日にあわせてクラス活動も季節を楽しめるきっかけになればうれしく思います。