母の日に合わせて、幼稚園や保育園で製作のプレゼントをするところも多いのではないでしょうか。
当たり前のように「母の日」を過ごしていますが、どのような日なのか、どういった由来があるのか、子どもたちにしっかり伝えて学んでほしいですよね。
ここでは「母の日」の由来や、子どもにわかりやすい解説、母の日にちなんだ保育活動をお教えしていきます。
「母の日」とは
母の日は、毎年5月の第2日曜日に、お母さんに「ありがとう」の気持ちを伝える日です。世界各国で祝われており、日本でも感謝を込めてカーネーションを贈る習慣が定着しています。
家庭の中での役割に目を向けるとともに、思いやりや感謝の心を育む大切な機会として、保育の現場でも多く取り入れられています。
子どもたちが「感謝の気持ちを言葉や形で伝える」経験ができるよう、年齢に応じた活動が効果的です。
母の日の由来
母の日の起源には諸説ありますが、現在のかたちの原点とされるのは、アメリカのアンナ・ジャービスという女性の行動です。1905年に亡くなった母をしのび、母への感謝を伝える日を教会で開いたのがきっかけとされています。
この取り組みが全米に広がり、1914年にはアメリカで正式な祝日となりました。その流れが日本に伝わり、戦後の1950年代に5月の第2日曜日が「母の日」として定着しました。
カーネーションを贈る習慣も、この時期に広まったとされています。

子どもへのわかりやすい説明
2歳児向け
「きょうは“ははのひ”。だいすきなおかあさんに“ありがとう”っていおうね。おかあさんのえをかいてプレゼントしよう。」
3歳児向け
「“ははのひ”は、いつもいっしょにいてくれるおかあさんに、ありがとうってつたえるひだよ。おえかきやカードで、きもちをつたえてみようね。」
4歳児向け
「“ははのひ”は、いつもごはんをつくってくれたり、ぎゅってしてくれるおかあさんに“ありがとう”をつたえるひだよ。」
「むかしアメリカのアンナさんっていうひとが、なくなったおかあさんのことをおもって、はじめたのがきっかけなんだって。いまでは、いろんなくにで“ははのひ”があるんだよ。」
5歳児向け
「“ははのひ”は、がんばってくれているおかあさんに“ありがとう”のきもちをつたえるたいせつなひです。」
「アメリカにいたアンナさんというおんなのひとが、じぶんのおかあさんのことをたいせつにおもって、きょうかいでおいのりをしたのがはじまりなんだって。」
「そのあと、たくさんのひとがおかあさんにありがとうをつたえるようになったんだよ。にほんでも、5がつのだい2にちようびが“ははのひ”ってよばれているよ。」

関連情報
母の日は、子どもたちにとっても「感謝を表現する力」を育むよい機会です。言葉にして伝えることが難しい年齢でも、絵や工作、歌などを通じて気持ちを形にする経験ができます。
保護者との関わりを深める意味でも、「どんなことにありがとうを伝えたいか?」を子どもたちと一緒に話し合うことは、とても有意義です。
また、母の日に限らず、家族それぞれの役割に目を向ける活動を行うことで、家庭でのコミュニケーションも豊かになります。
母の日にちなんだ保育活動
年齢や発達段階に応じて、以下のような活動が取り入れやすいです。
- お母さんの似顔絵を描く
- カーネーション風の花制作(お花紙・折り紙などで)
- 「ありがとうカード」づくり(手形や折り紙を添えて)
- お母さんの好きなものを描いてプレゼント
- 親子参加の読み聞かせ会(感謝をテーマに)
- 「ありがとうのうた」を歌って録音・おたよりで紹介
- ご家庭と連携して、渡す日を事前に伝える園だよりの工夫
まとめ
母の日は、子どもたちに「ありがとうを伝える気持ち」を育てる大切な行事です。保育のなかで制作活動や言葉かけを通じて、子どもたちの気持ちを形にするサポートをしていきましょう。
また、背景となる由来や意味を知ることで、行事への理解も深まります。子どもたちも、お母さんへの愛情を再認識できる、心あたたまる一日となるよう願っています。