保育の学び

「スポーツの日」の由来、子どもにもわかる解説

 スポーツの日があるのをご存知でしょうか?
ちょっと聞き覚えのない人もいるのではないでしょうか?「スポーツの日の由来を子どもに説明したい」「スポーツの日と体育の日の違いってあるの?」

 この記事ではスポーツの日の由来について、子どもにもわかる解説をしています。スポーツの日と体育の日の違いや、スポーツの日にちなんだミニ制作、お話のヒントなどを紹介していますので、保育活動の参考にしてみてください。

目次
>スポーツの日の由来 子どもにもわかる解説
スポーツの日っていつ? 体育の日との違いは?
>スポーツの日にちなんだミニ制作や、お話のヒントをご紹介
・年齢別のアイディアあり!万国旗づくり
・このボールは、なにに使うの? クイズ
・どんな国があるのかな?
>まとめ

スポーツの日の由来 子どもにもわかる解説

 スポーツの日は以前、体育の日と呼ばれていました。ですが、「体育」よりも、もっと運動を楽しんで欲しい、ということから、世界的にも伝われているスポーツという言葉に変わったのです。

スポーツの日っていつ? 体育の日との違いは?

 スポーツの日は10月の第2月曜日です。ただし、2021年は東京オリンピック、パラリンピックが開催されるため、7月23日(金)です。

体育の日からスポーツの日に変わったのは、2020年(令和2年)からです。体育の日は、日本で初めてとなる五輪大会「東京オリンピック」の開会式が行われた日。スポーツの日は、「スポーツに親しむ日」とされています。
ちなみにハッピーマンデー制度の導入により、2000年から体育の日は10月の第2月曜日に変更になっています。

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スポーツの日にちなんだミニ制作や、お話のヒントをご紹介

 「スポーツの日の由来を子どもたちに話したあとに、どんなことをしたらいいの?」「スポーツの日にあわせた制作ってなにがあるかな?」「スポーツの日らしい活動をしたい」

 そんなあなたに、スポーツの日にちなんだミニ制作や、お話のヒントをご紹介します。どれも準備も少なく、年齢に合わせてアレンジしやすいものを取り上げています。

年齢別のアイディアあり!万国旗づくり

運動会などが近い場合、万国旗づくりもおすすめです。

0歳児は、大判スタンプ台や、絵の具を塗って、手形スタンプの旗
1歳児は、色画用紙にクレパスでぐるぐる書きをした旗
2歳児は、クレパスでかいた後、絵の具で塗ったカラフルな旗
3歳児は、世界の国旗にあわせて、下絵のあるものを色塗りをした旗
4歳児は、見本を見ながら、さまざまな国の旗をかいた旗
5歳児は、世界の国旗を参考に、オリジナルの国旗をかいた旗
などはどうでしょう?

室内はもちろん、廊下やホールに飾れば、一気にスポーツの日らしくなりますね。

このボールは、なにに使うの? クイズ

 スポーツと言われても、保育園の子どもたちにはイメージがわきにくいのではないでしょうか。
年長さんぐらいになれば「スポーツってサッカーのこと?」「運動すること?」と答えられるかもしれません。

そこで、保育園にある様々なボールを集めて、クイズをしてみましょう。

サッカーボール、ドッチボールはもちろん、卓球、野球、テニスなど、実際のボールを
できるだけたくさんあつめます。

そこで1つ1つみせて、どんなスポーツで使うのか、クイズをするのです。
実際のボールに触る機会もつくれば、意外と重たかったり、軽かったりと子どもたちの貴重な体験につながることまちがいなしです。

どんな国があるのかな?

日本以外の国を調べてみよう!
スポーツの日の由来を伝えた後に、ぜひ日本以外の国について知る機会をつくってみてはいかがでしょうか?
日本以外の国ってどんな国があるかな? もしかしたら多国籍や、海外経験のある子もいるかもしれません。
様々な国について触れる機会をもつことで、よりスポーツ観戦などに興味がわくかもしれませんね。

国旗

まとめ

スポーツの日の由来について、子どもにもわかる解説を取り上げました。

スポーツの日は「スポーツに親しむ日」

日本で初めて開催された東京オリンピックを記念した「体育の日」とは違うことがわかったのではないでしょうか?
スポーツの日にちなんだ製作については、紙コップ競争や万国旗づくりのアイディアを取り上げてみました。お話などに役立つ絵本も参考になれば幸いです。
日本人の成人で、週1回以上スポーツをしている人の割合は59.9%にもなるそうです。それだけ馴染みのあるスポーツという言葉。
ぜひ子どもたちにも由来を知ってもらって、これから先、スポーツに興味をもってもらえたらうれしいですね。