乳児のお世話をしていると、一日に何回もおむつ替えをしますよね。赤ちゃんが不快な思いをしないように汚れたら新しいものに変えてあげるのは当たり前ですが、気をつけていても乾燥してしまったり赤くなってしまったりと「おむつかぶれ」はよくあるトラブルです。
ここでは、おむつかぶれとおむつ替えには関係性があるのか、おむつかぶれの対処法などを簡単にお教えします。
目次
>おむつかぶれとおむつ替えの関係性は?
>おむつかぶれにならないようにするには?
>おむつかぶれになってしまった時の対処法
>まとめ
●おむつかぶれとおむつ替えの関係性は?
赤ちゃんの赤くなってしまったお尻を見るのは可哀想ですよね。
おむつかぶれとおむつ替えの関係性は「ない」とは言えません。赤ちゃんの肌に直接触れているおむつの影響もあり、おむつかぶれの原因の一つにもなっているかもしれないからです。
赤ちゃんの肌に合わないおむつを使っている
おむつにはいろんなメーカーのものがあり、それぞれ肌触りや柔らかさ、吸水性などに違いがあります。そのため「このメーカーのものは肌が荒れてしまったけれど、違うメーカーのものにしたら大丈夫だった」ということがあります。気をつけていても、おむつかぶれが中々治らない時は赤ちゃんの肌に合わないものを使用している可能性があります。
おむつ替えの頻度は適切か
現在のおむつは吸水性が高く、おしっこを数回してもベタつかさずサラサラな状態をキープしてくれるものが多いです。だからといって長時間汚れたおむつをつけていると、もちろん赤ちゃんの肌にはよくありません。大人に比べて繊細で柔らかい肌なので、おむつ替えの頻度は適切なのか確認しましょう。
おむつのサイズは適切か
おむつのサイズは思っていたよりも早くサイズアウトすることが多いです。赤ちゃんが成長するにつれて体の大きさに合っていないおむつを履かせていると、胴回りに跡がついてしまったり、太ももの付け根が赤くなってしまうことがあります。それらが、おむつかぶれの原因になることもあるので、おむつ替えの時におむつが小さくなっていないか確認することも大切です。
●おむつかぶれにならないようにするには?
おむつかぶれとおむつ替えには関係がありそうだ、という点を踏まえて、おむつかぶれにならないようにするにはどうしたら良いのか考えていきましょう。
色々なメーカーのおむつを試してみる
前述した通り、メーカーによっておむつの素材や吸収性が違うので、赤ちゃんにはどのようなおむつが合うのか色々なメーカーのものを試してみることをおすすめします。今はおむつメーカーの各サイトにて試供品を申し込めるところもあるので、数枚使ってみてどのおむつが肌に合うのか試してみましょう。
おむつ替えの回数をチェックし、清潔を保つ
赤ちゃんのお世話や日常の生活をこなす中で、ついついおむつ替えの頻度が下がり、長時間同じおむつのままだった!ということにならないよう、おむつ替えの回数をチェックするのも良いでしょう。おむつ替えのタイミングのおすすめとしては「生活の場面が切り替わるとき」です。
お昼ご飯前、お昼寝前、お昼寝後…など場面の切り替わるタイミングでおむつチェックをすると忘れずに清潔を保つことができますよ。
おむつ替え時にお尻をしっかり乾かす
汚れたおむつに触れていた赤ちゃんのお尻は、ベタついていたり蒸れている状態のことが多いです。お尻をきれいにして、新しいおむつを履かせる前に少しお尻を乾かしてあげましょう。おむつでパタパタと少し風を送るようにしてあげると、お尻が乾いてサラサラの状態で新しいおむつをつけることができます。
●おむつかぶれになってしまった時の対処法
気をつけていてもおむつかぶれになってしまったときは、どうしたら良いのでしょう?色々なパターンがあるので覚えておくと良いですよ。
清潔を保ち、様子を見る
赤ちゃんのお尻をみて、おむつかぶれの様子が軽度なら清潔を保ち様子を見ることも可能です。少し赤くなってきたかな?という場合はなるべく清潔な状態を維持してあげると自然に治ってくる場合もあります。
市販のクリームを使う
おむつかぶれには市販のクリームを使うのもお手軽で良いでしょう。薬局に行けば売っているので、皮膚科に行く時間がない時やすぐに治してあげたい時には市販のクリームを塗って経過を観察しましょう。
皮膚科でおむつかぶれ用の薬をもらう
おむつかぶれが酷く、赤みが広範囲に広がっていたりただれてしまった場合には皮膚科を受診してお薬をもらうことをおすすめします。専門医にしっかり診てもらい、用法通り薬を塗ることでおむつかぶれもすぐによくなりますよ。
●まとめ
おむつかぶれとおむつ替えの関係性についてお話ししてきましたが、おむつは赤ちゃんの肌に直接触れているものなので関係性がないとは言えません。だからこそ、おむつ替えのときにお尻が荒れていないかをチェックし、おむつかぶれかな?と感じた時には適切な対処をすることが大切です。
おむつかぶれが酷くなると赤ちゃんの機嫌も悪くなってしまいます。普段から気をつけて、いざというときにどうしたら良いのか参考にしてみてくださいね。