クリスマスの由来は「イエスキリストの誕生日」と子どもの頃にきいた人がほとんどだと思います。ところがクリスマスの由来は誕生日ではないのです。この記事ではクリスマスの本当の由来からクリスマスに関係するいろいろな由来をご紹介しています。保育士として子どもたちにわかりやすく解説するために、ぜひ最後までお読みください。
目次
>クリスマスの由来 子どもにもわかる解説
>クリスマスは何をする日?
>クリスマスにまつわるさまざまな由来
>クリスマスにちなんだクラス活動アイディアを年齢別にご紹介
>まとめ
●クリスマスの由来 子どもにわかる解説
人間を救うため、神様であったイエスキリストが人間の姿になって人間のところにやってきたことをお祝いする日としてはじまりました。いまでは世界の平和を祈る日になっています。
●クリスマスは何をする日?
クリスマスはイエスキリストが人間のところにやってきたことをお祝いする日でした。海外では家族と一緒に過ごすことで平和であることに感謝する日でもあるようです。
●クリスマスにまつわるさまざまな由来
クリスマス時期に子どもたちがよく目にしているものにも由来や意味があります。簡単にまとめてみましたので、読んで子どもたちに説明できるといいですね。
クリスマスツリーの由来
クリスマスツリーは昔、海外(ドイツ)の冬のお祭りで使われていたかしの木が由来になっています。かしの木は一年を通して葉っぱが枯れません。葉っぱが枯れないことから永遠の命を表す木として、わたしたちに力を与えてくれると言い伝えられています。現代ではクリスマスツリーにモミの木がつかわれています。
オーナメント(飾り)の由来
クリスマスツリーにも由来がありましたが、ツリーの飾りにも由来が込められています。代表的なものについて取り上げてみました。
【星(トップオブスター)】
クリスマスツリーの一番上にある星(トップオブスター)は、キリストが生まれたことを遠くの人に知らせるためにあります。
【ベル】
こちらもキリストが生まれたことを知らせるもの。魔除けの効果もあるそうです。
【赤い丸(クーゲル)】
生きる喜びと永遠の命をもたらすリンゴをあらわしています。
【ろうそく】
ろうそく(キャンドル)は世界を照らす光をあらわしています。
【杖】
杖は「羊飼いの杖」をあらしていて、羊飼いのように助け合うことや、人々を導く神を意味しています。
クリスマスリースの意味
リースの「輪」は永遠、そして枯れない木が使われていることから、クリスマスツリー同様「永遠の命」という意味があります。そして魔除けや豊作祈願の意味も兼ねているのです。
トナカイの由来
昔は馬やロバにのってサンタクロースはプレゼントを配っていました。しかし、サンタクロースのいる北欧でトナカイと一緒に暮らす人がいることから、トナカイのイメージが少しずつ定着したという由来が有力です。
サンタクロースの由来
あるときお金がなくてとてもこまっている家族がいました。そこへ神様につかえる聖ニコラウスという人が、その家の煙突に金貨を投げいれたのです。その金貨は暖炉にはあった娘の靴下に入りました。そのお金で家族は幸せに暮らしました、という昔話が元になっています。
●クリスマスにちなんだクラス活動アイデアを年齢別にご紹介
クリスマスの由来を子どもたちにわかるように解説した後は、クラス活動に取りかかりましょう。ここでは年齢別に制作した後も使える作品をご紹介しています。楽しいクリスマス制作の参考にしてくださいね。
0・1歳児
乳児のクリスマス制作では月齢にあった材料を使いましょう。また完成した後も扱いやすい作品にすることで保護者にも喜ばれますよ。
【クリスマスブーツ】
定番の制作ですね。ブーツの形に切った画用紙を張り合わせて中が入るようにすれば、プレゼントを入れることもできます。飾りつけにはスポンジでつくったスタンプ、シール、マスキングテープなど様々な材料が使えますね。
【クリスマスリース】
紙皿の真ん中をくり抜くと簡単にリースの形が作れます。カラースプレーで着色してもいいですし、子どもたちと一緒に絵の具で色塗りしてもいいですね。リボンを使って下げられるようにするとおしゃれになりますよ。
2・3歳児
サンタさんやプレゼントを楽しみにしているこの年齢は、よりクリスマス気分が盛り上がるグッズがおすすめです。普段のごっこ遊びでも使えそうですね。
【サンタの帽子】
色画用紙はもちろん、不織布やカラーポリ袋で作っても可愛い帽子ができあがります。形を作る前の段階でデコレーションしておくと、きれいに成形できますね。
【ハンドベル】
小さいペットボトルに鈴を入れます。キャップをつけた飲み口をビニールテープやリボンで巻いたら、ハンドベルの完成です。鈴以外にビーズを入れると音が変わって子どもたち同士で音を鳴らして楽しむことができますよ。
4・5歳児
手先が器用になってきているこの時期はちょっと完成度の高い制作がおすすめです。材料には普段使わないものもありますので、保育士が必ず見守りながら制作を行いましょう。
【クリスマスツリー】
手芸用の小さなポンポンをツリー型になるようにボンドでくっつけていきましょう。乾いたらスパンコールやビーズをつけていきます。見た目が可愛くておしゃれですので、保護者受けもよい制作です。
【スノードーム】
空き瓶に入るぐらいの小さなミニチュアやお花などを用意します。ビンに飾りたいものを接着剤(グルーガンなど)で設置します。完全に接着剤が乾いたら、洗濯のりと水を7:3の割合でまぜた液体をゆっくりそそぎましょう。その後、スノーパウダーをビンに入れて、しっかりフタを閉めたら完成です。
●まとめ
クリスマスの由来はイエスキリストが人間のいる世界にやってきたことでしたね。子どもたちが楽しみながらできる活動は保育士としてもうれしい時間になりますね。クリスマスの由来なども楽しく子どもたちに説明する際には、この記事でクリスマスにまつわるさまざまな由来などを確認していただけたら嬉しいです。