2022年度版、【7月の指導計画(月案)】<2歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●前月の子どもの姿
・好きな友達と簡単なやり取りをしながら、一緒に遊ぶことを楽しむ。
・できることが増え、自分の事は自分でやろうとする。
●保育目標
・水遊びなど、夏ならではの遊びを楽しむ。
・身の回りの簡単なことを自分でやろうとする。
●養護・教育(五領域)
ねらい
・水分補給をしながら健康に過ごせるようにする。
・保育者に見守られながら、安心して水遊びを楽しめるようにする。
・夏の暑さに負けずないように健康に過ごす。
・友達とやり取りをしながら遊ぶ。
・色水遊び、どろんこ遊びなど様々な水遊びを楽しむ。
・語彙が増え、自分の気持ちや家での様子を保育者や友達に話そうとする。
・好きな色を使って七夕の短冊を描く。
環境・構成
・必要に応じて水分補給ができるよう、お茶の用意をする。
・大きなプールだけでなく、タライなども用意して無理なく水遊びができるようにする。
・水遊びの時には日差しの当たりすぎない温かい環境を作る。 散歩時には木陰のある場所を選ぶ。
・ごっこ遊びにつながるような玩具を用意する。
・様々な色水を用意する。 砂場に水を撒いてどろんこを作っておく。
・子どもの言葉を遮ることなく受け止め、話すことの楽しさを味わえるようにする。
・色の指定などはせず自由に描けるようにする。
予想される子どもの活動
・好きな遊びに集中する。 汗をかいたり顔を熱がこもって顔が赤くなるこもいる。
・ビニールプールに張り切って入る子どももいれば、水を怖がる子もいるなど、水遊びに対する個人差が見られる。
・遊びに集中して休息せずに遊び続ける。 保育者に声をかけられて水分補給を行う。
・物の取り合いなどのぶつかり合いをしながらも友達と遊ぶことを楽しむ。
・手足や衣服を汚しながら楽しむ。 泥の感触を嫌がる子どももいる。
・子ども同士でおしゃべりを楽しむ様子が見られる。
・好きな色のクレヨンを使って、短冊に好きな絵を描く。
配慮事項
・まだ自分で水分を欲することが難しい子どもも多いので、個々の子どもに合わせて適切なタイミングで水分補給を行う。
・苦手な子どもでも安心して遊べるように保育者が一緒に遊んだり、離れたところでゆったりと遊べるようにするなど配慮する。
・適切な休息と水分補給を行いながら保育をする。 子どもの体調の変化に留意する。
・保育者が一緒に遊びながら、順番などの簡単な約束事を知らせていく。
・嫌がる時には無理強いをせず、できるところから始めて少しずつ水遊びができるようにする。
・うなずいたり相槌を打ったりしながら、子どもの話を受け止めていく。
・子どもの作品を認め、十分に褒める。
●食育
・食具を使ってこぼさないように食べようとする。
・食べるときにお皿を自分の前にもっていくように伝える。 正しい食具の持ち方を知らせていく。
・こぼさないように食べられる子どもが増えてきた。 三点持ちができるようになる。
・こぼれた時にはさりげなく拭いたりしながら、きれいに食べられたという満足感を味わえるようにしていく。
●健康・安全
・水遊びによる感染症に気を付ける。 室温と気温の差に留意する。 水遊びによる事故が起こらないよう、保育士の配置を工夫する。
●保護者支援
・水遊びが始まることをお便りなどで伝え、準備をお願いする。 水遊びによる疲れが出ることが予想されるので、家庭でも十分な休息をとってもらえるよう伝える。
●今月のポイント
行事
・海の日
・七夕
・夏休み
手遊び・お歌
製作・折り紙
●ダウンロード
すぐに使える月案【7月・2歳児クラス】
▼その他の参考ノート