保育の学び

【9月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<3歳児クラス>

2022年度版、【9月の指導計画(月案)】<3歳児クラス>となります。

 前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

前月の子どもの姿

夏の疲れから、体調を崩す子どもも出ている。
友達と積極的にかかわって遊んだり、ひとり遊びに集中したりする。 
友達のやっていることに興味を持ち、一緒にやろうとする。うまくいかなくてイライラすることもある。 

保育目標

季節の移り変わりを感じながら、秋の自然に親しんでいく。 
友達と一緒に遊ぶことを楽しむ。

養護・教育(五領域)

ねらい

自分の体調の変化に気づき、保育者に知らせることができるようになる。
甘えたい気持ちを受け受け止めてもらいながら保育者と一緒に活動することで、自信が持てるようにする。
戸外でのびのびと体を動かして遊ぶ。
友達の考えが自分と違うことを知り、それを受け入れながら遊ぶ。
葉の変化や秋の虫に気づき、季節の変わり目を感じる。
自分の見つけたものや気付いたことを言葉で伝えようとする。
友達と一緒に音楽に合わせて体を動かすことを楽しむ。

環境・構成

子どもの様子をよく観察し、いつもと違う様子が見られた時には声をかける。
子子どもの好きな玩具を用意し、友達や保育者と一緒に楽しめるようにする。
フラフープをくぐったり、高さのある所からジャンプしたりと様々動きを楽しめるようにする。
子ども同士のやり取りができるスペースを作り、ブロックなどの玩具を準備したコーナーを作る。
自然の多い場所に散歩に行く。 秋の自然についての絵本を準備し、自ら親しめるようにする。
散歩中に見つけたものを尋ねてみるなど、言葉で伝える機会を作る。
子どもが慣れ親しんでいる曲を用意する。 自由に体を動かせるように、安全な環境を用意する。

予想される子どもの活動

保育者の声掛けで体調の変化に気づき、のどが渇いたり、疲れた時には保育者に伝え、休息をとるようになる。
保育者と一緒に様々なことに取り組み、自分でできたことを喜ぶ。
「せんせい、できたよ」と自分のできた遊びを保育者に伝え認めてもらうことを喜ぶ
友達と会話をしながら一緒に遊ぶ。 意見の違いでぶつかり合いが起こることもある。
園庭や散歩先で見つけた虫を保育者に得意そうに見せに行く。 虫が苦手で、嫌がる子どももいる。
言葉に詰まりながらも、自分の言葉で伝えようとする。 友達が話しているときに、話し始める子どももいる。
知っている曲が流れると積極的に踊って楽しむ。 オリジナルの踊りを披露する子どももいる

配慮事項

夏の疲れが出やすいので、ひとりひとりの健康状態に留意する。
自分でやりたいけれどできない気持ちを受け入れ、出来た時には大げさに褒め肯定感をもって生活できるようにする。
保育者も一緒に遊び、体を動かす楽しさを伝える。 発達に合った遊びを提供する。
子ども同士のやり取りを大切にし、必要以上に介入しないようにする。
虫が苦手な子には、葉っぱや花などの植物の用いて自然の移り変わりを感じられるようにする。
子どもが話しているときは遮ったりせず、最後までゆっくりと話を聞く。
保育者も一緒に体を動かし、その楽しさを知らせる。 嫌がる時には無理に誘うことはせず、友達を観察する姿を見守る。

食育

箸の使い方がうまくなり、小さなものもつまめるようになる。
引き続き箸を使った机上遊びを用意して、遊びの中で正しい持ち方を知らせていく。
箸を使った明け渡しを、友達と一緒に競い合いながら楽しむ。 うまくできなくてイライラすることもある。
イライラして時には他の遊びに誘って気持ちを切り替えるなど、箸を使うことが嫌にならないように配慮する。

健康・安全

散歩中に気になったものを見つけ立ち止まったりしゃがみ込んでしまわないように、事前にルールを伝え安全に活動できるようにする。 避難訓練の大切さを知り、安全に避難しようとする気持ちを育てる。

保護者支援

防災訓練の詳細を保護者に伝え、協力していただけるようにする。

今月のポイント

行事

防災の日(9月1日)
十五夜・中秋のお月見
敬老の日
秋分の日

 

手遊び・お歌

製作・折り紙

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すぐに使える月案【9月・3歳児クラス】
220903

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その他の参考ノート