保育の学び

【4月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<5歳児クラス><2025年版>

2025年度版、【4月の指導計画(月案)】<5歳児クラス>となります。

 保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、保護者支援など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

 

保育目標
    • 新しい生活の仕方がわかり、自分のことは自分で率先して行う
    • 新しい友だちや保育者とコミュニケーションを取り、自分の居場所を確立していく
養護・教育

らい

健康
  • 日々の生活リズムに慣れ、身の回りの整頓を自ら行う
  • 戸外で元気に遊ぶ
人間関係
  • 初めての友だちにも積極的に関わろうとする輪に入れない子に気づき、誘ったり関わろうとする
  • 輪に入れない子に気づき、誘ったり関わろうとする
環境
  • 自分の戸棚や靴箱がわかる
  • 玩具の収納場所がわかり、自分たちで片付けをする
言語
  • 思ったことは言葉で伝える
  • 自分で絵本を読み進める楽しさに気づく
表現
  • 自分の名前や好きなことをみんなの前で発表する
  • お友だちの発表に関心を持つ
食育
  • みんなで楽しく食べ、完食する喜びを感じる
  • お箸を使って食べる

環境・構成

  • それぞれの戸棚にわかりやすいマークを付けたり、ひらがなで名前を表記しておく
  • お互いの名前が覚えられるように、毎日顔を見合わせて発表の時間を作って自己紹介を何度も行う
  • 玩具の整頓は自分たちで進んで行えるよう、片付け場所をわかりやすく表示しておく
  • お互いの顔を見渡せるよう、椅子は円形に置くようにする

予想される子どもの行動

健康
  • 登園渋りが見られる子がいる
  • 友だち同士でわからないことも助け合う
人間関係
  • リーダー的な存在が見られるようになる
  • 大人の手を借りずに遊ぼうとする
環境
  • 字が読める子、読めない子が混在する
  • 整理整頓が苦手で、戸棚から物が溢れている子がいる
言語
  • 友だちとのやりとりが増え、感情が昂った時に手が出てしまう子がいる
  • 字が読める子は読書を楽しむようになる
表現
  • 発表が苦手な子がいる中で、自信を持って発表出来る子もいる
  • 友だちや保育者に関心を持ち、知ろうとする
食育
  • 給食に苦手意識を持つ子がいる
  • お箸に取り組んだことがない子もいる

配慮事項

健康
  • 年長クラスになった喜びや期待を感じられるように、1年間の予定や楽しい出来事をわかりやすく伝えていく
人間関係
  • 友だち同士のやり取りを見守りながら、偉そうに言ってしまう子や、手が出てしまう子には個別で話をしていく
環境
  • 出来ることと出来ないことが大きく分かれる時期なため、出来ない子を責めずに丁寧に教えていく
  • 身の回りの整頓は自分で行えるよう習慣づけていく
言語
  • 思いを言葉で伝えることの難しさについて話し、年長児なら出来る事を伝えていく
  • 子どもが読みやすい絵本を用意しておく
表現
  • 日々の保育で発表の時間を設けて、クラスの中で自分を出せるようにする
  • 保育者についても子どもに伝え、親しみを持って接することが出来るようにする
食育
  • まずは給食をお友だちと楽しく食べられるように、好き嫌いについてもあまり触れずに進めていく
  • お箸は無理強いせず、家庭と連携を取りながら練習できるようにする
健康・安全
  • 身体測定をして、それぞれの成長を感じられるようにする
  • 戸外遊びでの約束事を確認し、それぞれが安全意識を持って遊べるようにする
保護者支援
  • 最終学年のため、慣れて粗雑になる保護者がいるため、丁寧に説明しながら進めていく
  • 就学に向けて家庭と連携を取りながら一人ひとりと向き合っていくようにする

 

ダウンロード

すぐに使える月案【4月・5歳児クラス】

 

ダウンロード