保育の学び

子どもにも分かる!父の日の由来や、行事の意味などをご紹介

毎年、6月第3週の日曜日(2021年は6月20日)は父の日です。
子どもに「父の日ってなに? どうしてあるの?」と聞かれたら、由来をわかりやすくはなせますか?
保育園でもとりあげることがある父の日について、子どもにもわかりやすく説明します!

目次
父の日の由来 子どもにもわかる解説
・父の日に贈る物は?
・最近の父の日事情
・父の日にちなんだ、お話の紹介
・まとめ

父の日の由来 子どもにもわかる解説

アメリカ人の女性が「母の日と同じように、父親に感謝する日をつくってほしい」とお願いしたことがはじまりです。
その際に、すでになくなっていた父親の祭壇(お墓みたいなもの)に、バラをおくったことから、父の日にはバラを贈ることになったとされています。

父の日に贈る物は?

日本では父の日に贈る花として、黄色いバラを選ぶ人多いです

もともと「父の日」は、「黄色いリボン父の日キャンペーン」がはじまり。そして、黄色は日本人にとって、「幸せ」のイメージが強いカラーだからなんだそです。
ですが、黄色のバラって、花言葉がよくないじゃなかったっけ? と思った方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに黄色いバラには「嫉妬」という意味があります。

ですが、その他に「献身」といった意味もありますので、父の日にまったくふさわしくないわけではないですね。
また、同じ黄色の花として、子どもたちにメジャーなヒマワリも、父の日に贈られることが多い花です。

ヒマワリの花言葉は「憧れ」や「あなたは素晴らしい」といった意味があるそうです。
こちらも、父の日にぴったりの花言葉ですね。

黄色いバラの花

最近の父の日事情

最近では、母の日父の日といった行事をしない園もふえてきています。その理由として
「さまざまな家庭環境の子がいる」
「忙しい保育士の業務を減らす為」
といった2点があげられてます

「さまざまな家庭環境の子がいる」という理由では、母子家庭父子家庭も珍しくなく、また養護施設で暮らしながら保育園に通う子や、同性パートナーの子もいるケースもあります。
それぞれの家庭環境を尊重するためにも、わざわざ母の日と父の日だけを取り出して行なう必要がないのでは? という園の方針があるからです

2点目の「忙しい保育士の業務を減らす為」ですが、近年、保育士不足や、保育士の業務が非常に多いことが話題になったこともあり、手間のかかるもの、特に制作活動については最小限にしている園もあります。

どちらも、園の方針がどうなっているのか、クラスで父の日について取り組む前に、確認しておきたいですね。

父の日にちなんだ、子ども達にするお話の紹介

ですが、「園としては行事を行わないけれど、クラスで触れて欲しい」というところが多いのではないかなと思います。
ここでは、簡単にできるお話をご紹介します。

「どんなときに、ありがとうっていうかな?」幼児さん向けに、父の日の話をする際には、こんな話題はどうでしょうか?

「うれしいことをしてもらったとき」
「ほしいものを買ってもらったとき」
「ころんだときに、助けてくれたとき」

子どもたちから色々でてくると思います。そこで、ぜひ家庭で何気ない場面にも感謝を伝える場面があることを、伝えられたらいいですよね。

「ご飯を食べたお皿、また使うために、洗ってくれる人がいるね」
「部屋がゴミだらけにならないように、ゴミを捨ててくれる人がいるね」
「壊れたものをなおしてくれる人がいるね」
「車をピカピカにすることで、いつもきれいな車にのれるね」

こんな風に、家の中にありがとう、を伝える場面がたくさんあることが子供たちに伝わったら素敵ですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 子どもにもわかる父の日の由来をお伝えしました。それぞれの園に合わせて、ぜひ素敵な父の日行事を子どもたちと一緒につくっていってくださいね。その際には、由来なども参考にしていただけたら嬉しいです。