秋の味覚「きのこ」を使った楽しい食育活動♪ 子どもたちが自分の手で“ほぐす”体験を通して、食材への興味を深め、食べることへの喜びを育みます。
1.きのこの種類
活動で使用するきのこの種類を紹介します。
- しめじ
小さなかさと細い茎が特徴。ほぐしやすく、子どもに人気。 - まいたけ
房状で香りが良い。少し硬めなので、しっかり手を使ってほぐせる。 - えのき
白くて長い姿が特徴。手触りや形の違いを楽しめる - しいたけ
かさと軸の部分で違いを感じられる。においも特徴的。
2.活動のねらい
「いろんな種類のきのこをほぐす」という体験には、もちろん楽しいだけではなく下記のような狙いがあります。
- 食材に触れることで、食への興味や関心を育む。
- 手先を使うことで、手先の器用さを養う。
- 友だちと一緒に作業することで、協力する楽しさを感じる。
- 「自分が準備に関わった料理」を食べることで、食べる喜びや達成感を味わう。

3.きのこほぐし体験のすすめ方
子ども達がしっかりときのこほぐし体験を満喫できるよう、順を追って進めていきましょう。
- テーブルの上に、洗ったきのこをトレーにのせて用意する。
- 子どもに「きのこを小さく分けてみよう」と声をかける。
- 手で裂いたり、ちぎったりしながら食べやすい大きさに分けていく。
- みんなで分け終わったら、給食やおやつの料理に使う。
- 完成した料理を一緒にいただき、「自分が手伝ったきのこだ!」と実感できるようにする。
4.注意すべきポイント
活動における注意すべきポイントを簡単に紹介します。
4-1.衛生面
手をしっかり洗ってから行う。必要に応じて手袋を使う。
4-2.安全面
包丁は使わず、必ず手でちぎれる種類のきのこを選ぶ。
4-3.量の調整
子どもが取り組みやすいよう、小分けにして渡す。
4-4.においや感触への配慮
苦手な子どもには無理をさせず、見ているだけの参加でもOK。
5.おすすめのきのこ料理

給食に使える、子どもたちが大好きなおすすめのきのこ料理を紹介します♪
きのこごはん
・特徴:炊き込みご飯にすると香りがよく、子どもたちも食欲アップ。
・おすすめポイント:しめじやまいたけを使うと食感も楽しい。醤油やだしの優しい味付けが子どもに安心。
きのこスープ
・特徴:えのきやしめじをスープに加えると、つるっと食べやすい。
・おすすめポイント:季節の野菜と一緒に煮込むことで栄養価アップ。風邪予防にも◎。
きのこ入りハンバーグ
・特徴:細かく刻んだしいたけやしめじを混ぜ込むとジューシーに。
・おすすめポイント:野菜が苦手な子も「きのこが入ってる」と気づきにくく、食べやすい。
まとめ
きのこほぐし体験は、秋ならではの自然の恵みを感じられる食育活動です。
子どもたちが「食べる」だけでなく、「調理の一部に関わる」ことで、食材に親しみを持ち、食べることがもっと楽しくなります。
日々の給食や季節の行事に取り入れて、食への興味をさらに広げていきましょう。