2021年度版、【10月の指導計画(月案)】<1歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮じこう」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●前月の子どもの姿
・園庭を走ったり、段差をジャンプするなど体を動かすことを喜んでいる。
・帽子をかぶる、靴をはくといった身の回りのことを自分でやろうとしている。
●保育目標
・園庭を走ったり、段差をジャンプするなど体を動かすことを喜んでいる。
・安心できる保育士に受け止めてもらいながら、自分の身の回りのことをやってみようとする。
●養護・教育(五領域)
ねらい
・保育士が見守る中、苦手な食材も一口食べてみる。
・気持ちを受けて止めてもらい、安心して過ごす。
・食事の前や戸外遊びの後は手洗いをし、タオルでふく。
・友だちのしていることに興味をもって言葉をかけたりしぐさで伝えようとする。
・走る、くぐる、跳ぶといった全身で体を動かすことを楽しむ。
・興味のあるものや知っているものがあると保育士や友だちに伝えようとする。
・保育士や友だちと一緒に曲にあわせて体を動かすことを楽しむ。
環境・構成
・床が滑りやすい箇所がないか確認し、転倒防止を徹底する。
・活動スペースや玩具の数を増やし、じっくりと遊んだり保育者と関われるようにする。
・子どもが使いやすい高さのタオルハンガーを用意し、使い方を個別に教えていく。
・子どもの気持ちによりそいながら、保育者が代弁をすることで友だちと関われるようにする。
・発達に合わせて遊具を選定し、人数も小グループにすることでそれぞれに合わせた活動ができるようにする。
・身近にあるものを扱ったものやめくりやすい絵本を用意する。
・子どもたちがやってみたいと思えるように、子どもたちが興味を持てる曲を選び、保育士が一緒に楽しむようにする。
予想される子どもの活動
・保育者に促されて、午睡前に便器に座る。
・安心して午睡をすることができる。
・保育者が見守る中、手洗い後、タオルでふこうとする。
・友だちと同じものをもったりすることで一緒にいることを喜ぶ。
・保育士がいるところまで走ったり、段差をつかって飛び降りたりと繰り返し遊ぶことを喜ぶ。
・保育者や友だちの声かけに喜んだり、答えようとする。
・ダンスを保育者と一緒にする。
配慮事項
・便座に座ることに抵抗がある子には、他の子がしている様子などを見せて、少しずつ慣れていけるようにする。
・気持ちが不安定な子には、個別にゆったりと保育士が関わり安心して過ごせるように配慮する。
・タオルの用意について見本を提示し子どもが使いやすいデザインを保護者にお知らせする。
・思いがうまく伝わらず手が出たりしやすいので、遊ぶスペースや玩具の数に配慮する。
・事前に危険箇所がないか確認し、他保育士と連携をとって活動を行うようにする。
・子どもが伝えようとしているときは言葉を先取りせずしっかりと受け止めて伝える喜びを実感できるようにする。
・嫌がる子は無理には誘わず、安心して見てもらえる場所を作り、興味が持てるようにする。
●食育
・秋の収穫物や秋をテーマにした絵本に触れて、季節の変化に興味を持つ。
・実際のさつまいもだけではなく、さつまいもの葉っぱやつるを展示する。
・さつまいもの形に興味をもち、触ったり観察したりする。
・展示する場所時間などを設定することで、誤飲などの防止に努める。
●健康・安全
・調節しやすい衣類(薄手の羽織りものなど)を用意していただき、薄着に慣れるようにする。
●保護者支援
・戸外遊びが増えてくるので、靴のサイズを確認していただいたり、自分で履きやすい靴をお願いする。
●今月のポイント
行事
・スポーツの日
・ハロウィン
手遊び・お歌
製作・折り紙
●ダウンロード
すぐに使える月案【10月・1歳児クラス】
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