2021年度版、【12月の指導計画(月案)】<3歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●前月の子どもの姿
・運動会の経験から、チーム対抗の遊びなど、仲間と共通の目標に向かうことを楽しみ、自信を持って様々なことに取り組もうとする。
・落ち葉や木の実など秋の自然に関心を持ち、図鑑などで調べて、友だちと話し合って共有する姿が見られる。
●保育目標
・作品展に向けて、一人ひとりがアイデアを出し合い、共通の目標に向けて取り組もうとする。
・クラス全員での戸外での遊びを楽しみ、仲間を応援したり、遊びの中で協力することを楽しむ。
●養護・教育(五領域)
ねらい
・自分の持ち物に愛着を持ち、整理整頓しようとする。
・相手のことを思い、友だちに気を配ろうとする。
・健康に関する絵本や図鑑などを通して、何故大切なのか意識して生活する。
・友だちの良さに気づき、認めようとする。
・戸外でドッチボールや復活鬼ごっこなど、仲間と協力して楽しむ。
・作品展に向けて、思いを出し合って話し合おうとする。
・クラス全員で協力して、大型作品に取り組む。
環境・構成
・保育士が管理していたものを徐々に減らし、自分のものとして道具箱やロッカーで大切にできるよう話し合って考える機会を作る。
・困っている友だちに声をかける様子を見守る。
・絵本棚に健康に関する絵本や図鑑を設置しておく。
・様々な考えや思いがあることに気がつけるよう、一人ずつ発言する機会を多く持つ。
・積極的に戸外でチーム対抗の遊びを取り入れる。
・思いをなかなか伝えられない子の気持ちを受け止め、皆が考えを出せるよう援助する。
・必要な材料をふんだんに準備しておき、しっかりと取り組めるようにする。
予想される子どもの活動
・個人の持ち物の名前を読み、友だちに渡すなど、お互いに物を大切にしようとする姿が見られる。
・就学への期待と不安から、不安定になる子もいる。
・冬の感染症など、知っていることを積極的に話している。
・友だちの思いを知りたいと思い、しっかりと聞こうとする。
・仲間を助けたり、応援して、協力することを楽しんでいる。
・自分の経験したことのある技法や作り方、材料など、様々な意見を出し合って、意見を取り入れようとしている。
・友だちと協力して、グループごとに担当することを一生懸命取り組んでいる。
配慮事項
・タイミングを見極めながら、全体への言葉がけと個別の対応を使い分け、整理整頓を意識できるようにする。
・保護者の不安な気持ちを受け止め、成長を喜び合う。
・冬の寒い時期になってくるので、引き続き手洗い・うがいを意識できるよう、その都度声をかける。
・発言をためらう子もいるので、保育士が少しずつ気持ちを聞き、話し合いに参加しやすい雰囲気を作る。
・十分に遊びが楽しめるよう、園庭のスペースを確保したり、他学年の保育士と園庭の使用時間などを相談しておく。
・子ども主体で進めるが、時には心のよりどころとして、時と場合に応じたかかわりを持ち、子どもの思いをまとめていく。
・取り組んできた様子が分かるよう、写真やコメントなど掲示して、保護者にも分かりやすく伝える。
●食育
・勤労感謝の日には、食材や調理してくれる人に感謝の気持ちを持ち、食事の時間を大切にしようとする。
・勤労感謝の日の紹介をして、どのような日であるか話をする。
・調理士だけでなく、保護者にも感謝の気持ちを持っている。
・様々な職業があることを知らせ、大人になった自分に興味が持てるような言葉をかける。
●健康・安全
・自分から健康について知り、感染症の予防を意識した生活をする。
●保護者支援
・就学前検診を控え、不安になる保護者もいるので、気持ちを受け止めながら成長を喜び合う。
●今月のポイント
行事
・文化の日
・勤労感謝の日
手遊び・お歌
製作・折り紙
●ダウンロード
すぐに使える月案【12月・3歳児クラス】
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