クラスで鬼ごっこをしたいけど、「私が鬼!」「僕は逃げる!」と、なかなか平和に鬼を決めるのは難しいですよね。そんな時は、先生が初めの鬼になって増え鬼をするのがおすすめです!
短時間で取り組めるため、戸外遊びの準備運動としても最適です♪慣れてくると色々な鬼ごっこに応用できますよ。
今回もあらたうがこさんのイラストを使ってお伝えしていきます。
1.増え鬼ごっことは
【増え鬼ごっこ】は、はじめの鬼を決めてスタートし、タッチされた逃げ役が鬼に変わって行く鬼ごっこです。
遊びが進むにつれて逃げ役と鬼の数が逆転していきます。最後の1人まで逃げ切った人が勝ちです。
タッチされた後も鬼として参加し続けられるため、ずっと走って楽しむ事ができます♪
また、鬼をやりたい子が多い時は誰も我慢せずにみんなが満足できるのがポイントです。
準備物
- 赤白帽子やバンダナ
対象年齢
3歳児/4歳児
必要な知識・経験
- 帽子の着脱が1人で出来る。(バンダナの場合、ズボンに挟む事が出来る)
- 鬼→タッチする人、他の人は逃げるという役割を理解している。
※初めての鬼ごっこでもOK
2.遊びのねらい
逃げ役の時は追いつかれないように、鬼の時はタッチすることを目指して走る事で、自分の役割に合わせて「工夫する力」を育みます。全力で走る全身運動なので、体力や脚力も鍛えられます。
ねらい
- 自分がやるべき役割を理解して、工夫して取り組むことができる。
- 最後まで諦めずに走ることで、体力、脚力が向上する。
期待される姿
- 決まった役割で、楽しく遊ぶ。
- 一生懸命に走る。
3.事前準備
- 逃げ役から鬼役になる時に、目で見てわかりやすい変化を子ども自身で出来るようにしましょう。
例:帽子をひっくり返す。バンダナをズボンに挟む。等 - 遊び方を説明する時は、落ち着いて聞ける環境で話しましょう。
- 年齢が上がると、エリアを狭くして行う事で逃げることが難しくなるため盛り上がります。子どもの人数や体力に合ったエリア設定をおすすめします。
4.注意点と対策
- タッチする時は押さないよう約束をしておきましょう。
- タッチされたのに鬼にならない子も出てくるので、気をつけて見ていきましょう。
- エリアを限定することで決着が付きやすくなります。
5.新聞遊びの遊び方・ルール
1.
鬼役を決める。※はじめは先生が鬼になったり、2.3人を鬼にすると良い
2.
スタートの合図で一斉に逃げて、タッチされた人は鬼に変わる。
3.
最後の1人まで残った逃げ役の勝ち、もしくは全員がタッチされたらおしまい。
6.遊びを成立させるポイント
- 終わり方は、勝ち負けを作らない方法や、制限時間を設けて複数人を勝ちにするなど工夫できます。
クラスの様子に合ったルールを設定してください。 - 逃げ役から鬼役への変化は、全員が簡単に出来る方法にします。
7.遊びの展開方法
- 増え鬼ごっこが出来ると、他の鬼ごっこも楽しめるようになります♪手繋ぎ鬼ごっこ、牢屋鬼ごっこなどにアレンジするのも良いでしょう。
- 日々の準備運動として取り入れる場合、「今日の鬼はお当番さん」などみんなが鬼になれる機会を作るといいですね。