保育の学び

【ハロウィンの由来】子どもにもわかる解説

 ハロウィンは日本でも秋の一大イベントになりましたね。子どもが興味をもちやすいハロウィンはクラス活動にぜひ取り入れたいところ。そんなハロウィンの活動にとりかかる前に由来について子どもにわかりやすく説明したいですよね? ですが、もともとは外国のイベント。由来は少しめんどうな感じがしませんか?
この先を読めばすぐに

ハロウィンの由来
なぜお菓子がもらえるようになったのか?
ハロウィンで仮装をする理由

について子どもたちに説明できるようになりますよ。クラス活動アイディアも年齢別なっているのでぜひ最後までお読みください。

目次
ハロウィンの由来 子どもにもわかる解説
ハロウィンでお菓子がもらえるのはなぜ?
トリック・オア・トリートの意味
ハロウィンで仮装する理由
なぜかぼちゃのランタンを飾るの?
ハロウィンを楽しむクラス活動を年齢別にご紹介
まとめ

ハロウィン親子

ハロウィンの由来 子どもにわかる説明 

 ハロウィンは外国のお祭りが由来となっています。むかし、外国(古代ケルト)では一年が終わる日が10月31日だったのです。そしてこの日は、おばけのいる世界(あの世)とわたしたちのいる世界(この世)がつながる日と言われていました。ハロウィンの日におばけがこの世で悪さをしないよう、おばけを追い払うようになったのがはじまりとされています。

ハロウィンでお菓子がもらえるのはなぜ?

 おばけがいたずらしないように、教会の人にお祓いをしてもらっていました。そのお礼としてお菓子(ソウルケーキ)をあげていたのがはじまりです。それが現代になって、おばけになった子がいたずらしないように、おやつをあげる、という楽しいやりとりにつながったのです。

ハロウィンお菓子

トリック・オア・トリートの意味

 「お菓子をくれないと、いたずらするぞ」という意味です。おやつのない家はおばけがいたずらをしてもいいことになっています。トリック・オア・トリートと言うことで、いたずらをしてもいいか確認することができるのですね。

ハロウィンで仮装する理由

 ハロウィンの日、おばけは人間をあの世に連れていこうとすると考えられていました。なので、人間だと気づかれないようにおばけに仮装するようになったがはじまりです。また仮装をすることで、本物のおばけがびっくりして逃げていくためでもありました。だからちょっぴり怖いおばけに仮装するのですね。

ハロウィン仮装する子供

なぜかぼちゃのランタンを飾るの?

 かぼちゃのランタンを玄関においておくと、魔除けになると言い伝えられているからです。かぼちゃのランタンは英語で「ジャック・オ・ランタン」とよばれています。日本語にすると「ジャックのランタン」という意味になります。ジャックという男の人がおばけをだましたバツとして、死んだ後、天国にも地獄にもいけずランタンを持ってさまよっている、というおはなしが元になっています。

ハロウィンを楽しむクラス活動を年齢別にご紹介

 子どもたちにハロウィンの由来を伝えた後は、年齢別に楽しく活動をはじめましょう。製作に自信のない人はぜひ動画を見てくださいね。動画を見ながら予習すると、細かい部分を確認しながらできるので保育現場でもスムーズに取りかかれますよ。

0・1歳児 

【手形のオバケ】 
黒い色画用紙と白の絵の具を使います。黒い色画用紙に白の絵の具で手形をつけましょう。絵の具が乾いたら、手のひら部分を顔、指の部分を手足にみたてると、かわいいオバケ手形になります。ハロウィンモチーフのシールを貼れば、一気にハロウィン制作になりますね。シールは台紙ごと細長くきってあげると、子どもが貼りやすくなりますよ。

2・3歳児

【カラーポリ袋を使ったハロウィン仮装】 
好きな色のカラーポリ袋に首1箇所・腕2箇所の穴をあけておきます。そのあと、ボリ袋に油性マジックで殴り書きや、保育士があらかじめつくっておいたリボン、シールなどつけると、その子らしいオリジナルの衣装が完成です。衣装ができたらハロウィンごっこ! 「トリックオアトリート」と伝えたら、保育士から折り紙などでつくったお菓子をもらうのも面白そうですね。

【風船オバケ】
 動画では水風船をつかっていますが普通の風船でもできます。壁面制作としても使えそうですね。

4・5歳児

【紙コップおばけ】
 むくむくとおばけが紙コップからでてくるので、子どもが興味をもつことまちがいなしです。材料も100均などで手に入りやすいものばかりですよ。

【折り紙で作る こうもり】
 こうもりも子どもたちに人気のモチーフです。衣装のアクセントや作品集につかえそうですね。

まとめ

 ハロウィンは古代ケルトの風習がはじまりとされています。10月31日のハロウィン当日、あの世からやってきたオバケがこの世で悪さをしないように、かぼちゃのランタンを飾って仮装をしていたことが、今の楽しいやりとりに変化したのです。保育の現場では秋は行事が多いシーズンです。子どもが喜ぶ活動を取り入れることで、これからのクラス活動に対する意欲もかわってくることでしょう。子どもたちと一緒に楽しんで活動するために、ぜひ動画などで予習していってくださいね。