2021年度版、【11月の指導計画(月案)】<1歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮じこう」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●前月の子どもの姿
・友だちと同じことをして、一緒にやることにお互い喜んでいる。
・身の回りのことが自分でできたことに喜び、自信を持って取り組もうとする。
●保育目標
・保育士や友だちに関心を持ちながら、一緒に好きな遊びを楽しむ。
・戸外で体を動かして遊び、落ち葉や木の実に親しみを持ち、自然に触れ合う。
●養護・教育(五領域)
ねらい
・自分からおむつを脱いで排泄ができる。
・保育士に気持ちを代弁してもらい、友だちとかかわろうとする。
・身の回りのことを自分から行い、できたことを喜ぶ。
・友だちに関心を持ち、同じことをする喜びを知り、楽しもうとする。
・園庭や散歩などに積極的に出かけ、体を動かして遊ぶ。
・自分から興味のあることを保育士や友だちに伝えようとする。
・ちぎり絵に興味を持ち、指先を使った活動を楽しむ。
環境・構成
・個々の排泄間隔やトイレに行きたいサインを理解し、排泄の成功体験から自信を育てる。
・子どもの思いに共感し、保育士が代弁することで友だちの思いに気が付けるようにする。
・自分でやりたい気持ちを大切にして、保育士は見守り、必要な時に援助する。
・一緒であることを好むので、同じ玩具を複数用意しておく。
・園庭やお散歩の行き先の安全点検を行う。
・伝えたい気持ちを受け止め、二語分、三語文へと繋げられるよう、言葉を膨らませて語りかける。
・何度も楽しめるように、素材を多めに用意しておく。
予想される子どもの活動
・「出ない」と行きたがらない子もいる。
・思い通りにならず、手が出たり、噛み付きが起こることもある。
・衣服の着脱を保育士に見守られながら、自信を持って自分から取り組もうとする。
・友だちと同じことをして楽しみ、笑い合ったりして喜んでいる。
・戸外で体を動かして遊び、「よーいどん!」など、友だちと一緒にできることに喜んでいる。
・二語文を話す子もいる。
・紙をちぎると形が変わる面白さに気が付き、何度もやってみようとする。
配慮事項
・トイレに行きたくない気持ちを受け止め、「行きたくなったら教えてね」など言葉をかけて様子を見る。
・「いや」と言葉にできるよう、繰り返し伝え、相手に気持ちを伝えられるようにする。
・着替える衣服の柄や絵などにこだわる子もいるので、保護者と連携して、子どもが自分で選べるように準備していただく。
・パズルなど集中して遊ぶ場所と、ままごとなど友だちとかかわって遊ぶ場所などを分け、それぞれが落ち着いて過ごせるようにする。
・散歩先で拾ってきた落ち葉や木の実を使って、手作り楽器などにし、秋の自然に親しみを持てるようにする。
・ごっこ遊びの中でやり取りをしながら、イメージが膨らむような言葉を意識する。
・ちぎったものを糊で貼る場合は、手拭きを用意しておく。
●食育
・保育士や友だちとの会話を楽しみながら、明るい雰囲気の中、食事を楽しむ。
・食材の名前を知らせたり、食事に関する絵本を読んだりして、食事に興味が持てるようにする。
・苦手な食材があると食事がなかなか進まないが、保育士や友だちとの会話を楽しむことで、いつの間にか完食している。
・どうしても食べられない場合は、「これを食べたら終わりにしようね」など言葉をかけ、先の見通しを立てられるようにする。
●健康・安全
・戸外から室内に入る時は、自分から手を洗い、清潔にすることを気持ちが良いと知る。
・個々の自我を認め、気持ちが満たされるよう、小グループに分けたりコーナーを設置して、安全に活動ができるよう配慮する。
●保護者支援
・着替えの衣服は多めに準備していただき、特定の柄や絵が好きな子もいる場合は、保護者の方と連携をし、好きな柄のものを多めに用意していただく。
●今月のポイント
行事
・文化の日
・勤労感謝の日
手遊び・お歌
製作・折り紙
●ダウンロード
すぐに使える月案【11月・1歳児クラス】
▼その他の参考ノート