保育の学び

【2月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<5歳児クラス>

2022年度版、【2月の指導計画(月案)】<5歳児クラス>となります。

 前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

前月の子どもの姿

マラソン大会に向けて園庭遊びの際にも自分から走っている。
縄跳びや鉄棒など、根気よく取り組んできたことが出来るようになってきて、自信に満ちている。

保育目標

目標に向かって、ひとりひとりが十分に力を発揮し、やり遂げようとする。

養護・教育(五領域)

ねらい

手指の消毒を自ら行い、冬の感染症を予防しようとする。
小学校生活に期待を持って過ごす。
マラソン大会に参加し、最後まで完走することを目標に走ろうとする。
小学校と交流し、見学したり、遊具で遊ぶ。
自分の「心の中の鬼」をイメージしながら、豆まきをしようとする。
「心の中の鬼」について、絵本を読みながら知る。
鬼のおめんやマス、ひな人形を作り、季節の製作に意欲的に取り組む。

環境・構成

手指の消毒液を設置し、使い方を確認する。
子どもたちのそれぞれの思いを受け止めて、期待が持てる言葉をかける。
マラソン大会に向けて、寒い中でも元気に走れるよう、子どもたちの体調に気を配る。
見学する時や遊具での遊び方など、事前に約束事を確認しておく。
節分の意味を知らせ、それぞれが考えた「心の中の鬼」をもう一度振り返っておく。
節分の絵本を読み、どんな「心の中の鬼」を追い出したいか話し合う。
様々な材料を用意し、それぞれのイメージしたことを表現することを楽しめるようにする。

予想される子どもの活動

自分から手洗い後に消毒している。
期待と不安から落ち着かない子もいる。
目標に向かって走りきろうとし、友だちと励まし合っている。
約束事を守って遊んでいる。 小学校を見学して、期待に胸を膨らませている。
「心の中の鬼」をイメージしながら、豆まきをしている。
「寝坊する鬼」「友だちに優しく出来ない鬼」など、思い思いの鬼を追い出すことを話している。
イメージを形にすることを楽しみ、細かい所までこだわって、集中して作ろうとしている。

配慮事項

目に入ることのないよう、消毒液を設置する高さを調節しておく。
前向きな気持ちが持てるよう、保護者の方と連携して個別に対応する。
マラソン大会当日には、順位だけでなく、それぞれの今までの頑張りを認める。
小学生との触れ合いから、学校生活をイメージしながら園生活を送れるよう、振り返る機会をつくる。
豆まきによって弱い自分から成長しようとする姿を認め、良いきっかけになるよう見守る。
「心の中の鬼」をきっかけに、自分と向き合えた事を認める。
鬼のおめんを持ち帰る際には、「心の中の鬼」のエピソードと共に保護者の方に知らせ、子どもたちの表現を家庭でも共有できるようにする。

食育

節分の行事食を知り、健康を意識して食事をする。
子どもの食べやすい大きさの恵方巻きを用意してもらうよう、調理員と事前に話し合っておく。 喋らずに食べることなど、意味も含めて伝える。
恵方巻きを喋らずに食べようとしている。
なかなか自宅で行事食に触れる機会が少なくなってきているので、行事食をおたよりで紹介する。

健康・安全

冬の感染症を、手指の消毒で予防するだけでなく、マラソンを通して風邪を引きにくい身体になることを伝え、意欲的にマラソン大会に参加できるようにする。

保護者支援

就学に向けた、子ども自身の期待と不安に寄り添いながら、就学を楽しみに待てるような言葉をかけていただくよう、保護者の方にもお願いしておく。

今月のポイント

行事

節分
建国記念の日
天皇誕生日

手遊び・お歌

製作・折り紙

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すぐに使える月案【2月・5歳児クラス】
月案22年2月5歳児

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その他の参考ノート