保育の学び

【4月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<0歳児クラス><2025年版>

2025年度版、【4月の指導計画(月案)】<0歳児クラス>となります。

 前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、保護者支援など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

 

保育目標

保育者の受容のもと、生理的欲求を満たしてもらい安心して過ごす

養護・教育

らい

生命
  • 排泄や睡眠の要求を保育者に満たしてもらい、快適に過ごす
  • 家庭と嘱託医と連携をとり子どもの健康について把握する
情緒
  • スキンシップを通して新しい環境に少しずつ慣れていく
  • 保育者と情緒的な信頼関係を築く
健康
  • 適切な室温、湿度の環境の中で快適に過ごす
  • 授乳、睡眠が安定したリズムで生活する
人間関係
  • 保護者に代わる特定の保育者と信頼関係を築く
  • 抱かれる、あやされる事で喜びや安心感を感じる
環境
  • 個々に合わせた生活リズムで過ごせるよう、遊ぶスペースと寝るスペースをしっかりわける
  • 保育室内の装飾や、人の動きを追視する
言語
  • 喃語を発し声を出して話そうとする
  • 生理的欲求を泣いて知らせる
表現
  • 保護者の語りかけや歌に興味を持つ
  • 手遊びや季節の歌を聞き楽しむ
食育
  • 離乳食の段階をあげ、完了をめざす
  • 食材に興味を持つ

環境・構成

  • 玩具の消毒をこまめに行う
  • 定期的な換気を行う
  • 子どもたちの興味がある玩具やぬいぐるみなどを用意する
  • はいはいやずり這いなどで思い思いに身体を動かせるように広いスペースを確保する
  • 部屋の湿度、室温をこまめに確認する

予想される子どもの行動

生命
  • 不快を泣いて知らせる
  • 体調の調子が便やミルクの飲みに表れる
情緒
  • 保護者との分離不安で泣く子どもがいる
  • 特定の保育者に寄り添ってもらい少しずつ安心して園生活を楽しむ
健康
  • 気温や暖房によって汗をかいたり、身体が火照る子がいる為保育者に室温や湿度を調整してもらう
  • 保育園の生活のリズムに少しずつ慣れてくる
人間関係
  • 保育者に抱かれると泣き止んだり安心する姿が見られる
環境
  • 生活に合わせて区切られたスペースで安全に過ごす
言語
  • 機嫌が良い時には喃語を発したり、声を出して話そうとする
  • 保育者の語りかけに興味を持つ
表現
  • 保育者の語りかけや歌を楽しんで聴く
  • 絵本を読んでもらい、興味深く見る
食育
  • 離乳食初期〜完了までそれぞれの段階で自分に合った量を食べさせてもらう

配慮事項

生命
  • 便の様子やミルクの飲む様子がいつもと違っていたら体調不良を疑い、保護者に共有する
  • 生理的欲求をなるべく早く満たせるように対応する
情緒
  • 抱き抱え優しい言葉がけを続け、少しでも安心できるよう努める
  • 好きな玩具などに興味を示すように促す
健康
  • 子どもの様子をよく観察し、室温や湿度を調整する
  • 園での生活に慣れていけるように決まった時間に食事や睡眠が取れるよう徐々に調整していく
人間関係
  • ふれあい遊びや手遊びなどを通して子どもとコミュニケーションを図る
  • 笑顔をたくさん見せ、感情を伝える
環境
  • 担任間で話し合い、保育室の環境構成が適切か定期的に点検する
言語
  • 子どもの喃語や語りかけに反応し、発語を促す
表現
  • 絵本や手遊びなどのレパートリーを増やしておく
  • 生活の中でこどもにたくさん話しかける
食育
  • 咀嚼力や嚥下力をしっかり観察し、適切な離乳食段階で食事が取れるようにする
健康・安全
  • ずり這いやハイハイ、つたい歩き,をする子がいるため、保育室内の棚や角のある場所にコーナーガードを設置して安全を確保する
  • 誤飲に繋がる小さな玩具などは必ず除いておく
保護者支援
  • 離乳食の進め方について助言したり、家と園での様子を細かく共有しあって子どもにあった適切な配慮ができるようにする
  • ミルクの量や時間など、成長によって変えていく為家庭の方針に寄り添いながら足並みを揃える

 

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すぐに使える月案【4月・0歳児クラス】

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