保育コラム

【後悔したくない 保育士の就職】良い条件の見極め方!

10年間保育士として勤務をしてきた保育士さんの就職の見極め方をご紹介!保育士として、勤務をするのに、いったいどのような場所がおすすめなのか、その見極め方と就職の際に、チェックしておくべき項目についてまとめていきます。

後悔したくない!初めての就職、求人の見るべきポイントとは!?

初めての求人情報は、どこを見たらよいのかわからず、とりあえず給料を1番に見ると思います。確かに、お給料はとても大切です。保育園でも、お給料は様々で、2~3万円ほど違うという場所もあります。2~3万違うのであれば、給料の良いほうにもちろん気持ちが惹かれていきますよね。短大時代に、就職求人情報を見て、1番に魅力を感じるところはお給料でした。お給料(基本給)が良い=ボーナスにもつながりますよね。だから、給料が良いところは、もちろん候補の1つの要因です。しかし、この給料面ばかりに気を取られてほしくないのです。ではいったい、ほかに、どんなところに着目したらよいのか、今回は説明していきます。

保育士の給与事情はこちらから》》

就職で後悔しないために実習中にみてほしいポイントとは!?

休みの日数や休みやすさ

まず、チェックしておいたほうが良いのは、お休みの日数です。保育園によっては、1週間に日曜日+1日(つまり週に2回お休み)というところもあれば、1週間に日曜日と、隔週で1回というところ、1週間に日曜日と土曜日は、隔週で半日出勤というところなど、案外休みの多さは様々です。110日というところから、125日ほどの休みがあるというところがありますので、休みがあまりいらないからお給料がほしいのか、将来性を考え、休みは多めにほしいのかを考えておいたほうが良いと思います。
求人情報で分かる場合もありますが、わかりにくい場合は、実習に行った際に、聞けそうであれば、それとなく、保育士さんに伺ってみてもいいですし、聞けそうになかったら、先生達のお休みの様子をチェックしてみてください。

正社員に慣れる時期はいったいいつなのか

新卒から、即正社員として雇ってくださる保育所も多くあると思いますが、初めの数年は、臨時職員として雇用するという保育園も、少なくありません。初めの1年間と決められているところもあれば、2年と決められているところ、また、現在の正規職員が退職した場合にその時点で正社員になれる。という会社もあります。1年もしくは2年と決められた期間でしたら、それまでと思えば、その給料でもいいかどうか、判断できますが、何年間正社員になれるかわからないといった会社もあります。現に、初めに就職した保育園は、なんと、押し出し方式といいますか、正社員の方が1人やめるまでは正社員になれないという保育園でした。3年で正社員でしたが、運のいい方は1年、長い方は5年と正社員になれないということもありました。
正社員と臨時で、お給料が変わらないのでしたらいいですが、給料そしてボーナスに差がある場合が多いので、新卒での雇用が臨時職員の場合には、確認しておいたほうがいいでしょう。

残業や持ち帰りの仕事量は?残業代は出る?

保育園には発表会や運動会などの行事をはじめ、保育園独自の行事があるという保育園も多く、そんな行事前には、保育士さんたちもとても忙しくなります。しかし、その行事の準備に使う時間も、日中は園児たちがいるので、行事準備の時間は持つことができず、残業もしくは持ち帰りの仕事になってしまうという保育園も少なくありません。残業をしていても、それは『担当クラス=自分の持ち場』だから。や、子供のためを思って保育士がしているということで、やりがいとして搾取され、残業代が支払われていないという保育園はまだまだ多くあります。また、持ち帰って作業となると、もちろんその間の作業として賃金は支払われません。
残業代が支払われているかどうかを実習生がチェックするというのは、なかなか難しいと思いますが、持ち帰りの仕事が少ない保育園は子供がお昼寝の時間に作業を行います。これは共通かもしれませんが、子供が起きてから作業ができなくなったら、「持ち帰っているかどうか」です。次の日に、前日の続きを行っているか、新しい作業をしているのかを確認してみてはいかがでしょうか?また、パートではなく、正社員の先生がきちんと定時に帰宅しているかを確認しましょう。定時でかえっている場合は、残業代などがきちんとしている可能性が高いです。定時を過ぎたにもかかわらず、何人もの職員が、作業を行っている保育園は、やりがいの搾取をされているという保育園が多いでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、就職をするにあたり、後悔しない保育園を選べるように、実習の時点でチェックしておいたほうがよいことをお伝えしました。少しでも参考にしていただき、素敵な保育園に就職できますように。