保育の学び

歯科衛生士による「年齢別の歯みがき指導ポイント」

「歯磨き指導ってどうすればいいの?」「気をつけることってなんだろう?」など、年齢別にポイントの違いをお伝えしていこうと思います。

 4つのカラフルな歯ブラシ

0歳児

歯が萌えるまでは唇に触ったり、綺麗な指で歯茎のマッサージをしましょう。そうすることによって、歯磨きの練習になります。生後8か月くらいになると前歯が少しずつ生えてきます。そうしたら濡れたガーゼで拭いてあげましょう。

1歳児〜2歳児

歯が萌えるまでは唇に触ったり、綺麗な指で歯茎のマッサージをしましょう。そうすることによって、歯磨きの練習になります。生後8か月くらいになると前歯が少しずつ生えてきます。そうしたら濡れたガーゼで拭いてあげましょう。

3歳児〜5歳児

自分磨きを始めましょう。3歳頃になったら、大人と同じようなまっすぐの柄になっている歯ブラシを使い始めます。子どもが自分で歯磨きをすると下の歯しか磨かないことが多いので、上の歯から磨き始めるといいですよ。また、鏡を見ながら磨くのもオススメです。この方法は”Tell Show Do”と言って、自分が今どこを磨いているか分かるだけでなく、子供自身がこんな風に歯が萌えてるんだ!と認識し、興味を持って磨くので、丁寧に磨けます。

歯磨きをする女の子

子どもが歯磨きした後に

子どもが歯磨きをした後は保育士さんが仕上げ磨きをしてあげてほしいです。食後からお昼寝までの時間はバタバタしてしまうかもしれませんが、できる範囲で実行してもらえたら。と思います。 実はこの仕上げ磨きにも大切なポイントがあります。

仕上げ磨きは子どもを寝かせた状態(寝かせ磨き)でしてください。また、磨く順番を決めて磨くと磨き残しが少なくなります。

上の歯の表面→裏側→下の歯の表面→裏側などです。

このとき、下の歯から磨くと唾液がたくさん出て磨きづらくなるので注意して下さい。

最後に

口をずっと開けているのが大変でだんだん閉じてきてしまう子がいます。そのときは子どもの開閉にあわせて少しずつ磨いてください。無理にこじ開けたりすると“歯磨き嫌い”にも繋がってしまいますので気をつけましょう。 閉じてきたら「イー」の口で歯の表面を磨く「アー」の口で裏側や噛む面を磨くなど、子供に合わせてすすめていってください。

子どもたちへの歯磨き指導は楽しみながら!そして、分かりやすく伝える事を意識して進めてみて下さいね。