子どもが大好きで色んな場面で活躍する「お歌」や「手遊び」。保育士や幼稚園教諭の皆さんはたくさん知っておききたいですよね!今回はその中からシンガーソングライターの近藤夏子さんが「とんとんとんとんひげじいさん」を実演してくれます。ぜひ動画でチェックしてみてください。
実演のポイント
「とんとんとんとん ひげじいさん」は、繰り返しのあるリズムと簡単な動作が特徴の乳幼児向け手遊び歌です。
実演では、歌詞の言葉と動作をしっかり一致させ、明瞭なテンポで行うことが重要です。
特に「とんとんとんとん」のフレーズでは、子どもがまねしやすいように動きをはっきりとゆっくり見せると安心して取り組めます。
「こぶじいさん」「てんぐさん」などに発展するパターンもあるため、子どもの集中が高まってきたらバリエーションを加えることで、興味と参加意欲が続きます。保育者の表情や声色の工夫もポイントです。
実演:近藤夏子
私も小さい頃幼稚園でよく歌って、手遊びした歌です♪手遊びの中でも簡単にできるし、いろんなバリエーションもあって楽しいです。何かお話しをする前などに歌って、”手はお膝”でみんなが集中できるようになってるところ、素晴らしいと思います。この先も、何年も歌い継がれていく曲だと思います!
今回はテンポアップしていくバージョンです。同じことを繰り返し歌うのですが、テンポが変わっていく時に少し大袈裟度を増していくと、子どもたちのテンションもあがります♪歌の難易度としては簡単なので、表情豊かに、ちょっとふざけた感じも入れながら歌えるととてもいいです!とんとんとんとんの部分はハッキリと歌いましょう♪
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児
短いフレーズと簡単な繰り返し動作が中心のため、0歳児から参加可能な導入的手遊び歌として適しています。動作の模倣・語音の習得・アイコンタクトの形成に効果的です。
年齢別の「ねらい」
・0歳児
保育者の動作を見て、音と動きの関係を楽しむ。安心感と注目力を育む。
・1歳児
手指の動きをまねしながら、語音やリズムに親しむ力を育てる。
・2歳児
「ひげじいさん」などの言葉と動作を結びつけて覚え、繰り返す力や表現力を伸ばす。
年齢別の「導入の仕方」
・0歳児
保育者がひざの上にのせ、やさしく動かして見せながら歌う。
・1歳児
「じいさんのおひげってこれだよ〜」など語りかけを交えて見せる導入。
・2歳児
「じぶんでできるかな?」と子どもの自発的な動きを促す導入にする。
「とんとんとんとんひげじいさん」について
「とんとんとんとんひげじいさん」は、手と指を使ってさまざまなおじさんキャラクターを表現する手遊び歌です。子どもの模倣力・集中力を引き出すのに効果的で、短いながらもインパクトのある構成が魅力です。
繰り返しが楽しく、すぐに覚えられるため、朝の会や集まりの導入にもぴったり。親子でのふれあい遊びとしても人気があります。
おすすめの季節や月
4月、10月がおすすめです。
季節を問わず楽しめる手遊び歌ですが、特に新しい環境に慣れる時期や、集中力を取り戻したいタイミングにぴったりです。
歌詞
とんとんとんとん ひげじいさん
とんとんとんとん こぶじいさん
とんとんとんとん てんぐさん
とんとんとんとん めがねさん
とんとんとんとん てはうえに
キラ キラ キラ キラ てはおひざ
作詞・作曲
作詞:不詳
作曲:玉山 英光