子どもにもわかる海の日の由来とは? 子どもに「海の日ってどんな日?」「海の日って、なにする日なの?」「海の日っていつなの?」と聞かれたらちょっとドキっとしませんか?
ここでは「海の日」の由来について、子どもにもわかりやすく解説しています。海の日がいつなのか、また海の日にちなんだミニ工作や、子どもたちへのお話のヒントも紹介していますので、保育活動の参考にしてみてください。
目次
>海の日の由来 子どもにもわかる解説
>海の日っていつ? いつからはじまったの?
>海の日にちなんだミニ制作や、お話のヒントをご紹介
>まとめ
●海の日の由来 子どもにもわかる解説
海の日は以前は「海の記念日」と呼ばれていました。その由来は、昔、明治天皇が東北地方へ旅(巡幸)をされた際に、7月20日、船で横浜に明治天皇が無事に帰ってきたことからきています。そして、海の日は、海に感謝をする日です。
わたしたち人間は、魚や貝といった海の生き物を食べて生きていきました。また、海を通して、遠い国のものを船で運ぶことで、色々なものを手に入れることができます。
海の日とは、生きるために必要なものや、大切なものを届けてくれる海に対して「ありがとう」の気持ちを持つ日とされています。
●海の日っていつなの? いつからはじまったの?
7月の第3月曜日が「海の日」となっています。ただし、2021年は、東京オリンピック・パラリンピック開催予定のため、7月22日(木)が海の日になります。
海の日が祝日になったのは1996年から。初めは7月20日でしたが、2003年のハッピーマンデー制度(祝日を固定するのではなく、特定週の月曜日に移動させたこと)により7月の第3月曜日になりました。
●海の日にちなんだミニ制作や、お話のヒントをご紹介
海の日の由来を教わった子どもたちは、おそらく海に対して興味がわくのではないでしょうか? ここでは、子どもたちと一緒にできる、海の日にちなんだ簡単にできるミニ工作やお話などをまとめてみました。
海の生き物調べ
子どもたちが知っている海の生き物などを、子どもたちと一緒に調べてみましょう。クジラ、サメ、カクレクマノミなど、海ではおなじみの魚なら子どもたちも興味がわきやすいです。さらに、ワニって海にいるの? ワカメって海のどこにあるの? といったちょっとした不思議を、図鑑などで見てみるのもおすすめです。
本で調べると、子どもたち同士で、どんな生き物がいるか見せあったりすることもできますし、本での調べ方を知るきっかけにもなりますね。
海の遊びってなにがあるかな?
住んでいる地域によっては、海で遊ぶ機会が少ない子もいます。絵本や、紙芝居を通して、海ならではの遊びについてお話する機会をつくってもよいでしょう。スイカ割りや、砂山作り、貝殻拾いなど、子どもたちがワクワクするような遊びがたくさんありますね。
海についての連想ゲーム
海に関係のある言葉を伝え会う、連想ゲームをしてみましょう。年長さんでしたら、リズムに合わせて「うみといったら、魚」「魚といったら、大きい」「大きいといったら、クジラ」のようなゲームも楽しめます。
年少さんや年中さんでしたら、保育士がリードをとりながらゲームを進めていきましょう。
①「海に関する言葉をいくついえるかな?」と子どもたちに投げ掛けます。
②「魚」「船」「貝がら」と子どもたちが次々に発信してくれたことを、黒板などにどんどん書いていきます。
③最後にどれくらい言葉が集まったか、子ども達と一緒に数えてみましょう
どちらも、海についてのイメージをもってもらうことが目的です。
スムーズに言葉がでない子には、絵本や紙芝居などを見せて、楽しくゲームに参加できるようにしたいですね。
●まとめ
海の日の由来は、明治天皇が無事に船旅から戻ってきたことがはじまりです。また、海に「感謝する」日でもあります。子どもに由来を話した後は「海にありがとうをいう日だよ」と伝えると、わかりやすいですね。
子どもの年齢に合わせて「お魚がとれたり、貝がらで遊んだりできるから、海は大事だね」「遠くの国のものも海があれば船で運べるから、海ってすごいね」と伝えてみましょう。海の日の由来を子どもにもわかる伝え方をすることで、海に親しみを持つきっかけになればいいですね。