『海の日』。夏の訪れを感じる祝日ですが、どんな意味があるのかご存じですか?
海に囲まれた日本ならではの大切な日であり、子どもたちに自然や環境について考えるきっかけにもなります。本記事では、海の日の意味や由来、子どもへの伝え方、保育に活かせる活動までをわかりやすくご紹介します。
1.海の日とは
海の日は、毎年7月の第3月曜日に定められている国民の祝日です。
祝日法では「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」とされています。日本は四方を海に囲まれており、昔から食べ物や交通、文化など多くの恵みを海から受けてきました。そのため、海の大切さや自然への感謝を改めて感じる日として位置づけられています。保育の中でも、海や水に関する遊びや話題を取り入れやすい行事です。

2.海の日の由来
海の日の由来は、明治天皇が1876年(明治9年)に船で東北地方を巡り、7月20日に横浜港へ無事帰着したことにちなんでいます。この出来事を記念して、もともとは「海の記念日」として制定されました。
その後、1996年に「海の日」として国民の祝日になり、当初は7月20日でしたが、2003年からはハッピーマンデー制度により現在の「7月第3月曜日」に変更されています。
このように、海の日は歴史的な出来事をきっかけに生まれた祝日です。
3.子どもへのわかりやすい説明
2歳児向け
「きょうは“うみのひ”だよ。うみって、おさかながいたり、みずがいっぱいあるところだね。うみに“ありがとう”ってするひなんだよ。」
3歳児向け
「うみのひは、うみに“ありがとう”っていうひだよ。おさかな、かい、のり、ほかにもたくさんうみからものをもらっているね。だから、だいじにしようね。」
4歳児向け
「うみのひは、うみのめぐみにかんしゃするひなんだよ。にほんは、まわりがぜんぶうみでかこまれていて、たべものやふねなど、たくさんのものがうみからとどくんだ。だから“ありがとう”ってきもちをもつんだよ。」
5歳児向け
「うみのひは、うみのめぐみに“ありがとう”をつたえるひなんだよ。むかしのえらいひとがふねでたびをして、ぶじにかえってきたことがきっかけで、このひができたんだ。
いまでは、うみからもらっているたべものやしぜんのたいせつさをかんがえるひとして、みんなでおいわいしているんだよ。」

4.関連情報
海の日は、子どもたちに「自然への感謝」や「環境を大切にする気持ち」を伝える良い機会です。保育の現場では、海の生き物や水の循環、食べ物との関係などをテーマに活動を広げることができます。また、近年では海洋ごみや環境問題も注目されており、「海をきれいにするにはどうしたらいい?」といった問いかけも、年長児には良い学びになります。難しい内容は避けつつ、「海はみんなの宝物」という視点で伝えることが大切です。
5.海の日にちなんだ保育活動
- 海の生き物制作(魚・クラゲ・カニなどを折り紙や画用紙で作る)
- 水あそび(プール・水風船・水運びゲームなど)
- 海の音や波の音を聞く活動(リラックス・感覚遊び)
- 海の絵本や紙芝居の読み聞かせ
- 青色を使った「海の壁面制作」
- 海の食べ物紹介(魚・のり・わかめなど)
- ごみ分別ごっこ(海を守る遊びにつなげる)
まとめ
海の日は、日本ならではの自然や文化に目を向ける大切な祝日です。子どもたちにとっては、「海ってすごい」「大切にしたい」という気持ちを育てるきっかけになります。保育の中では、遊びや制作、会話を通して無理なく取り入れることがポイントです。自然への感謝を伝えながら、楽しく学べる時間をつくっていきましょう。