毎年、6月第3週の日曜日(2021年は6月20日)は父の日です。子どもに「父の日ってなに? どうしてあるの?」と聞かれたら、由来をわかりやすくはなせますか?保育園でもとりあげることがある父の日について、子どもにもわかりやすく説明します!
1.父の日とは
父の日は、家族のためにがんばるお父さんに「ありがとう」の気持ちを伝える日です。
アメリカで始まった習慣が世界中に広まり、日本では毎年6月の第3日曜日に祝われています。母の日が5月にあるように、父の日も感謝を伝える記念日として定着しています。
園でも、保護者への感謝を伝える機会として取り入れやすい行事のひとつです。制作活動や会話を通じて、子どもたちが身近な人への思いやりを育むよいきっかけとなります。
2.父の日の由来
父の日は、1909年にアメリカ・ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドさんという女性が提案したのがはじまりです。彼女は、男手ひとつで6人の子どもを育て上げた父親への感謝の気持ちを「母の日のように父の日もつくって伝えたい」と考え、教会での礼拝を開いて祝いました。
その後、少しずつ広まり、1972年にアメリカで国の記念日として正式に制定されました。日本には1950年代に紹介され、6月の第3日曜日が「父の日」として定着するようになりました。

3.子どもへのわかりやすい説明
2歳児向けの説明
「きょうは“ちちのひ”。いつもがんばってくれてるパパに“ありがとう”っていおうね。すきなえをかいて、プレゼントしようか。」
3歳児向けの説明
「“ちちのひ”は、みんなのことをまもってくれるパパに、“ありがとう”ってつたえるひだよ。おてがみをかいたり、すきなものをつくってあげようね。」
4歳児向けの説明
「6がつの“ちちのひ”は、いつもおしごとをがんばってくれているパパに、“ありがとう”をつたえるひだよ。」
「アメリカで、パパをたいせつにしてくれたおんなのひとが“ちちのひ”をつくったんだって。みんなも、おてがみやえで“ありがとう”のきもちをとどけてみよう。」
5歳児向けの説明
「“ちちのひ”は、いつもいっしょうけんめいおしごとをしているおとうさんに“ありがとう”っていうひなんだよ。」
「むかしアメリカにいたソノラさんというひとが、じぶんをそだててくれたおとうさんに“ありがとうをつたえたい”っていって、このひができたんだって。」
「いまではにほんでも、6がつのだい3にちようびが“ちちのひ”ってよばれているよ。おとうさんのすきなものをかいたり、プレゼントをつくったりして、きもちをつたえてみようね。」

4.関連情報
父の日は、日ごろの感謝の気持ちを伝える機会として、保育現場でも取り入れやすい行事です。保育活動としての制作に限らず、「ありがとう」の気持ちを言葉で伝える練習にもなります。
また、家庭での関わりや親子のエピソードを共有することで、保護者との信頼関係を深めるきっかけにもつながります。
「子どもから大人へ感謝を伝える経験」をサポートすることは、子どもの心の成長にも大切です。
5.父の日にちなんだ保育活動
以下のような活動は、年齢や発達に応じてアレンジ可能です。
- パパの似顔絵制作(クレヨン・絵の具・ちぎり絵など)
- 「ありがとうカード」づくり(子ども自身のメッセージ付き)
- ネクタイやTシャツのクラフト制作
- パパの好きなものビンゴ(子どもと一緒に考える)
- お仕事ごっこ(保育室で「おしごとたいけんあそび」)
- 「パパのすきなところ」インタビュー用紙作成
- 家庭との連携で「プレゼントを渡す時間」を園だよりで提案
まとめ
父の日は、子どもたちにとって「身近な大人に感謝の気持ちを伝える」という大切な経験ができる行事です。保育のなかでやさしい言葉かけや制作を通じて、子どもたちの思いやりの気持ちを育みましょう。
また、父の日の背景を知ることで、行事そのものにも深みが増します。子どもたちが楽しみながら感謝を伝えられる、心あたたまる一日となればよいですね。