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「敬老の日」の由来|子どもにわかりやすい解説

敬老の日に向けて制作などをする園は多いと思います。ですが敬老の日の由来についてはあまり子どもに話していないのではないでしょうか?敬老の日の由来について、子どもにもわかりやすく解説をしています。保育士として行事の由来を子どもたちに伝えることは、クラス活動をスムーズに進める上で大切なことです。子どもに由来をしってもらって活動に取りかかれるようにしましょう。また敬老の日の由来だけでなく、敬老の日をクラス活動に取り入れるアイディアが満載。毎年行う行事だけにマンネリ化してしまいがちなので、ぜひこれを読んで子どもたちも楽しめるクラス活動にしてくださいね。

 敬老の日の由来 子どもにもわかる解説

「村のお年寄りを大切にして、お年寄りに教えてもらって村作りをしょう」と、9月15日に「としよりの日」を設けたのがはじまりとされています。

その年寄りの日に「敬老会」という集まりをしたこともあって、のちに「敬老の日」という名前になりました。敬老とは「お年寄りを大切にして、長生きをお祝いする」という意味です。敬老の意味もあわせて子どもに伝えるとイメージが伝わりやすいのではないでしょうか?

敬老の日っていつなの? 何をする日?

花束もらうおばあちゃん

毎年9月の第3月曜日が「敬老の日」です。2021年は9月20日(月)になっています。子どもたちに「何をする日なの?」と聞かれた時には

「おじいちゃんやおばあちゃんに、ありがとうを伝える日です」
「ずっと元気でいてね、とおじいちゃんおばあちゃんに言う日だよ」

と伝えるとわかりやすいですね。

敬老の日に向けた活動アイデア

敬老の日の由来がわかると、子どもたちも活動に意欲がでます。ここではクラス活動として取り上げることが多い題材をあつめてみました。

プレゼント作り

敬老の日の活動として身近にいるおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントを作る園は多いです。プレゼントを渡す時のセリフも園で取り組むことも忘れずに。相手にも保護者にもきっと喜ばれますよ。

フォトフレーム

厚紙を使うのはもちろん、市販品をデコレーションしたものも喜ばれます。写真を受け取る機会が減っていますから、現像した写真も一緒に用意するのも良いですね。

お葉書

遠方でも直接届くので選ばれることが多いプレゼントです。年齢に合わせた活動をすることで、受け取る側はその子どもの成長を感じることができます。年齢別にあわせた活動を例としてのせておきますね。

0歳児:手形や足形を動物などに見立てた「手形アート」
1歳児:タンポ(割りばしとガーゼを使ったスタンプ)をつかってコスモス作り
2歳児:クレヨンで自由描画したあと、絵の具を塗るはじき絵
3歳児:野菜スタンプで色鮮やかに
4歳児:自分の顔を書いた作品
5歳児:相手の似顔絵とかんたんな文字のなぞり書き

どの年齢においても、子どもが楽しんで制作できるように先生は口出ししすぎず、褒めながら制作を進めることが大切です。楽しみながら行なった制作はおじいちゃんおばあちゃんがプレゼントを受け取った時に話のネタや褒めてもらうきっかけになること間違いなしですよ。

うちわ

敬老の日

うちわも実用性があっておすすめのプレゼントです。無地のうちわをつかって作品は簡単ですし、アレンジもしやすいです。年中、年長さんでしたらうちわの制作キットをつかって、染め紙を貼り付けてもいいですね。

昔の遊びにチャレンジ

敬老の日に向けて昔の遊びに触れる活動を取り入れるのもいいでしょう。こまやたけとんぼ、ビー玉、おはじき、けん玉といった昔ながらの遊びに触れることで昔に対する関心も高まります。

その上でおじいちゃんおばあちゃんの話を聞く機会を儲ければ子どもたちはますます興味津々になることまちがいなしですね。また昔ながらの遊びを制作活動に取り入れることもできますよ。例えば

牛乳パックを使ったこま作り
簡単たけとんぼ
ビー玉をつかった紙コップ競争

などがありますね。

昔の道具に触れてみよう

黒電話やリモコンのないテレビは珍しいものになりましたね。子どもたちもみたことがある子は少ないかもしれません。実物や絵本で、昔の道具についてお話しすることで子どもたちが昔について興味をもてるのでおすすめです。昔のヒーロー、ヒロインを取り上げてみてもおもしろいかもしれませんね。

まとめ

敬老の日は「お年寄りを大切にし、またお年寄りから教えてもらう」ことから始まりました。ハッピーマンデー制度によって現在では9月の第3月曜日が敬老の日になっています。敬老の日に向けた制作や活動は、敬老参観がある園はもちろん季節にあわせた活動としても取り入れやすいものです。

ぜひこの記事を読み返して自分のクラス活動に取り入れてみてくださいね。もちろん自分にとって身近なおじいちゃんおばあちゃんへの感謝も忘れずに伝えましょう。きっと相手に喜ばれますよ。

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ほいくnote編集部

ほいくnote編集部

ライター

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