2021年度版、【12月の指導計画(月案)】<0歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●前月の子どもの姿
・靴での歩行に慣れ、自分から靴を着脱しようとする。
・言葉やしぐさで特定の保育士に要求を伝えようとする。
●保育目標
・暖かい日には、十分な寒さ対策をした上で積極的に戸外に戸外で遊ぶ。
・クリスマスの楽しい雰囲気を感じる。
●養護・教育(五領域)
ねらい
・ひとりひとりの体調の変化に気をつけて過ごせるようにする。
・「いや」と言葉やしぐさで伝えようとする。
・暖かい日には、十分な寒さ対策をして戸外で遊ぶ。
・保育士や友だちの遊びを見て興味を持ち、平行遊びをしようとする。
・クリスマスの絵本や飾りを保育士に見せてもらいながら、楽しい雰囲気を感じる。
・「ワンワン」「ブーブー」「どうぞ」など、簡単な一語文を発語しようとする。
・保育士が歌うクリスマスソングを、語尾や言葉など、部分的に真似して歌おうとする。
環境・構成
・冬の感染症が流行りやすいので、衣服の調整や玩具の消毒など、改めて職員間で共通意識を持つ。
・自我の芽生えを認め、自分でやりたい気持ちを見守りながら、個別に対応する。
・気温に合わせて防寒着を調整し、暖かくして過ごせるようにする。
・十分に平行遊びが楽しめるように、玩具の数を充実させておく。
・クリスマスを題材にした絵本を読む。
・散歩中に見つけた犬や車など、積極的に保育士が言葉にすることで、発語できるようにする。
・子どもたちが真似しやすい歌詞のクリスマスソングを選ぶ。
予想される子どもの活動
・午睡時に暑がったり、寒がったりする子どももいる。
・玩具の取り合いが起こることもある。
・寒さから鼻汁が出る子もいる。
・同じ遊びをして、時々友だちに気がつき、目を見合わせて笑ったりしている。
・興味があるものを指さしたり、絵本を保育士の元に持ってくるなど、何度も読んでほしいことを伝えている。
・保育士の真似をして、発語してみようとする。
・曲を流したり保育士が歌うと、期待を持って手を叩いたり体を揺らしている。
配慮事項
・気温に応じて、保護者の方に毛布を持参していただく。
・同じものがある事を知らせ、取り合いから手が出るトラブルを防ぐようにする。
・戸外での活動の際は、保育士のエプロンや散歩カートにティッシュを携帯し、いつでも拭き取れるようにする。
・「一緒だね」「嬉しいね」など、平行遊びの中でも相手に気がつくことが出来るような言葉をかける。
・園内の飾りと、絵本の絵が同じであることを伝え、見つけた喜びを共に分かち合う。
・出来たことを認め、褒めることで、自信に繋がるようにする。
・保育士自身も楽しみながら歌い、手遊びを加えるなどして、楽しい雰囲気をつくる。
●食育
・「もぐもぐ」と保育士の口の動きを真似して、よく噛んで食べる。
・保育士が口を動かしたり、「もぐもぐ」と言葉にして、模倣しやすくする。
・出来たことを褒めてもらっている友だちを見て、自分もやってみようとする。
・無理なく取り組めるよう、褒めることを意識する。
●健康・安全
・冬の感染症が流行りやすい時期なので、家庭での健康状態をしっかりと把握し、体調の変化に気を配る。
・感染症がまん延しないよう、保育室の換気や、温度、湿度のこまめな調整と、玩具の消毒など、改めて職員間で共通意識を持って取り組む。
●保護者支援
・戸外で遊ぶ時のジャンパーや、午睡時の毛布など、寒さ対策をおたよりにも記載し、保護者の方に準備していただく。
●今月のポイント
行事
・文化の日
・勤労感謝の日
手遊び・お歌
製作・折り紙
●ダウンロード
すぐに使える月案【12月・0歳児クラス】
▼その他の参考ノート