保育の学び

【1月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<0歳児クラス>

2022年度版、【1月の指導計画(月案)】<0歳児クラス>となります。

 前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

前月の子どもの姿

年末年始の休み明けで、体調が変化しやすくなっている。
よく泣くなどして情緒が不安定になる子もいる。

保育目標

ひとりひとりの様子を見ながら、抱っこなど触れ合う機会を沢山作り、安心して過ごせるようにする。

養護・教育(五領域)

ねらい

ズボンを自分ではこうとする。
抱っこなど触れ合いによって安心して過ごす。
ひとりひとりの体調の変化に合わせて、無理のない活動をする。
保育士や友だちと同じことをして楽しむ。
快適な室温の部屋で、裸足で歩行活動を楽しむ。
わらべうたや、タッチング遊びを楽しむ。
だるまが題材の絵本を読み、だるまの様子を体全体で真似をして楽しむ。

環境・構成

トイレ内に椅子を用意し、座ることでズボンに足を通しやすくする。
子どもたちが安心できるよう、保育士はゆったりとした気持ちで関わる。
衣服の調整や、検温をこまめに行う。 年末年始の過ごし方について、保護者の方から聞き取りをしておく。
「○○ちゃんだよ」「一緒だね」など、子どもの気持ちに寄り添って代弁する。
床暖房を使用し、裸足でものびのびと歩行が出来るようにする。
情緒の安定につながるよう、タッチング遊びを取り入れる。
子どもたちが親しみを持てるよう、絵本を読みながらだるまのしぐさを保育士が真似してみる。

予想される子どもの活動

保育士に手伝ってもらいながら、少しずつ自分で出来ることに喜びを感じている。
よく泣くなどして不安を訴える子もいる。
年末年始の疲れから、体調の変化が見られる。
歩きながらその場で回るなど、偶然同じことをして楽しんだ経験を、何度もやってみることで喜び合っている。
まだ歩行が確立していない子もいる。
もう一回、としぐさで伝えている。 何度も行うことで安心感を感じている。
保育士やだるまの様子を見て笑っている。 体全体で真似をして、楽しんでいる。

配慮事項

自分で着脱しやすいよう、上下が分かれた服や柔らかい素材のズボンを、保護者の方に用意していただく。
ひとりひとりの様子に合わせて、1対1での活動を増やす。
体調の変化があった時に、保護者の方の連絡先に変更が無いか、改めて確認しておく。
保育士も同じことを繰り返し行ったり遊ぶことで、子どもたちの気持ちを共有する喜びを伝えていく。
歩行が確立していない子には、箱押し遊びの箱を用意し、活動しやすくする。
なかなか自分から「やって」と伝えにくい子もいるので、積極的に保育士が関わる。
表現する時に、子ども同士の手がぶつかったりなどのトラブルを防ぐため、距離感など気を配る。

食育

手づかみで食べたり、スプーンを使って食べたりする。
ひとりひとりの状況に合わせて、手づかみ用のおにぎりやスティック野菜、スプーン用の小皿などの準備を、調理員へお願いしておく。
保育士に見守られながら、自分から手づかみ食べをしたり、スプーンを使って食べようとする。
出来た事を十分に認め、まだ難しい所は介助スプーンを使ったり、スプーンに手を添えるなどして、個別に対応していく。

健康・安全

休み明けで久しぶりの登園となるので、心身の健康に気を配り、落ち着いて過ごせるよう、抱っこなど保育士との触れ合いの機会を沢山作る。

保護者支援

ズボンの着脱をやってみようとする子もいるので、子どもが自分で着脱しやすい素材のズボンを用意していただく。

今月のポイント

行事

お正月
成人の日

手遊び・お歌

製作・折り紙

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すぐに使える月案【1月・0歳児クラス】
1月月案0歳児

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その他の参考ノート