保育の学び

【8月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<5歳児クラス>

2022年度版、【8月の指導計画(月案)】<5歳児クラス>となります。

 前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

前月の子どもの姿

保育者の声掛けをきっかけに、自分の体調に合わせて休息をとったり水分補給をしたする。 
友達関係が深まり、意見を言い合って遊ぶ姿が見られる。

保育目標

自分の健康状態が分かるようになり、自ら水分補給や休息をとろうとする。 
ルールの大切さに気付き、意識をして守ろうとする。

養護・教育(五領域)

ねらい

自分の体調に合わせて休息をとったり水分補給をしたりできるようにしていく。
保育者に見守られているという安心感を味わいながら、のびのびと遊ぶ。
全身を使って活発に遊ぶ。
年下の友達を思いやって遊ぶ。
水遊びを発展させ、泥団子や色水を作ってその変化を楽しむ。
経験したことを友達や保育者に話し、会話を楽しむ。
水遊びで使う玩具を自分で考えて作成してみる。

環境・構成

戸外遊び中でも休息が取れるよう、木陰にシートを敷いて休息のコーナーにする。 個別の水稲やコップを準備し、いつでも水分補給ができるようにする。
子どもの思いに気づき、安心して思いを伝えられるようにする。
水遊び中の約束事や遊具の使い方を知らせ、安全に遊べるようにする。 子ども達にも安全な遊び方について話をしておく。
お盆の時期など、人数の少ない時には他クラスの友達と過ごす時間を設ける。
事前に子ども達に使いたい用具を聞いて、それらを準備しておく。
休み中の過ごし方について発表するなど、自分の体験したことを話す機会を作る。
子どもの自由な発想を実現できるよう、様々な素材を準備する。

予想される子どもの活動

疲れたりのどが渇いたときには、休息コーナーで休む姿が見られる。 活発に遊ぶことに集中して休息をとらない子どももいる。
保育者に思いを受け止めてもらいながら、友達と積極的に遊ぶ。
水遊びでは水にもぐったりバタ足などをして楽しむ。園庭でも鬼ごっこなど、友達と体を動かして遊ぶ。
小さい友達のお世話をしようと張り切る。 無理やり遊びに誘ったりして泣かれてしまうこともある。
何色かの色水を混ぜてできる色を予測しながら遊ぶ。 作った色水や泥団子を使ってごっこ遊びを楽しむ。
楽しかったことや悔しかったことなどを積極的に伝えようとする。
自分で考えながら、集中して製作に取り組む。 うまくいかずに保育者に援助を求めることもある。

配慮事項

ひとりひとりの体調を把握し、適切な休息・水分補給ができるように声をかけていく。
言葉にならない思いに気づき、保育者から声をかけることで安心して話ができるように配慮する。
動きが活発になっているが夏の疲れも出てきているので、不慮の事故に十分気を付けて保育を行う。
年下の友達の気持ちを保育者が代弁しながら、異年齢の友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わえるようにする。
自分たちで遊びを広げていく楽しさを味わえるよう、見守ったりさりげなく声をかけたりする。
人前で発表することが苦手な子どもには無理強いをせず、答えやすい質問をするなどの配慮をする。
ひとりひとりの工夫を認め、作り上げたことを一緒に喜ぶ。 子どもからの働きかけに丁寧に応じ、自分でできたという達成感を味わえるようにする。

食育

自分達が食べているものがどのようにできているのか知ろうとする。
園で収穫した野菜について図鑑で調べ、その成長過程を知る。 給食で使われている食材の調理方法を給食室の職員に知らせてもらう機会を作る。
野菜の成長過程に驚いたり、「どうしてこういうかたちになるのだろう」と疑問を持ったりする。
実際に食物を手にしたり間近で見たりして、自分たちの食卓がどのようにできているのか関心をが持てるようにする。

健康・安全

動きが活発なので、水遊び中の事故に十分気を付ける。保育者の配置を工夫し、死角を作らないようにする。 熱中症のリスクにもなるので、戸外遊び中のマスクの着用について話し合っておく。

保護者支援

活発に遊ぶ一方で疲れも見られる時期なので、休みの日にも十分な休息をとり健康に過ごせるよう伝えていく。 長期休みに入った子どもには休み中の生活について丁寧に聞き、無理なく園生活が送れるようにしていく。

今月のポイント

行事

山の日
お盆
夏休み

 

手遊び・お歌

製作・折り紙

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すぐに使える月案【8月・5歳児クラス】
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その他の参考ノート