2022年度版、【8月の指導計画(月案)】<4歳児クラス>となります。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、家庭や地域との連携など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
●前月の子どもの姿
・戸外遊びの後や給食前にはすすんで手洗いをする。
・自分の意思を伝えようとするが、うまく伝わらずイライラしたり友達とぶつかり合ったりする姿もある。
●保育目標
・保育者の話を聞いて、自ら健康に過ごそうとする。
・保育者とのかかわりの中で様々な言葉の意味を知り、適切に使おうとする。
●養護・教育(五領域)
ねらい
・保育者の話を聞いて、自分で水分補給をしたり着替えをしたりできるようにしていく。
・疲れた時には休息をとるなど、安定感をもって過ごせるようにする。
・感染症についての話を聞いて、自らうがいや手洗いをしようとする。
・異年齢の友達と一緒に遊ぶ楽しさを知る。
・園庭や散歩先で見つけた昆虫に興味を持つ。
・様々な言葉を獲得し、適切な場面で使おうとする。
・友達と協力して大きな作品を作ろうとする。
環境・構成
・自由に水分補給ができるように個別の水筒やコップを準備する。 汗をかいたときには着替えをして、さっぱりとした気分を味わえるようにする。
・ゆったりと遊べるコーナーを作り、自由に使えるようにする。
・ペープサートなどを用いて夏の感染症について知る機会を作る。 正しい手洗いの方法をイラストなどで示しておく。
・お盆の時期など、子どもが少ない時には他クラスの友達と過ごす機会を作る。
・見つけた昆虫について自由に図鑑で調べられるように準備をしておく。
・登園時の食事の挨拶、友達とのかかわりの中で必要な「ありがとう」「ごめんね」などの言葉が自然に言えるようにしていく。
・段ボールなど様々な素材や道具を用意しておき、いつでも自由に制作できるようなコーナーを設ける。
予想される子どもの活動
・のどが渇いたときには「おちゃののんでくる」と保育者に伝え水分補給をする。 遊びに夢中で水分を取り忘れる子どももいる。
・活発に遊んだり、静かに遊んだりとその時の自分の気持ちや体調に合わせて遊ぶようになる。
・「バイ菌をやっつけよう」と言いながら手洗いやうがいをするようになる。
・年上の友達にあこがれて真似をしたり、年下の友達のお世話をしようとしたりする。
・見つけた虫に触れたり、図鑑で見つけたりして遊ぶ。
・登園時には元気な声で「おはようございます」と挨拶をする。 友達同士の会話の中で、適さない言葉を使う子どももいる。
・「一緒にやろう」と声を掛け合いながら夢中になって作成する。 友達のやり方を認めたり否定したりする。
配慮事項
・熱中症について話をしながら水分補給の大切さを伝える。 適宜声掛けをして水分補給を行うようにする。
・休息を忘れて遊び続けている子どもには、様子を見ながら声をかけ適切な休息をとれるようにする。
・まだ正しく手洗いをすることは難しいこともあるので、保育者が見守ったり一緒に手洗いを行うことで身につけられるようにしていく。
・年下の友達の気持ちを保育者が代弁しながら、一緒に遊ぶ楽しさを味わえるようにする。
・昆虫に興味のない子どもでも興味が出た時に取り組めるように、イラストを貼っておく。
・「こういうときはなんていうのかな」と質問をしながら、場面ごとに適切な言葉を使えるよう知らせていく。
・子ども同士のやり取りを見守ったり、さりげなく声をかけるなどしながら、ひとりひとりの自由な発想を活かしながら、作り上げる喜びを味わえるようにする。
●食育
・旬の野菜について、絵本や図鑑で調べてみる。
・園で育てている野菜の収穫をし、その野菜について自分で調べられるように図鑑を用意する。
・図鑑を見ながら友達と会話を楽しむ。 植物に興味のない子もいる。
・収穫した野菜を給食で食べたり調理の過程を知らせたりすることで、植物が身近に感じられるよう工夫する。
●健康・安全
・動きが活発になるので、水遊び中の事故には十分気を付ける。保育者の配置を工夫し、死角になる場所がないようにする。 夏の感染症が流行る時期なので、体調管理を丁寧に行う。 熱中症の危険もあるので、戸外遊びの際のマスクの着用について話し合っておく。
●保護者支援
・動きが活発になっているが疲れも出てくる時期なので、家庭でも休息をとりながら体調管理をしていただく。 長期休暇になる子どももいるので、休みの間の生活について丁寧に伺い無理のない園生活が送れるようにしていく。
●今月のポイント
行事
・山の日
・お盆
・夏休み
手遊び・お歌
製作・折り紙
●ダウンロード
すぐに使える月案【8月・4歳児クラス】
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