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知らないと損をしてる!?後輩保育士と良好な関係を築くには?ポイントと指導法【コミュニケーション】

保育を行っていく上で大切なことは、子どもとの接し方や保育内容だけではありません。
大事な子どもたちの命を守る保育士という仕事は、一緒に働く「保育士同士の関係性」も大切になってきます。

今回は、関係を築くのが難しいと思われがちな「後輩保育士」との関係性の築き方や指導法をご紹介します。
子どもたちの健やかな成長に寄りそうためにも、どのような関係性を築くべきか一度考えてみてくださいね。

1.後輩保育士と良い関係を築くポイント

近年、保育業界も男性保育士が増えてきましたが、まだまだ女性保育士が圧倒的な割合で従事する業界です。
女性の多い職場となると、良好な関係を築くのが難しそうというイメージもあるかもしれません。
より良い保育を行うためにも、相手のことを理解して行動することが大事です。

1-1.常に笑顔で話しかけやすい存在になる

後輩保育士との仕事は、自分の仕事プラス後輩の指導もあるので忙しいですよね。
そんな時でも「笑顔」でいることは忘れないようにしましょう。
笑顔で話しかけやすい雰囲気があれば、自然と後輩保育士も声をかけやすくなります。後輩の立場からすると、仕事中の先輩保育士に声をかけるのは緊張するものです。

にこやかな雰囲気を作れば、親しみやすく良好な関係を築く一歩となりますよ。

1-2.感謝と気配りを忘れない

先輩後輩関係なく、「気配りを忘れない」ことが大切です。
ちょっとした作業を頼んだり、助かった場面があれば「ありがとう、とても助かった!」と素直に伝えましょう。

些細なことでも「感謝」の気持ちを伝えることで、後輩保育士も役に立っているという実感がわき、積極的に行動することができるはずです。

また、年度始めや行事の前後など保育士としての仕事が忙しくなる時期は「疲れてない?」「休憩はちゃんと休むんだよ」と声をかけてあげるのも、後輩に対する大事な気遣いです。

1-3.仕事やメンタルのフォローをする

後輩保育士が仕事中に失敗してしまったり、トラブルが起きた場合は先輩保育士のフォローが必要不可欠です。
新しい職場に来たばかりの時期や新任の保育士だと、失敗して落ち込むこともありますよね。
そういうときには

「ちゃんと報告してくれてありがとう」
「すぐに相談してくれてありがとう」
「失敗してしまった点もあったけど、ここは良かったよ」

などのフォローをしましょう。
失敗やトラブルを責めるのではなく、「どうしたらよかったのか」「今後どうしていけばよいか」を一緒に考えることが大事です。
そのためにも普段から相談しやすい関係性でいたいですね。

1-4.仕事としての線引きをする

なんでも話せる関係を目指すものの、仕事の役割ややるべき事がおざなりになってしまう関係性はNGです。
「仲が良いから間違っていることを注意しない・できない」などの間違った関係性は、後輩保育士の成長に繋がりませんし、何より業務に支障が出ます。

あくまで保育士として、子どもの成長に寄り添った保育をしていくことが本来の目的だということを忘れずに、後輩保育士との適切な関係を築いていきましょう。

保育士2人

2.後輩保育士にはどのような指導をする?

良い関係を築きながらも、先輩保育士は後輩保育士にしっかり指導をしていかなくてはいけません。
後輩保育士への指導のポイントをおさえて、実践していきましょう。

2-1.指示は的確にわかりやすく伝える

後輩保育士への指示は、的確にわかりやすく伝えるよう心がけましょう。

「この作業やっておいてね」

というあいまいな言葉だと、後輩保育士はどのように動いたら良いのかわからず、上手に伝わっていないかもしれません。

「この作業は〇〇までに、やっておいてね。終わったら一度見せにきて」

と的確に期限やチェックの有無を伝えることで、ミスが減ります。
また、複数の指示があるときは一度に伝えず、順を追って説明をすると良いでしょう。
優先順位がある場合は

「こっちを先にして、時間があれば次の作業をしてほしい」

とどちらを優先すべきなのかしっかり伝えることが大事です。

2-2.後輩保育士の意見を取り入れる

日々の保育の中で、先輩保育士が主となって保育内容や保育方針を考えることが大きと思います。
後輩保育士の意見も取り入れて、保育内容に反映していけると良いですね。

例えば製作内容を決めるときや、手遊びなど

「今月はどんなのが良いと思う?」

と聞いてみると新しい提案が浮かぶかもしれません。
ちょっとした作業でも、後輩保育士からの意見を聞き

「そういう方法も良いね!今回はそのやり方でやってみよう」

と、肯定的に受け入れる体制を作っていきましょう。
受け入れてくれる先輩がいるからこそ、後輩保育士も積極的に意見を出し、保育に参加することができます。

2-3.頑張っている姿を褒めて認める

後輩保育士の良かった点や頑張っていたところは、素直に褒めましょう。
製作準備や行事の準備など

「大変だったでしょう?よく頑張ったね」

という一言だけで、後輩保育士は嬉しい気持ちになります。
どのような点が良かったのか具体的に褒めることで

「頑張りを見ていてくれているんだ」

と自信に繋がります。
大変でも頑張れば評価してもらえるという安心感を得ることができますよ。

エプロン2人

まとめ

後輩保育士との良い関係の築き方や、指導方法をご紹介してきました。

自分の仕事をしながら後輩の指導をするのは大変ですよね。
保育はチームワークが大切で、後輩といえど現場では子どもたちを守る頼もしい存在になってもらわなくてはいけません。

なんでも話せるような関係を築き、いつでも感謝の気持ちや気配りを忘れずに指導していけたら良いですね。

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