小学校では夏休みに入る季節、保育園や子ども園ではいつもと変わらず元気に子どもたちが登園して来ますね。そんな時、「少しでも夏らしい経験をさせたい」と思いませんか?
水遊び、泥遊びももちろん楽しいですが、子どもたちにとって「夏祭り」はもっと特別なお祭りではないでしょうか。
子どもたちと一緒に作り上げる夏祭りについて、ねらいや導入もしっかりおさえていきましょう!
1.夏祭りとは
夏祭りとは、夏の時期に行われる日本のお祭りのことです。諸説ありますが、稲作の時期に重なることから「豊作を祈る」「自然災害が起こらないよう祈る」などの意味があったり、「ご先祖様を迎える」「地域住民の親睦を深める」という目的があるお祭りもあるそうです。
2.子どもたちへの導入
子どもたちに「夏祭り」を説明する時は、簡単なポイントをおさえてわかりやすく伝えましょう。
2-1.夏祭りの意味
子どもたちは地域の小学校のお祭りや花火大会へ行った事がある子もいるでしょう。何故そのお祭りが行われているのか、簡単に伝えておくと良いですね。
- お祭りは、地域の人たちが仲良くなるために開催されるんだよ。
- お米や野菜が沢山採れますように。そしてみんながお腹いっぱい食べられますように。ってお祈りするお祭りもあるよ。
- みんなのご先祖さまがお盆に帰ってくるから、楽しくお迎えしたり、送り出す意味があるんだよ。
2-2.夏祭りの内容
では、「夏祭り」とは何をする事でしょうか?
子どもたちに聞いてみると、「金魚すくい」「くじびき」など出店の情報が出てくるのではないでしょうか?
もちろん楽しい出店を作るのも良いですが、日本の伝統として「盆踊り」を教えるのもみんなで楽しめますよ。盆踊りは特にご先祖様の霊を慰める意味があるため、夏祭りを楽しむ意義にもなるでしょう。
子どもたちと確認しながらイメージを膨らませていきましょう!
2-3.保育園での夏祭りの目的を決める
一通り夏祭りについてお話ができたら、子どもたちのイメージも膨らんできます。
導入の最後に「保育園で夏祭りをする意味」を考えていきましょう。
- 保育園のみんなが仲良くなれるように
- ご先祖様に楽しい姿を見せられるように
- みんながお腹いっぱい食べられるように
など、子どもたちから出てくるアイデアを元にまとめていけると良いですね。
ただお祭りを楽しむのも良いですが、月齢が上がると「なぜ」「なんのために」を大切にできる年になります。考える力を伸ばしつつ、知識を広げていく手助けをしていきましょう。

3.夏祭りの内容を決める
それではいよいよ夏祭りの内容を決めていきましょう。
- 店番は大人がするのか、子どもがするのか
- 対象年齢は何歳からか(乳児は参加するのか)
- お金のやりとりはあるか、その場合保護者の参加が必要か
- お土産について(無料の景品、手作りの景品など)
- 服装や時間帯
- 盆踊りの曲
など、決めることは沢山あります。
まずは出店を子ども主体にするのか、子どもはお客さん中心にするのかで大きく変わって来ますね。
園の予算や、実施できる時間帯などを考慮しながら考えていきましょう。
4.幼児が楽しめる出店
町のお祭りでは、金魚すくいや食べ物の出店など楽しいものが沢山ありますが、保育園内で行う夏祭りでは予算や人数等の事情で同じようなクオリティにすることは難しいと思います。
そこで、園で簡単にできる楽しい出店を紹介していきます。
4-1.ワニワニパニック
牛乳パックに割り箸を刺した物でワニをいくつか作り、それを手作りのハンマーで叩く遊びです。段ボールなどで穴をつくり、ワニを出し入れしてお客さんを楽しませます。
お店屋さん役も子どもが出来ますし、低年齢の子も簡単に楽しめるゲームです。
手作りのワニやハンマーは、年長児がそれぞれ作るのも楽しいでしょう。
4-2.空気砲射的
ペットボトルや紙コップを土台に、風船をくくりつけて空気砲を作りましょう。
※「風船 空気砲」などで検索すると様々な種類が出てきます。作る人の年齢に合ったものを選びましょう。
色画用紙や牛乳パックでキャラクターの的などを作っておくと、簡単に倒れて楽しめます。
段ボールで大きな空気砲を作るのも良いでしょう。空気砲は怪我や弾がなくなる心配がなく、低年齢でも簡単に扱えるのでおすすめです。
4-3.わなげ
2リットルのペットボトルにえのぐで作った色水を入れ、ピンにします。新聞紙で作った輪っかにビニールテープを巻いて投げ輪を作ると、わなげを楽しめます。
ペットボトルのピンにキャラクターの絵を貼ったり、年齢に合わせて投げる距離を変えることでどの年齢でも楽しめます。
4-4.魚すくい
牛乳パックなどの軽い素材を使って、自由に海の生き物を作ります。作ったものをビニールプールなどに入れ、網やポイですくう遊びです。
破れるポイを使うのではなく、何度もすくえる素材のものを用意することで、低年齢でも楽しめます。また、繰り返し遊ぶことが出来ます。
海の生き物は年長児が作るのも楽しいですね。
キラキラのシールを貼ったり、スズランテープをくくりつけるなど異素材を取り入れる事で楽しくすくうことが出来ますよ。
5.盆踊り
盆踊りは、夏祭りの数日前から何度か踊る経験が出来ると良いでしょう。
「ドラえもん音頭」「アンパンマン音頭」など、子どもにもわかりやすい曲で踊るとよいでしょう。低年齢の子も楽しく参加できます。
全員で2.3重の円になり、反時計回りに回りながら踊ると一体感も出て素敵ですね。

まとめ
園で行う夏祭りについてまとめてみました。
保育者たちも順番に夏休みを取っていく中、子どもたちも毎日変わり映えしないおもちゃで暑い中遊ぶのもマンネリ化しますよね。
「夏祭り」という目標を決め、製作をしたり、盆踊りを練習するなど準備を進めることで充実した時間を過ごすことができるでしょう。
ぜひ、楽しい夏祭りを作ってくださいね。