
2025年度版、【9月の指導計画(月案)】<4歳児クラス>です。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、保護者支援など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!
保育目標
- 季節の移り変わりに気づき、秋の自然に親しむ。
- 屋外で身体を動かすことを楽しみ、自分なりに目標を持って運動会の練習に取り組む。
子どもの姿
- 年長児の運動会練習に憧れを持ち、一生懸命取り組もうとする。
- 身体を動かす事に苦手意識があったり、練習をする事を嫌がる子がいる。
ねらい
教育
健康
- 園生活のリズムを取り戻し、活動と休息のバランスをとりながら生活する。
- 身体を動かすことを楽しむ。
人間関係
- 友だちと協力して勝利する喜びを感じる。
- 友だちを励ましたり、応援する声かけを行う。
環境
- 秋の自然に触れる中で、観察したり飼育することを楽しむ。
- 水分補給を自分のタイミングで行えるようにする。
言語
- ひらがなや数字に関心を持つ。
- ルールのあることば遊びを子ども同士で楽しむ。
表現
- 全身を使って音楽に合わせて表現する事を楽しむ。
- ただ大きい声を出すのではなく、歌詞の内容や音程を意識して歌えるよう取り組む
環境・構成
- 屋外ばかりの練習にならないように、交代でホールを使ったり、クラス内でも出来ることをする。
- 友だち同士で協力して遊べるような玩具を保育室に準備しておく。
- 秋の自然物を飾ったり、飼育できる環境を整える。
- ひらがなカードや、数字ポスターなど関心が持てるように飾る。
食育
- 箸の持ち方が確認できるようなポスターや絵本を準備する。
- 秋に旬の食材の実物を見れる、食べられるように準備する。
予想される子どもの活動
教育
健康
- 夏休みからペースを取り戻せず、登園渋りが出てくる。
- 運動が苦手な子がいる。
人間関係
- 友だち同士で協力する中で、リーダーシップを発揮する子や、言い方がきつくなりすぎる子がいる。
- 友だちに対して兄姉のように親切にする子や、面倒見の良い子がいる。
環境
- 自然物の採取に夢中になる子がいる。
- 関心のある事に対して知識を深める姿が見られる。
言語
- ひらがなを読める子が増えてくる。
- 身体を動かすゲームでなくても、ルールを理解して遊べるようになる。
表現
- 運動会の曲を口ずさんだり、家庭でも練習する子がいる。
- 歌詞を意識しながらある程度音程に合わせて歌える子が出てくる。
- 一方で、うまく音程に合わせられず苦慮したり、引き続き大声で叫ぶような子どもも見受けられる。
食育
- 刺し箸など、正しくない箸の持ち方、食事マナーが身についてしまっている子がいる。
- 食事中に立ち歩いたり、大きな声でおしゃべりするなどマナーを守れない子がいる。
配慮事項
教育
健康
- 運動会の練習を嫌がる子が必ずいるため、無理強いせずに寄り添いながら進めていく。
- 暑さに配慮しながら室内も上手く使って練習をする。
人間関係
- 友だち同士でのやり取りを見守る中で、間違っている事や気づくべき事に対して声掛けをする。
- 親切な気持ちや、優しさに対して気づき、認めていく。
環境
- 秋の自然に十分触れられるよう、園庭以外の場所へ散歩にでかけたり、園内の植物を観察できるような時間を作る。
- 図鑑や絵本をなるべくたくさん準備し、興味のある事へ関心を深められるよう手助けをする。
言語
- ひらがなを読めない子へ配慮しながらゲームを進めていく。
- 座ったままでも楽しめる遊びがあることを伝えていく。
表現
- 表現や歌が苦手な子もいる中で、全体での移動や見せ方など最低限なところから教え、自信を持てるように進めていく。
食育
- 食事中に落ち着いてマナー指導をしていく。
- 旬の食材を知らせる中で、なるべく実物に触れられる機会を作っていく。
健康・安全
- 運動会の練習がハードになると、怪我をしたり体調不良(熱中症など)になる子がいるため、様子を見ながら無理のないペースで進めていく。
- 連日の疲れが溜まらないように、十分な休息の時間を確保する。
保護者支援
- 運動会の練習の様子や内容を細かく伝えていき、家庭遊びでも疲れすぎないよう調節をしてもらう。
- 敬老の日のプレゼントや手紙作りを行う中で祖父母の情報(どちらの祖父母に渡すのか)などを共有し、子どもたちが相手のことを想って手作りできるよう進めていく。
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