子どもが大好きで色んな場面で活躍する「お歌」や「手遊び」。保育士や幼稚園教諭の皆さんはたくさん知っておききたいですよね!今回はその中からまな&ゆうの二人が「かたつむり」を実演してくれます。ぜひ動画でチェックしてみてください。
実演のポイント
「かたつむり」は、梅雨の季節にぴったりの穏やかな童謡です。
実演の際は、歌詞に出てくる“つの”や“まえにだせ”の部分で、手指を使ってかたつむりの形を作りながらゆっくりと動かすことがポイントです。
子どもが模倣しやすいように、左右の指で「でんでんむし」の角を表現するなど、簡単で視覚的に伝わる動作を取り入れるとよいでしょう。表情をやわらかく、テンポもゆったりと演じることで、雨の日の落ち着いた時間にぴったりの雰囲気が生まれます。
実演:まなゆう
対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
ゆったりとしたテンポと覚えやすい歌詞、手指を使った動作の模倣がしやすいため、2歳児から楽しめます。年齢が上がるごとに、虫や季節の自然への関心、言葉の意味理解へと発展できます。
年齢別の「ねらい」
・2歳児
かたつむりの手遊びをまねしながら、語感やリズムを楽しむ。
・3歳児
「でんでんむし」の意味に親しみながら、歌詞と動作の一致を経験する。
・4歳児
かたつむりの動きや特徴に興味を持ち、自然観察や制作へと広げる。
・5歳児
歌詞の意味を深く理解し、季節や生き物とのつながりを考える力を育む。
年齢別の「導入の仕方」
・2歳児
「かたつむりって知ってる?」とぬいぐるみや絵を見せながら、手の動きを見せて導入。
・3歳児
「お外に出ると かたつむりがいるかもね」と季節とのつながりを話題に導入。
・4歳児
「つのってどこにあるの?」と実際の写真や図鑑を使ってイメージをふくらませて導入。
・5歳児
「どうして雨の日に出てくるのかな?」とかたつむりの生態に関心を向けながら導入。
「かたつむり」について
「かたつむり」は、日本の伝統的な童謡で、子どもたちが自然や小さな生き物に親しむきっかけを与えてくれる一曲です。歌詞には「つのだせ やりだせ あたまだせ」という繰り返しがあり、かたつむりの動きをイメージしながら楽しめます。
メロディはゆったりとしており、落ち着いた雰囲気の中で集中力や観察力を育てることができます。特に雨の日や梅雨の季節に歌うことで、実際のかたつむりとのつながりも感じられ、季節感も自然と身につきます。
おすすめの季節や月
梅雨(6月)がおすすめです。
カタツムリが活発に活動する梅雨の時期に教えることで、実際の生き物と歌を結びつけた学びが可能です。雨の日の室内活動としても適しており、自然への興味を育むきっかけとなります。
歌詞
でんでんむしむし かたつむり
おまえのあたまは どこにある
つのだせやりだせ あたまだせ
でんでんむしむし かたつむり
おまえのめだまは どこにある
つのだせやりだせ めだまだせ
でんでんむしむし かたつむり
おまえのあたまは どこにある
つのだせやりだせ あたまだせ
作詞・作曲
作詞:不詳
作曲:文部省唱歌