ボール遊びに興味は出てきたけど、、、まだまだ前に投げるのは難しい。そろそろボール遊びを始めたいからボールに慣らしたい。そんな時に最適な遊びが、【ボールから逃げろ!ゲーム】です。
保育者が2人以上いれば小さな子どもでも楽しめます♪
意外とボールとタイミングを合わせるのが難しいゲームなので、保育者も入ってみても盛り上がりますよ!
今回もあらたうがこさんのイラストを使って解説していきます!
1.ボールから逃げろ!ゲームとは
【ボールから逃げろ!ゲーム】とは、枠の中と外で分かれて、中の子どもに向かってボールを転がして当てる遊びです。膝から上に当たってもアウトにはなりません。
前に投げる必要がないため、小さな子どもでも転がして楽しめます。また、逃げる側も足元のボールとタイミングを合わせてジャンプしたり、避けたりするのは意外と難しいです!
慣れて来るとボールを2個にして楽しみましょう♪
筋力、敏捷性、集中力など、様々な能力の発達が期待できます!
準備物
- ボール
- コート(白線などでOK)
対象年齢
3歳児/4歳児
必要な知識や経験
- ボールに親しみ、感触や跳ね方、危険性などある程度理解している。
- 「投げない」ルールを守ることができる。
2.遊びのねらい
転がす、避ける、飛ぶ、など全身を使って遊ぶゲームのため、粗大運動として身体能力を育む。
また、ボールの動きに集中して動くことから、集中力を養う。
友だちと集団遊びの中でルールを理解し、それを守る大切さを学ぶ。
ねらい
- 友だちや先生と全身を使ってゲームを楽しむ。
- ボールの動きに注目し、一生懸命逃げる。
期待される姿
- 友だちと同じ空間で、全身を使って楽しくボールを避ける。
- ボールを常に目で追って、当たらないように自分で考えて工夫していく。
3.事前準備
- 「投げない」「押さない」など、必要な約束事を決めましょう。話をする時は、子どもたちは座った状態で集中して聞けるようにします。
4.注意点と対策
- コートが狭すぎると、友だちにぶつかってしまう可能性が高まります。
特にボールを2個にする時は、十分に逃げられる幅を確保しましょう。
(全員がコート内で両手を伸ばして当たらないくらい)
5.ボールから逃げろ!ゲームの遊び方・ルール
1.
コートの中と外に分かれます。(コートの中の方が人数が多くて良い。)
2.
外の人は、中の人の足元に向かってボールを転がします。
3.
中の人は、膝から下に当たったらアウト。外に出てきましょう。外チームになります。
4.
最後まで当たらずに残った人が勝ちです。最初の外の人は1人当てたら中に入ってもOK。
6.遊びを成立させるポイント
- はじめに外の人を先生が行い、積極的に子どもの足元にボールを当てるようにすると、逃げ方のコツがわかってきます。
- ボールを転がす遊びをしてからゲームをすると、しっかり相手にボールが届くので盛り上がります。(転がしが弱いとゲームが進みません)
7.遊びの展開方法
- はじめに外の人を先生が行い、積極的に子どもの足元にボールを当てるようにすると、逃げ方のコツがわかってきます。
- ボールを転がす遊びをしてからゲームをすると、しっかり相手にボールが届くので盛り上がります。(転がしが弱いとゲームが進みません)
8.ボールを使った別の遊び
- 慣れてきたり、月齢が上がると転がすだけでは物足りなくなってきます。そこで行う遊びが中当てです。しかし、中当てはボールを投げる技術がいるため難しいです。子どもの発達に合った遊び方をしましょう。
- ・転がしに飽きてきた時、少し難易度が上がるのが「中の人はケンケンで避ける」「中の人は一歩しか避けてはいけない」などのルールです。100%守るのは難しいですが、ある程度制約のある中でボールを避けるのは子どもにとっては難しく、盛り上がります!