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【4月の行事】幼児にもわかりやすく伝えられる!エイプリルフールの由来【解説】

「嘘をついても良い日」と言われる【エイプリルフール】。

「今日は嘘をついても良い日だよ」と言われると子どもたちもなんだかドキドキしちゃいますよね。
でも、「嘘」にもいくつかの種類があり、なかに人を傷つける良くないものもあります。

どんな「嘘」だったらみんなが楽しくて嬉しくなれるかな??嘘をつかれた人の気持ちも考えながらエイプリルフールを楽しみましょう!

1.エイプリルフールとは

エイプリルフールとは、「嘘をついても良い」とされている日です。
成り立ちは諸説あり、国や地域によっては「午前中のみ嘘をついて良い」「午後には、ついた嘘をバラさなければならない」など様々なルールがあるようです。
また、「エイプリルフール」は英語で「騙された人」という意味を指し、4月1日は「エイプリルフールズ デイ(April fool’s day)」と呼びます。

海外でのエイプリルフールの「嘘」は「ジョーク」や「トリック」という意味合いが大きく、マイナスなイメージの「lie」はあまり適切ではありません。
ユーモアで人を楽しくさせる日なので、深刻な嘘、人を心配させたり、傷つけたりする嘘はつかないようにしましょう。

1-1. 子どもへ伝える際の注意点

物事の善し悪しについてまだわかっていない乳幼児は、エイプリルフールについて伝えることで「嘘」を肯定してしまう場合があります。きちんと「楽しい嘘」や「冗談」を理解できる年齢になってからエイプリルフールを楽しみましょう。

エイプリルフールは、「人を楽しくさせる嘘ならついても良い日」である事を伝えます。
あわせて「人が悲しくなったり、心配したり、怒ったり嫌な気持ちになる嘘はだめ」であることもしっかり伝えましょう。

さらに深堀して「意地悪な嘘をつかれたらどんな気持ちになる?」「どんな嘘だったら楽しいかな?」など、相手の気持ちを考えられるように問いかけてみましょう。

2.エイプリルフールの由来

エイプリルフールの由来については諸説あり、どれが正しいのかは現時点で判明していませんので、代表的なものをいくつか紹介します。

2-1.エイプリルフールの由来とされる説

「オークアップルデー」説

イギリスの君主制が復活した記念日である「オークアップルデー」が由来とされる説です。
記念日には国王への忠誠心を示すために「オークアップルの小枝を午前中まで付ける」という習慣から「午前中は嘘をついて良い」「エイプリルフールは嘘をついて良い」などに変化したのではないか、と言われています。

「嘘の新年」説

フランスの国王シャルル9世が暦を変更したことに、当時の民衆が反発したことを由来とする説です。
むかし、ヨーロッパでは3月25日を新年として4月1日までそのお祝いをしていました。
しかし、1564年シャルル9世が新年を1月1日とする暦を採用したため、これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」と呼んだことが始まりではないか、と言われています。

「揶揄節」説

インドの仏教徒の人々が修行を行った後の様子を由来とする説です。
インドの仏教徒の人々は、春分の日から3月31日まで悟りの為の修行を行います。
しかし、せっかく修行しても終わった次の日(4月1日)には悟りの気持ちを忘れ、世俗にまみれてしまうことから、その様子をからかう意味で「揶揄節」と呼ばれていた、それが転じてエイプリルフールとなったのではないか、と言われています。

どれが本当の由来か、今では確かめる術はないですが、何百年も前の人々の営みや心情などが感じられて面白いですね♪

3.子どもへのわかりやすい説明

2歳児への説明

「きょうは“うそをついてもいいひ”だよ。みんなでたのしくあそんで、びっくりさせるんだって!でも、いやなうそはだめだよ。」

3歳児への説明

「4がつ1にちは、“エイプリルフール”っていう、ちょっとだけうそをついてもいいひなんだよ。むかしのひとがあそびではじめたっていわれているんだって。でも、おともだちがかなしくなるようなうそは、いわないでね。」

4歳児への説明

「エイプリルフールっていうのは、4がつ1にちに、たのしいうそをついてもいいっていわれているひなんだよ。」

「どうしてこのひができたのか、いろいろないわれかたがあるんだって。なにがほんとうかはまだよくわかっていないけど、みんなでたのしくすごせるひとして、いまもつづいているんだよ。

「びっくりさせたり、わらわせたりするうそはいいけど、かなしくなるうそはだめだよ。」

5歳児への説明

「4がつ1にちの“エイプリルフール”は、たのしいうそをついていいひなんだよ。」

どうしてこのひができたのかは、いくつかのかんがえかたがあって、“これがほんとう!”っていうのは、じつはまだわからないんだ。」

「たとえば、むかしのカレンダーのはじまりがかわったときにうまれた、というはなしもあるし、あそびからはじまった、というおはなしもあるよ。」

「いまは、おともだちとたのしくあそべるひとして、たくさんのくにでたのしまれているんだ。
でも、かなしくなるうそや、こまらせるようなうそは、いわないようにしようね。」

4.「エイプリルフール」に関連する情報

4-1.エイプリルフールが禁止されている国

宗教的に「他人に嘘をつく」ことを禁止している国があります。
インドネシアやマレーシアなどイスラム圏などです。
それぞれの国の文化や考え方があるので、世界中でエイプリルフールを楽しんでいるわけではない事を理解し、尊重しましょう!

4-2.子どもへのわかりやすい説明方法

インドネシアやマレーシアでは沢山の人がイスラム教の神様を信じているんだけど、そのイスラム教では「人に嘘をついてはいけません」って教えられてるんだって。だから、たとえエイプリルフールでも嘘はつかないんだよ。
世界中のみんなが「嘘をついても良い日」って訳ではないんだね。

など、世界にはいろんな人や考え方がある事を伝えましょう。

5.エイプリルフールにちなんだ保育活動

ここではエイプリルフールにちなんだ保育活動例をいくつか紹介します。
エイプリルフールは春休みで、新年度の初日なのでお休みの園も多いと思いますが、保育がある園では少し由来や意味をお話をしてみるのも良いでしょう。

【低年齢クラス向け】マジックショー

低年齢のクラスでは、マジックショーやトリックショーなどを楽しみましょう。エイプリルフールの意味を伝え、種明かしの時に「嘘でした〜」という言葉を添えると、「嘘」を楽しんだ気分になれますね。

【4~5歳児クラス向け】「嘘」についてみんなで考えてみる

エイプリルフールをきっかけに、嘘をつくことを楽しむようになってしまうと困りますよね。
しかし、嘘をつかれた人の反応を見てイタズラ心が芽生えてしまうのは子どもらしい反応です。

ただ、「嘘をつく」ことで人を傷つけてしまう場合があります。イタズラ心でついた嘘がとても大きな問題に発展してしまう事もあるでしょう。
4〜5歳児クラスでは「嘘」について話し合ってみるのも良いですね。

例えば、下記のような例をもとに「良い嘘」と、「だめな嘘」の仲間分けをしてみるのはいかがでしょうか?

  • 自分が壊してしまったのに、〇〇ちゃんがやったと言う
  • 本当は大好きだけど、「大嫌い!」と言う
  • 「いたたたたた!」とお腹や足を押さえて痛がる
  • 僕のお家に昨日サンタさんがきたよ!と言う
  • 今度世界一周旅行に行くんだ〜と言う

最後の2つは、誰も傷つけない楽しい嘘ですね。
ただし信じてしまう人もいるので、楽しい嘘もその日の内にネタバラシを必ずしましょう。

はじめの2つは人を傷つけたり、心配させてしまう嘘なので良い嘘ではありません。
嘘でも「大嫌い」など人が傷つく言葉を使わないようにしましょう。
病気や怪我を装うことは、心配させる事は勿論、場合によっては病院など沢山の人に迷惑もかかりますね。

具体例を子どもたちと出し合って話し合うことでユーモアを理解して楽しめるようになります。
また、普段の生活の中でだめな嘘をつくとどうなるか、具体的にイメージして気をつけるきっかけにもなるでしょう。

まとめ

子どもたちと楽しむエイプリルフールについてまとめてきました。

「嘘をつく」というのは「悪いこと」というイメージが強いですが、「冗談」や「トリック」は周りも笑顔になりますよね。エイプリルフールにはみんなが笑顔になれるような嘘を楽しめると良いですね。

子どもたちには、「嘘」について考えるきっかけにもなるでしょう。日頃から小さな嘘をついていると、周りの人はどんな気持ちになるかなどに気づけると良いですね。

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