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【6~7月の行事】幼児にもわかりやすく伝えられる!夏至の由来【解説】

保育の現場でも意外と身近な「夏至」。
自然との関わりを感じる良い機会でもあり、子どもたちに季節の移り変わりを伝えるきっかけにもなります。
どんな食べ物を食べるの?夏至ってなんの日?など、子どもたちにわかりやすく伝えていきましょう。

1.夏至とは

「夏至」とは、「地球の北半球において、日が出ている時間が最も長い日」のことを指します。
北極圏では太陽が24時間沈まない「白夜」となり、反対に南半球では日の出ている時間が短くなります。

日本では、日の出から日の入りまでの時間が長くなり気温も上がることから、夏の訪れを意味します。
2026年の夏至は6月21日であり、1年を24の季節に分けた「二十四節季」でいうと、6月21日〜7月7日頃にあたります。

2.夏至の由来

夏至の由来は天文学的な現象に基づいています。
太陽が1年で最も高い位置を通過し、地球の北半球では昼が一番長くなるのがこの日です。

中国の古代暦やヨーロッパの古い風習では、夏至は「豊作を願う祭りの日」として大切にされてきました。
一方で、日本では主に暦上の節目として扱われてきたため、伝統行事は少なめですが、稲作や農業の区切りとされていた地域もあるようです。

つまり、夏至には「太陽と自然を意識する日」としての意味合いが古くからあったと言えるでしょう。

3.子どもへのわかりやすい説明

2歳児向け

「おひるのながさはまいにちすこしずつちがうんだよ。」
「きょうは、おひるのじかんがいちばんながいひだよ。たいようが、ずーっとおそらにいるんだね!」

3歳児向け

「おひるのながさはまいにちすこしずつちがうんだよ。」
「きょうは“げし”っていうんだって。ひるがながくて、おそくまであかるいんだよ。たいようががんばってるひなんだね。」

4歳児向け

「“げし”というのは、1ねんのなかで、いちばんおひさまがながくそらにいるひなんだよ。
いつもよりおそくまであかるいから、おそとであそぶじかんもふえそうだね。むかしのひとたちは、おひさまに“ありがとう”っておまつりをしたくにもあるんだって。」

5歳児向け

「“夏至(げし)”っていうのは、たいようがいちばんたかくのぼって、ひるのじかんがいちばんながくなるひのことなんだよ。このひをこえると、すこしずつよるがながくなっていくんだ。」

「くにによっては、たいようにかんしゃして、おまつりをするところもあるんだって。
たいようは、あさひがのぼって、まいにちあたたかくしてくれるから、だいじなしぜんのひとつなんだよ。」

4.「夏至」の関連情報

4-1.保育と夏至

夏至は、季節の移り変わりを子どもに伝える良いタイミングです。
保育の中で「おひさま」「昼と夜」「季節」などをテーマに絵本を読んだり、日照時間を観察したりする活動と組み合わせることで、自然への興味を育むことができます。

また、科学的な視点や天気・宇宙に関心を持ち始める子どもにとって、「太陽の高さが変わること」や「昼と夜の長さが変わること」を知るきっかけにもなります。
観察活動や簡単な図を用いた説明も効果的です。

4-2.夏至にまつわる「食」

「夏至」には、冬至のようにゆず湯に入ったりカボチャを食べるなどの全国的な習慣はあまりなく、地方によってそれぞれです。「冬瓜」を食べる地域は最も多く、水分が取れて夏バテ防止になるという効果があります。

諸説ありますが、関西地方ではタコ、関東圏では小麦の焼き餅、香川県ではうどんなどを食べます。

5.「夏至」にちなんだ保育活動

夏至がくると、いよいよ本格的な夏の到来です。夏にしかできない保育を通して季節感を感じたり、夏ならではの経験を沢山できるように計画しましょう!

  • おひさまの絵を描こう
    →「きょうのおひさまはどこにあった?」と問いかけながら、太陽の位置や光の色を描いてみる。
  • 昼と夜のながさをくらべてみよう
    →「あさごはんのときはあかるかった?」「ねるときはまだあかるかった?」などと日常から考える。
  • 太陽にありがとうの気持ちを伝える
    →クラスでおひさまに「ありがとう」を言う時間を設けたり、歌を歌ったりする。
  • 夏の自然さがしゲーム
    →夏至をきっかけに、園庭で夏の植物や虫などの“夏のしるし”を探してみる。
  • 絵本の読み聞かせ(季節テーマ)
    →「たいようオルガン」や「おひさまのぼうけん」など、太陽や季節がテーマの絵本を取り入れる。
  • 水遊び、泥遊び
    →夏の遊びといえば、水遊びや泥遊び!冷たい水や泥の感触を楽しんだり、「夏にしかできない遊び」は子どもたちにとっても特別な経験に。
  • 夏野菜の収穫
    →一生懸命育てたきゅうりやトマト、オクラなどを収穫して夏の訪れを感じ、自分で育てた野菜を食べることで食べ物の大切さや農家さんへの感謝を学ぶ。

まとめ

「夏至」は、冬至よりも馴染みのない日かもしれませんが、地域によっては田植えの目安となったり、豊作を願う祭りを行うなど日本の季節を表す大切な日です。
子どもたちも言葉の意味や、夏の訪れを知ることで季節感を感じ取ることができるでしょう。
夏にしか出来ない素敵な経験が沢山出来ると良いですね!

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