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細かな危険も知ると安心!プール遊びの注意点

夏本番を迎えて、プール遊びや水遊びをする園がほとんどだと思います。この記事では細かな危険について知っておくと安心できる、プール遊びの注意点について書いています。

はじめに

「プール遊びの注意点ってどんなこと?」「細かな危険ってなにがあるの?」「プール遊びについて知って安心したい」保育士1年目の人はもちろん、ベテラン保育士の人も、ぜひこの先を読み進めて、プール遊びの注意点をしっかり押さえておきましょう。

プール遊びの注意点は、普段の保育とは異なるところにもある、ということです。プール遊びは夏限定の活動です。なので、危険箇所も普段の保育とは異なります。知っておくと安心できるプール活動の注意点を6つにまとめてみました。

設備や遊具を事前に点検する

プールやプールサイドは欠けている、もしくははがれていないでしょうか?また水遊びに使うビニールプールやジョウロも穴があいていたりしませんか?

硬いものはもちろん、比較的柔らかい素材のものでも、水の中で子どもに触れたときにはケガにつながります。事前に点検し、気になるところは他の保育士に必ず伝えるようにしましょう。 

保育士の役割分担をする

プールの中に入る保育士はもちろん、監視役(水に入らず、子どもの数や様子を監視すること)をする保育士が必ず必要です。監視役は他の役割をしてはいけないことになっています。

またプールに入れない子をみる保育士、片付けや環境整備をする保育士と、クラス担任だけでは難しい場合もあるでしょう。プール遊びの時にはフリーの先生はもちろん、他クラスの先生と協力して、それぞれの役割がきちんとできるようにしましょう。

プールサイド

プール以外の場所も確認しておく

プール遊びはいろいろな場所を子どもが使います。普段の保育室はもちろん、プールまでの道のりや準備体操をする場所、休憩するスペースなどを子どもが裸足で使うこともあります。活動場所が増えれば、危険箇所も増えています。廊下のサッシなど金属部分は太陽の光で火傷しやすいです。また水でぬれて滑りやすいです。事前点検し、マットをひいておくなどの工夫をしておきましょう。 

保護者と体調など共有する

プール活動があるときは、必ず保護者と体調などについて確認しておきましょう。体調を知る上でプールカードはとても大切です。必ず事前に保育士がチェックするようにしましょう。

また元気で朝登園していても、入水前に調子が悪そうな場合はプールに入らないこともあることを伝えておくといいでしょう。 入水後、子どもの体調が変化することもあります。顔色や機嫌、食欲など、いつもとかわりないか観察しておきましょう。

子どもにルールを教える

プールサイドの女の子と男の子

子どもに「プールのルールを守らないと危険である」ということを教えましょう。

友だちを押さない
準備体操をする
先生の話をきく
飛び込まない
プールの前後にトイレにいく

など、1つ1つを毎回確認するようにしましょう。

プール遊びは大半の子どもたちにとって楽しい活動。なので、話を静かにきくことは難しいかもしれません。紙芝居のようにルールをイラスト化しておくと、目でみてもわかりやすいです。プール活動の際に毎回見せることで、保育士も伝えやすくなりますよ。

保育士の服装や体調管理も大切

炎天下での活動になるため、以下のポイントを知っておくといいでしょう。

肌の露出をできるだけ避ける(園のルールに従った服装)
こまめな水分と塩分の補給をする
プール活動時期は睡眠を十分に確保する
コミュニケーションをとりあう

子どもたちを保育することに集中するあまり、先生自身が熱中症などになることもあります。先生たち同士で声をかけあい、余裕をもったプール活動にしましょう。

まとめ

プール遊びのねらいは「身近な水の性質に興味をもち、楽しみながら五感を刺激し、ダイナミックに遊ぶ」ことです。そのねらいを達成するために、細かい危険を知って対応する必要があります。

皆さんもプール遊びの注意点をしっかり押さえることで忙しい業務も効率よくすすめることができますよ。暑い夏、みなさんの園で安心安全にプール遊びができますように。応援しています!

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この記事を書いた人

ほいくnote編集部

ほいくnote編集部

ライター

“ほいくnote〟は、エンターテイメントを切り口に楽しく保育や日常生活で使える情報を発信する保育メディアです。 現役保育士はもちろん、臨床心理士や専門家が監修したコンテンツ、保育系タレント・インフルエンサー達による動画なども楽しめます。

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