このシリーズは、流行りのポップスやアニメソング、幼稚園や保育園でよく弾く曲を「簡単に弾けるアレンジ」で紹介するシリーズです。今回は【ゆりかごのうた】を取り上げましたので、ぜひチャレンジしてみてください。
「ゆりかごのうた」とは
「ゆりかごのうた」は、赤ちゃんをあやすためのやさしいメロディと歌詞が特徴的な日本の童謡です。この歌は、赤ちゃんを寝かしつけるときに歌われることが多く、心地よい音楽が赤ちゃんを安らげ、リラックスさせます。歌詞は、赤ちゃんを「ゆりかご」で優しく揺り動かしながら眠りに導く様子を描いています。
メロディは、ゆったりとしたテンポで、眠りへと導く優しい雰囲気を持っています。特に「ねんねんころりよ」のフレーズは、リズムとともに赤ちゃんを穏やかな眠りに誘います。繰り返しのある歌詞と、単純で覚えやすいメロディは、赤ちゃんや幼児にとって安心感を与える効果があります。
この曲は、保育士や親が赤ちゃんに歌いかけることで、言葉のリズム感や音楽への親しみを育むことができます。また、歌を歌いながら「手を振る」などの優しい手遊びと合わせることで、より親密な関わりを持ちながら子どもに音楽を伝えることができます。
歌詞にある「ゆりかご」という言葉や、穏やかなメロディは、赤ちゃんの眠りの前のひとときにぴったりです。保育の現場でも、赤ちゃんや小さい子どもに歌ってあげることで、情緒の安定を促し、リラックスした環境を作る手助けになります。
作詞・作曲・編曲
作詞:内藤侑一郎
作曲:アメリカ民謡
編曲:WATARU
対象年齢
0歳児/1歳児/2歳児/3歳児
特に、眠る前のリラックスタイムに歌うことが多いため、赤ちゃんに優しく語りかけるように歌うと効果的です。
肌寒い季節に赤ちゃんをあたたかく包み込むようなイメージで歌うと、心地よい眠りに導けます。
実技のポイント
ピアノレッスンで意識するポイントは、「ゆっくり丁寧に何度も練習すること」が大切です。
特にピアノが苦手な方ほど、練習するテンポが速かったり、両手で中々弾けないのに片手ずつ練習していないことが多い印象です。
まずは片手ずつゆっくり練習して、ある程度(ミスはするけど止まらず弾けるくらい)出来るようになったら、両手でゆっくり練習し、少しずつテンポを速くしましょう。
ポイント①
穏やかなテンポで歌うことが最も重要です。歌う際には、赤ちゃんを優しくあやすように、ゆったりとしたリズムで歌うことを心がけましょう。
ポイント②
歌詞の中に登場する「ゆりかご」の動きを手遊びとして加えると、歌と手の動きが連動し、より親密な体験になります。
注意点は?
この曲はテンポがゆっくりなので走らない(速くならない)ことがポイントです。練習ではメトローノームを鳴らして練習してみましょう。また、メトローノームを倍の速さの♩= 88にして練習したり、工夫して練習してみてください。