このシリーズは、流行りのポップスやアニメソング、幼稚園や保育園でよく弾く曲を「簡単に弾けるアレンジ」で紹介するシリーズです。今回は【あひるの行列】を取り上げましたので、ぜひチャレンジしてみてください。
「あひるの行列」とは
「あひるの行列」は、保育の現場で長年親しまれている童謡のひとつです。やさしいメロディーとリズミカルな歌詞が特徴で、小さな子どもたちも自然と口ずさみたくなるような楽しい雰囲気の一曲です。
この歌は、あひるたちが列になってよちよちと歩く様子を描いたもので、歌詞のなかにある「ならんで ならんで あひるが行くよ」というフレーズが特に印象的。歌のテンポに合わせて子どもたちが体を揺らしたり、一緒に歩く真似をしたりすることで、表現遊びやリトミック活動にもつながります。
また、かわいらしい動物の動きやくり返しのある歌詞が幼児にとってわかりやすく、安心して楽しめる点も、この曲が長く愛されている理由のひとつです。園行事や日常の集まりの時間、さらには室内あそびの導入など、さまざまな場面で活用できます。
ピアノの伴奏も比較的シンプルで、保育士さんにとっても取り組みやすいのが魅力。初心者でも練習すればすぐに弾けるようになるため、歌いながらの弾き語りにもぴったりです。
作詞・作曲・編曲
作詞:小林純一
作曲:中田喜直
編曲:WATARU
この曲を使ったアレンジ
子どもたちと一緒に歌うだけでなく、「行進ごっこ」や「動物のまねっこ遊び」と組み合わせることで、より楽しく活動を広げることができます。保育の引き出しのひとつとして、ぜひ覚えておきたい定番の一曲です。
対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
リズムがわかりやすく、歌詞も繰り返しが多いため、小さな子どもでも楽しみながら参加できます。特に年少〜年中児のリトミックや表現遊びにぴったりです。
実技のポイント
ピアノレッスンで意識するポイントは、ゆっくり丁寧に何度も練習することが大切です。特にピアノが苦手な方ほど、練習するテンポが速かったり、両手で中々弾けないのに片手ずつ練習していないことが多い印象です。
まずは片手ずつゆっくり練習して、ある程度(ミスはするけど止まらず弾けるくらい)出来るようになったら、両手でゆっくり練習し、少しずつテンポを速くしましょう。
この曲は右手のハネのリズムが特徴です。「タッカタッカ」のリズムが体に染み込むまで何度も練習しましょう。
両手で弾くと右手のリズムが崩れてしまうと思うので、まずは右手だけでしっかり弾けるようにすることがポイントです。