
11月の『お便りの文例』紹介です。
園では保護者さん向けに様々なお便りを作成・配布しますが、「保育者さんに伝えたいことはたくさんあるけど」
・わかりやすい文章になっているか不安
・保護者にどう思われるか悩んでしまってなかなか先が進まない
・先輩保育士みたいに文章が出てこない
など、お便りに関する悩みが尽きない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしお悩みでしたら、ぜひこの『お便りの文例』を参考に、あなたが保護者のみなさんへ伝えたい文章を作ってみてくださいね♪
0歳児クラス用
パターン① 晩秋の自然にふれる日々
木の葉が色づき、園庭に舞い落ちる季節がやってきました。
11月の園内では、落ち葉や木の実にそっと手を伸ばす子どもたちの姿が見られそうです。冷たい風やカサカサとした音にふれることで、子どもたちは五感を通して秋の深まりを感じていくのでしょう。
保育室では、安全な自然物を用意し、誤飲のないよう配慮しながら、自然とふれあう遊びを楽しめるようにしています。
保育者との信頼関係を土台に、子どもたちが安心して遊びや生活が送れるよう、表情やしぐさに丁寧に寄り添いながら過ごしています。
今月は小さな行事にも、ほっこりとした雰囲気で一緒に参加できるよう、歌や飾りづくりも取り入れる予定です。
冷え込みが強まる時期ですので、衣服調整や体調管理にも気を配りながら、子どもたちの心地よい毎日を支えていきます。
パターン② 自然のぬくもりを感じる11月
日だまりの温かさが心地よく感じられる季節になりました。
園庭やお散歩先で、色づいた葉っぱを見つけたり、風の音に耳をすませたりしながら、0歳児たちは日々たくさんの“はじめて”に出会っていくことでしょう。
そうした自然とのふれあいが心を豊かに育てる時期。保育者は安全に配慮しつつ、落ち葉や木の実、風や光など、秋の自然にたくさん出会えるように準備しています。
朝夕は冷え込みが強くなってきますので、衣服の調節や室内環境にも気を配りながら、快適に過ごせるよう心がけています。
子どもたちが安心して遊べるよう、ひとりひとりの気持ちに丁寧に応答し、季節の歌やことばを交えながら、穏やかな毎日をともに過ごしていきたいと思います。
パターン③ 秋の深まりとともに育つ心と身体
秋も深まり、園庭の木々もすっかり色づいてきました。
風の冷たさや落ち葉のカサカサとした音に、0歳児たちは目をまるくしてじっと見つめたり、小さな手を伸ばしてふれてみたり。そんな姿から、日々の成長を感じられそうです。
保育者は、誤飲などの危険がないよう十分に配慮しつつ、安全に自然とふれあえる環境を整えています。お部屋では、季節の歌やことばをやさしく届けたり、子どもたちの発声やしぐさに丁寧に応えたりしながら、安心感の中で感性が育つよう心がけています。
11月の行事では、にぎやかな参加というより、穏やかに雰囲気を楽しめるような関わりを大切にしています。
寒さが増す季節ですが、子どもたちの体調や生活リズムに合わせて、無理なく、あたたかく見守っていきます。
1歳児クラス用
パターン① 秋の自然にふれて
落ち葉がひらひらと舞い、風の冷たさに季節の移り変わりを感じる11月。
園庭やお散歩先では、地面に落ちた葉や木の実を見つけては、「あっ!」と指差したり、小さな手でそっと拾おうとする姿が見られそうです。
そんな自然の発見に寄り添いながら、安全な環境の中で秋ならではのふれあいを楽しめるようにしています。
衣服の着脱や体調管理も、気温差に合わせて一人ひとりに丁寧に対応しています。「じぶんで!」の気持ちもどんどん育ってくる時期です。ことばや身ぶりでの表現にも耳を傾け、子どもたちの思いを受け止めることを大切にしています。
行事では、おいもほりごっこや秋の製作など、無理のない形で参加してもらいながら、季節の雰囲気を楽しく味わっていけるようにしていきます。
パターン② 「やってみたい」があふれる秋
冷たい風に木の葉が揺れる11月。お外に出ると、落ち葉をふみしめる音に耳をすませたり、赤や黄色の葉をじっと見つめたり。1歳児ならではの「気づき」がたくさん広がっていく季節です。
園では誤飲のないよう配慮した自然物や、発達に合ったおもちゃを用意し、のびのびと遊べる環境を整えています。「じぶんでやってみたい!」という気持ちもますます強くなる時期。食事や身のまわりのことも、できることに喜びを感じながら過ごせるよう、保育者がさりげなくサポートしています。
今月は七五三や秋の制作活動など、季節の行事にも触れながら、ことばや歌に親しんだり、表現遊びを楽しんだりと、秋の実りを全身で感じられるような毎日を大切にしていきます。
パターン③ 秋の風に耳をすませて
日中は日差しがぽかぽかと心地よく、朝夕は肌寒さを感じる季節になりました。
秋の風にゆれる葉っぱや、カサカサと音を立てて落ちる葉に目を留める子どもたちが、自然物を取り入れながらも安全面に配慮し、季節を感じられる遊びをたっぷり楽しめるよう準備しています。
「これはなあに?」「やりたい!」といった気持ちが豊かに育つ時期。保育者はことばやしぐさのやりとりを大切にしながら、気持ちを丁寧に受け止め、安心して過ごせるよう心がけています。
感染症が心配な季節でもありますので、手洗いなどの衛生習慣を取り入れつつ、無理のない範囲で七五三のお祝いごっこや、秋らしい制作などにも取り組んでいきたいと思います。
2歳児クラス
パターン① 秋の自然とともに育つ心と体
秋が深まり、園庭ではカラフルな落ち葉が風に舞う季節。11月の子どもたちは、友だちと一緒に落ち葉を拾ったり、追いかけっこを楽しんだりしながら、自然とのふれあいを存分に楽しんでいる様子が思い浮かびます。
「じぶんで!」と挑戦する気持ちも育ち、着替えや食事の場面では、できることが増えていく喜びに満ちていそうです。そんなひとつひとつの気持ちや行動を受け止め、子どもたちの「やりたい」気持ちを大切にしながら、保育者はそっと手を添えていきます。
感染症に気をつけつつ、自然物を使った製作や七五三のお祝いなど、季節ならではの行事も無理のない形で取り入れ、心に残る体験となるよう過ごしていきたいと思います。
パターン② 実りの秋に育まれる子どもたちの姿
日ごとに風がひんやりとしてきて、赤や黄色に染まった葉っぱたちが季節の深まりを教えてくれる11月。
園では、誤飲に配慮した自然物を使って遊びの幅を広げたり、園庭でのびのびと体を動かしたりしながら、子どもたちが秋を五感で楽しめるような保育を心がけています。
「じぶんでやりたい!」という思いが強くなる時期でもあり、保育者は衣服の着脱や食事などの場面で、できる喜びと挑戦の気持ちを大切にしながら見守っています。
お友だちとの関わりも増えてきて、「いっしょに」「かして」などのやりとりが生まれる中、必要に応じて仲立ちしながら、自然な社会性を育んでいきます。
秋の行事や季節の製作などを通して、心も体もぐんと育つ1か月になりますように。
パターン③ 深まる秋のなかで広がる世界
木々の葉が色づき、園庭や公園ではカサカサと音を立てて落ち葉が舞う季節。
11月の子どもたちは、お友だちと一緒に落ち葉を拾ったり、追いかけっこで笑い合ったりしながら、自然の中でたくさんの「たのしい!」を見つけていくことでしょう。
そんな子どもたちの遊びを見守りつつ、誤飲や安全に配慮した環境の中で、秋ならではの体験を豊かに広げていきます。また、衣服の着脱や食事の場面では、自分でやりたい気持ちを尊重しながら、手を添えたり声をかけたりすることで、できた!の気持ちに寄り添います。
今月は、七五三のお祝いごっこや自然物を使った製作など、季節の行事にも楽しく参加できるよう工夫を重ね、心温まる毎日を過ごしていきます。
3歳児クラス
パターン① 自然とのふれあいが育む心とことば
園庭の木々が赤や黄色に色づき、葉っぱのじゅうたんが広がる季節。
子どもたちは、友だちと一緒に落ち葉を集めて舞い上げたり、木の実を宝物のように大切に持ち帰ろうとしたり、秋ならではの自然あそびを楽しんでいることでしょう。
「これ、あかい!」「おおきい!」と発見を言葉にしたり、「どうぞ」「ありがとう」と言葉を交わしたりしながら、ことばの世界もどんどん広がっていきそうです。
保育者はそんな姿に寄り添い、気持ちをことばで伝える楽しさを感じられるよう日々の関わりを大切にしています。
秋のお歌をみんなで歌ったり、お店屋さんごっこで「いらっしゃいませ」とやりとりを楽しんだりする行事の中でも、友だちとの関係がぐっと深まっていきそうです。
パターン② ことばと関わりが広がる秋
風が冷たく感じる日が増え、園庭には落ち葉やどんぐりがたくさん。子どもたちは友だちと一緒に追いかけっこをしたり、「あったよ!」と木の実を見せ合ったりしながら、秋の自然を存分に楽しんでいる様子が浮かびます。
落ち葉の色や形に気づきながら、「これはちいさい」「こっちはまるいね」と会話が弾む場面も多くなりそうです。
保育者はそんな気づきを一緒に楽しみながら、自然物の扱い方やルールも丁寧に伝えています。
七五三のお祝いごっこや製作活動も取り入れ、安心して表現できるよう環境を整えつつ、一人ひとりのペースで季節を味わえるようにしていきます。
手洗いやうがいといった習慣も、友だちと一緒に楽しみながら取り組む姿が見られそうです。
パターン③ 秋の実りと子どもたちの育ち
園庭やお散歩先には、どんぐりや赤く色づいた葉っぱがたくさん。
そんな自然のなかにある「おもしろさ」や「きれいさ」に目を輝かせながら、子どもたちが「みてみて!」「これ、いいにおい!」と様々な発見をし、共有し合って成長できる季節になってきました。
保育者は安全に自然物を扱えるよう配慮しながら、自然へのやさしい気持ちも育てていきます。
「いらっしゃいませ!」「どれにしますか?」といったやりとりが楽しいお店屋さんごっこでは、ことばのやりとりを通じて関係が深まりそうです。製作活動では、一人ひとりの表現をあたたかく受け止め、自由に取り組める雰囲気を大切にしています。
食欲の秋には「おいしいね」「ありがとう」と感謝を込めて食事を楽しむ姿も見られそうです。
4歳児クラス
パターン① 自然の中で広がる関わりと表現
色とりどりの落ち葉が舞い、秋の深まりを感じる季節。園庭やお散歩先では、どんぐりや落ち葉を手に取り、「これ、ふとってる!」「ハートのかたち!」と友だちとの会話がはずむ様子が見られそうです。
保育者は自然を大切に扱えるように声をかけながら、拾った自然物を制作に活かせるよう環境を整えていきます。
リズム遊びや楽器遊びでは、秋の歌に合わせて体を動かしたり、友だちと音を合わせたりする姿も楽しみのひとつになりそうです。話し合いやごっこ遊びを通じて、「どうする?」「いいよ!」とやりとりを重ねながら関わりも深まっていきます。
11月ならではの行事や活動を通して、子どもたちの“やってみたい!”が広がる毎日を、ゆったりと丁寧に支えていきます。
パターン② 心が動く秋、ことばが育つ秋
赤や黄色に色づいた園庭の木々や足元の落ち葉に、子どもたちは目を輝かせながら秋の自然に触れていく季節です。どんぐりや小枝を集めて、マラカスや飾り作りに夢中になったり、友だちと相談しながら工夫をこらしたりする姿も見られそうです。
保育者は素材の扱い方や安全面に配慮しつつ、子どもたちの表現の芽を大切に育てていきます。
お店屋さんごっこや劇ごっこでは、「いらっしゃいませ!」「これ、ください」と、ことばのやりとりがさらに豊かになりそうです。ときには思いが伝わらずに言葉が乱れることもありますが、保育者がそっと言葉を添えて気持ちの橋渡しを行います。
お友だちとのやりとりを楽しみながら、自信をもって表現できるよう見守っていきます。
パターン③ 秋の空の下で育まれる関わりと感謝の心
秋晴れの空の下、園庭では「よーいどん!」と元気に走り出す子どもたちの姿が思い浮かびます。リレーや鬼ごっこなど、友だちと一緒に走る楽しさを感じながら、自然と協力や思いやりの気持ちも育まれていきそうです。
寒さや暑さを感じながら、「ジャンパー着る!」「ぬごうかな?」と自分なりに調整する様子も増えてくる頃です。保育者はそんな気づきを認め、着脱しやすい環境づくりを心がけていきます。
秋の実りを味わう中では、「農家さんがつくったんだって」と、食への関心や感謝の気持ちを持てるようサポートしていきたいと思います。また、七五三や勤労感謝の日など、季節の行事に触れながら、一つひとつの体験が子どもたちの心に残るよう丁寧に関わっていきます。
5歳児クラス
パターン① 友だちと育てる協力の芽
木々が赤や黄色に色づき、園庭には落ち葉のじゅうたんが広がる季節。
子どもたちはその変化に気づき、「このはっぱ、おおきい!」「きいろいのもあったよ!」と発見を楽しみながら、友だちと秋の自然に触れていくことでしょう。
11月は、制作活動や合奏、集団遊びなど、みんなでひとつのものを作り上げる経験も増えてきます。
保育者は、意見のぶつかりや素材の取り合いにも寄り添いながら、子ども同士の話し合いが自然と生まれるような環境づくりを進めていきます。
「これがいいかも!」「じゃあこうしよう!」と声をかけ合う中で、思いやアイデアを形にする楽しさを味わえる11月。七五三や勤労感謝の日など、身のまわりの人や出来事に目を向ける機会も大切にしながら、心の育ちも見守っていきます。
パターン② みんなでつくる、みんなで楽しむ秋
秋の澄んだ空気の中、子どもたちは友だちと力を合わせてリレーをしたり、ごっこ遊びで役割を分担したりしながら、「いっしょにやるって楽しい!」を感じていく時期です。
11月は、楽器を使った合奏や共同制作など、みんなでひとつの世界を作る体験がたくさんあります。それぞれのペースや得意・不得意に合わせて、保育者は子どもたちの表現を引き出し、受けとめながら進めていきます。
また、自然物を使った製作や観察画など、子どもたちの「気づき」や「感じたこと」が目に見える形になっていく時期です。落ち葉を貼ったり、木の実で飾ったり、五感を使った活動も楽しみです。
他にも七五三、勤労感謝の日といった行事も通して、「ありがとう」の気持ちを育てていきます。
パターン③ 気づきが深まり、心が動く季節
冷たい風に頬をおさえながらも、「今日はあついからうわぎいらない!」と自分で考え、過ごし方を調整できる子どもたち。体も心もぐんと育ってきたことを感じる季節です。
園庭では、「まけないぞ!」とリレーに夢中になる姿や、「いっしょにつくろうよ」と話し合いながら制作を進める姿が見られそうです。保育者は、それぞれの子の思いや考えが形になるよう素材を豊かに準備し、やりとりを通して思考や工夫が広がるように関わっていきます。
鍵盤ハーモニカや打楽器での合奏も楽しみのひとつ。「この音いいね!」と音を重ねていく中で、仲間と作り上げる喜びが心に残るようにしていきます。七五三の祝いの雰囲気や、給食での秋の味覚から、自然の恵みや周囲への感謝の心にも目を向ける機会にしていきたいと思います。
その他 園だより・保健だより・給食だより
園だより
木々が赤や黄色に色づき、園庭にも落ち葉が舞う季節となりました。
子どもたちは、ドングリや色づいた葉を集めては「これ見て!」とうれしそうに見せてくれます。
自然の中での発見は、子どもたちの心を豊かに育ててくれる大切な経験です。11月は七五三や勤労感謝の日を通して、成長や感謝に目を向ける機会も増えてきます。
それぞれの年齢に合わせて、自然や行事に親しみながら、季節の移り変わりを感じて過ごしていきたいと思います。
保健だより
朝晩の冷え込みが強くなり、秋の深まりを感じる頃となりました。
園では、鼻水や咳の症状が見られる子も少しずつ増えています。
気温差の大きい季節は、体調を崩しやすい時期のため、お子さんの服装や睡眠環境など、体温調節にご配慮いただきながら、元気に毎日を過ごせるようご協力をお願いいたします。
給食だより
欲の秋、給食室にもさつまいもやれんこん、きのこなど秋の味覚が届き始めています。
子どもたちが「このおいも甘いね!」と旬の味をしっかり味わい楽しみながら食べてくれるように、苦手なものにも少しずつ挑戦しながら、食べる楽しさを感じられるよう工夫しています。おうちでもぜひ、食卓での会話を楽しんでくださいね。
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