子どもが大好きで色んな場面で活躍する「お歌」や「手遊び」。保育士や幼稚園教諭の皆さんはたくさん知っておきたいですよね!今回はその中からまな&ゆうの二人が「くいしんぼうのゴリラ」を実演してくれます。ぜひ動画でチェックしてみてください。
実演のポイント
「くいしんぼうのゴリラ」は、動物のまねっこやテンポの良い掛け合いが楽しい手遊び歌です。
実演の際は、ゴリラになりきった動作や表情を大げさに表現することで、子どもたちの関心を引きつけます。
「バナナ、もぐもぐもぐ」などの繰り返しフレーズでは、咀嚼の動作を大きく、ゆっくり見せることで、模倣しやすくなります。
「たべちゃった!」のタイミングでリアクションを盛り上げると、笑いや驚きが生まれ、楽しさが倍増します。保育者が思いきり演じることが、子どもたちの表現力や発話意欲を引き出すカギとなります。
実演:まなゆう
テンポがゆっくりなので歌いやすいです♪「うまい!」や「すっぱい!」「えーんえーん」のところを感情を込めて一緒に歌ってみてください♪
対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
言葉の繰り返しとコミカルな動作が楽しいこの歌は、2歳児以降の模倣遊びやごっこ遊びに適しています。年齢が上がるほど自分なりの動きやセリフを付け足す創造的な遊びにも発展させやすいのが特徴です。
年齢別の「ねらい」
・2歳児
保育者の動作をまねしながら、動物や食べ物の言葉に親しむ。
・3歳児
自分の声や体を使って表現する楽しさを体験し、表現力と語彙を広げる。
・4歳児
「くいしんぼうのゴリラになりきる」ことで、想像力やごっこ遊びの力を伸ばす。
・5歳児
自分たちで食べ物やセリフをアレンジし、創造性と発信力を高める。
年齢別の「導入の仕方」
・2歳児
保育者が動物のぬいぐるみや手ぶりを使って、ゆっくりまねっこを誘う導入に。
・3歳児
「今日はくいしんぼうのゴリラが来るよ!」とストーリー仕立てで導入すると集中しやすい。
・4歳児
「ゴリラさん、なに食べるかな?」と子どもと一緒に展開を考えながら導入する。
・5歳児
「きょうのくいしんぼうさんはだれかな?」と子ども主体でゴリラ役を回す導入で自主性を引き出す。
「くいしんぼうのゴリラ」について
「くいしんぼうのゴリラ」は、ゴリラが次々といろいろな食べ物を「食べていく」という、ユーモラスでリズミカルな子ども向けの歌です。繰り返しのある歌詞と、食べる動作を模した表現が魅力で、子どもたちが自然と体を動かしながら楽しめる構成になっています。
ゴリラというインパクトのあるキャラクターが主役なこともあり、想像力をかき立てながら動物や食べ物への関心を広げられます。また、「ごっくん」などのオノマトペも豊富で、言葉あそびの要素も満載です。
おすすめの季節と月
春(4月や5月)がおすすめです。
新しい環境に慣れる時期に、「笑って楽しめる歌」を取り入れることで、園生活への安心感や集団活動への意欲を育てることができます。
歌詞
上記「まなゆうチャンネル」の動画、もしくは外部サイトにてご確認ください。
作詞・作曲
作詞:阿部直美
作曲:おざわたつゆき