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【2025年度10月の指導計画(月案)】文例とフォーマット<5歳児クラス>

2025年度版、【10月の指導計画(月案)】<5歳児クラス>です。
前月の子どもの姿、保育目標、「ねらい」「環境・構成」「予想される子どもの活動」「配慮事項」を養護と教育(五領域)毎に記載。食育、健康安全、保護者支援など、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例・フォーマットをご紹介!

保育目標

  • クラスの友だちと共通の目標を持ち、団結、協力して頑張る楽しさを味わう。
  • 人それぞれに得意なこと、苦手なことがあることに気づき、折り合いを付けながら一生懸命になる。

子どもの姿

  • 運動が苦手な子は毎日の練習を嫌がり、不安定になる。
  • クラスの友だちと協力する楽しさに気づき、仲を深めていく。

ねらい

教育

健康

  • 暑さに負けず戸外で思い切り身体を動かす。
  • 疲れたら休息を取り、水分補給を自ら行う。

人間関係

  • 仲間意識を高め、団結してみんなで頑張る。
  • 友だちに頼ること、協力し合うことの良さを感じる。

環境

  • 日をまたいで作品が作れるよう、製作途中の物を飾る棚などを用意する。
  • 秋の自然に気づき、自然物や昆虫採集を楽しむ。

言語

  • 強い言い方をしてしまったら自分で気づいて改めるようにする。
  • 絵本を自分のペースで読む。

表現

  • 音楽に合わせて身体を動かし、全身で表現を楽しむ。
  • 自分の好きなことや、出来事を発表して共感し合う経験をする。

食育

  • さつまいもの成長に気づき、ツルの強さや葉っぱの形を観察する。
  • 秋に旬の食べ物、果物を知り味わう

環境・構成

  • 子どもたちが運動会への見通しを立てられるように、カウントダウン用紙を作ったり、カレンダーで日付を数えられるようにする。
  • 友だちと協力する機会を得られるように、ブロックやカードゲームなどを充実させる。
  • 運動会の思い出を発表したり、絵画で表現できる機会や場所を設ける。
  • 読書の秋にちなみ、子どもたちが自分で読み進められるレベルの絵本を準備しておく。

食育

  • さつまいもの世話や観察を日課として行えるよう、ジョウロや草抜き用の袋を準備しておく。

予想される子どもの活動

教育

健康

  • 先月より気温が下がると、水分補給を怠る子どもが増える。
  • 運動会の練習も終盤に差し掛かり、飽きてくる子がいる。

人間関係

  • 運動会の練習など、集団行動を行うことで仲間意識が芽生え、クラス全体の団結力が上がる。
  • 集団行動により今まで関わりのなかった子とも深く関わる様になる。

環境

  • 継続的な遊びを楽しむようになり、数日かけて大作を作るなど遊び方が深まる。

言語

  • 友だちへの思いやりについて経験を通して学んでいく。
  • 絵本が好きな子は1日に何冊も読む。

表現

  • 運動会本番では、保護者に見られていることを意識しながら堂々と自分を表現する。
  • 自分について発表することに抵抗がなくなってきている。

食育

  • 夏野菜を育てた経験から、植物の世話に慣れてきて雑になる子がいる。
  • さつまいも畑に入ることを怖がる子がいる。

配慮事項

教育

健康

  • 少しずつ涼しくなってくるが、身体を動かしたら汗をかくため水分補給を定期的に促すようにする。
  • 運動会本番では自信を持って取り組めるように励ます。

人間関係

  • クラスのみんなで協力し合う素晴らしさを言葉でも伝えていくようにする。
  • 友だちの輪が広がる中で、入れない子がいたらサポートしていく。

環境

  • 遊びを深めていけるように、難しいブロックやパズル、カードゲームなど新しい玩具を準備しておく。

言語

  • 運動会前には、勝ちたい気持ちから言い方が強くなってしまう子が出てくるため、言葉選びに気をつけるよう何度もクラスで話すようにする。

表現

  • 運動会本番では失敗しても、負けてしまっても努力した過程を褒めるようにする。

食育

  • さつまいも畑にはツルが伸び、地面が見えなくなっているため入る時には注意するように声掛けをする。
  • 収穫まで気持ちを込めて育てることを伝えていく。

健康・安全

  • 気温に合わせて衣服を調節したり、運動遊びばかりにならないように配慮しながら1日のスケジュールを立てる。
  • 普段しない動きをする時は、しっかり準備体操して行うようにする。

保護者支援

  • 友だちと触れ合う機会や身体を動かすことが多くなるため、毎日爪を短く切っておくことをお願いしておく。
  • 運動会の練習、本番では、髪の長い子は髪の毛をまとまて登園するよう伝えておく。
  • すり傷などの怪我が増える時期なので、その都度保護者に経緯を説明して不安のないようにする。

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この記事を書いた人

鈴木美都

鈴木美都

保育士

現在浜松市で保育士として活躍中。 子どもの頃から夢だった、自身が卒園した幼稚園型認定子ども園で勤務した後、結婚で浜松市へ移転したことを機に、新たに保育園で全力取り組み中! 「子どもたちの成長の為、常にヒントを探していた自分」と同じ悩みを抱えている誰かの役に少しでも立ちたい!という思いを抱き、 子どもたちの無限の可能性を引き出すために、今日も何かを食べ歩きながらアイデアを考えてくれている。

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