雨の日等は園庭や散歩に出られず、子どもたちがあまり身体を動かせない…なんてことはありませんか?
特に乳児クラスではそんなお悩みをよく耳にします。今回はそんな保育士さんの悩みを解消する、室内で全身を使って思いっきり遊べる運動遊びを、あらたうがこさんのイラストを使ってお伝えしていきます。
1.マット山登りとは
ジョイントマットや段ボールを使って山を作り、子どもたちがハイハイで登ったり降りたりを楽しむ運動遊びです。
よじ登ることで筋力や体力の向上が期待され、降りるときは身体をうまく使ってバランスをとるため体幹を鍛えます。
準備物
- ジョイントマット2~3枚
- 段ボール山 3個
~段ボール山のつくりかた~
☆準備物
・段ボール大3枚
・牛乳パック 30枚
・新聞紙 5日分
・ガムテープ
1.牛乳パックを洗って干し、縦に切って開く
2.三角柱になるように折り、ガムテープで固定する
3.三角柱の中に新聞紙を詰める
4.できた三角柱を9個使ってピラミッド型に積み、全体をガムテープで固定する
5.最後にまわりを段ボールでカバーしたら完成です

対象年齢
0歳児/1歳児
必要な知識・経験
- ハイハイで移動ができる
2.遊びのねらい
全身を使って遊ぶことで次第に身体の使い方を学び、歩行の安定や身体面の成長が期待されます。
また保育者と関わって遊ぶことで心の安定にもつながる為、子どもとしっかり関わりながら遊ぶことを意識しましょう
ねらい
- 身体の使い方を知る
- 歩行の安定や身体面の成長を促す
期待される姿
- はじめは昇り降りがうまくできなかった子も次第に出来るようになって遊びを楽しむ
- 歩行が促され、歩いて移動することが増える
3.事前準備
- 保育室を整理し十分なスペースを確保しましょう
- 段ボール山にジョイントマットをかぶせて山を3つ作っておきます
4.注意点と対策
- ジョイントマットの数に余裕があれば床にも敷いて置き転倒に備えましょう
- すべって転倒しないように側で見守りましょう
5.マット山登りの遊び方
1.
広い場所にマット山を置き、子供たちを誘導します
2.
保育士が登ったり降りたりする様子を見せ、遊び方を伝えます
3.
思い思いにマット山を登ったり、降りたりして楽しみます
4.
後ろ向きに降りたり、転がるように降りたり、歩ける子どもは保育士と手を繋いで歩いて登って遊んでみましょう
6.遊びを成立させるポイント
- 自発的にマットの山に登るように、反対側から「おいで〜!」と声をかけて子どもたちを誘導してください
- 子ども同士がぶつからないように登る方向と降りる方向を統一しましょう
7.遊びの展開方法
ある程度楽しんだらマット山を解体して中の段ボール山を重ね、さらに大きな山を作ってみてください。
より身体全体を使って一生懸命遊ぶ子どもたちの姿が期待できます。
また保育室にある室内遊具などと組み合わせてコースをつくってみても面白いですよ♪