こどもが大好きで色んな場面で活躍する「お歌」や「手遊び」。保育士や幼稚園教諭の皆さんはたくさん知っておききたいですよね!今回はその中からシンガーソングライターの近藤夏子さんが「ちかてつ」を実演してくれます。ぜひ動画でチェックしてみてください。
実演のポイント
「ちかてつ」は、夜中にチカチカと光りながら走る地下鉄を擬音と動きで表現するリズミカルな童謡です。
実演では「ちかてつは いつも真夜中 チカチカ ゴーゴー」で、手を前でチカチカ振りながら身体を揺らし、「ゴーゴー」に合わせて走る仕草を取り入れます。
「夜中の電車」「トンネル」「雷電車」など、登場する情景を歌詞と一緒に動きで見せることで、子どもたちも想像しながら身体表現に参加しやすくなります。
語りかけ調にテンポを少しずらしたり、声を強めたりすることで、鉄道特有の不思議な雰囲気やリズム感、模倣力を刺激する導入になります。
動画のように保育者がリズミカルに楽しく見本を見せると、子どもたちも自然と動きに入りやすくなります。
実演:近藤夏子
出だしのフレーズは少しロボット感ある感じで歌うといいです!単調なメロディーなので、パキパキっと歌うところと、なめらかに歌うところを歌い分けるととても良くなります♪1番から4番までの、地下鉄の特徴を歌っている歌詞は大切に歌いたいところです!最後の最後に歌う、ゴーゴーゴーゴーゴーは、個性を出して、子どもたちと楽しく歌いましょう♪ゴーーーー!!
対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
簡単な擬音とリズム動作の繰り返し構成で、2歳児でもモノマネしやすく参加しやすい内容です。年齢が上がるにつれて情景理解やストーリーの展開も楽しめるようになります。
年齢別の「ねらい」
⚫︎2歳児:
擬音(チカチカ・ゴーゴー)と動きを連動させながら、リズム模倣を楽しむ。
⚫︎3歳児:
電車が通る夜や暗さ・トンネルなどの情景を身体で表現しながら理解する。
⚫︎4歳児:
「雷電車」などのユーモラスな要素に注目し、表現力を深める。
⚫︎5歳児:
自分なりの列車の登場を考え、歌詞や動きを工夫する創作活動につなげる。
年齢別の「導入の仕方」
⚫︎2歳児:
「地下鉄がチカチカ走るよ。手をチカチカしてまねしてみようね」と誘導。
⚫︎3歳児:
「トンネルに入るとどうなるかな?真っ暗でも光る電車かな?」と問いかけながら導入。
⚫︎4歳児:
「今度は“もぐらの電車”ってどう動くかな?やってみよう」と遊びを広げる導入。
⚫︎5歳児:
「自分ならどんな地下鉄を作る?名前や動きを考えてみよう」と創作へとつなげます。
「ちかてつ」について
聞なぜか何回も聞きたくなる曲。そして、口ずさんでしまう曲。クセになるってこういうことなのかな?って言う感じです♪チカチカゴーゴーゴーのフレーズがお気に入りです!地下鉄に乗るたびにきっとこの曲が頭に流れます!歌詞は最初、ん?なんだこれは?という感じなのですが、それにどんどんハマっていってしまいます!振り付けも一緒にクセになってもらえるとうれしいです♪
歌詞中には「真夜中」「トンネル」「見えない電車」「雷電車」などの描写があり、「チカチカ ゴーゴーゴー」の繰り返しで地下鉄の光と音のリズムが軽快に表現されています。
振り付き動画や手あそびと組み合わせることで、模倣力・リズム感・情景の創造力を自然に育てられる教材です。
朝や室内遊び、交通安全や乗り物導入の歌として使うと、興味を引きながら子どもの感覚を刺激する活動になります。
おすすめの季節や月
通年使用可
特に交通安全週間、乗り物テーマの導入、夜や暗さのイメージ活動と結びつけて展開しやすい楽しい一曲です。
歌詞
上記「なっちゃんねる」の動画、もしくは外部サイトにてご確認ください。
作詞・作曲
作詞:名村宏
作曲:越部信義