
クラス活動の1つとして全員で楽しめるのが「オオカミゲーム」です。
先生の声を集中して聞いて、みんなでオオカミから逃げましょう!
簡単な導入から準備まで、あらたうがこさんのイラストを使って詳しく解説します。ぜひ保育に取り入れてみてください!
1.オオカミゲームとは
「オオカミゲーム」とは、リズミカルな掛け声に合わせて、みんなで一斉にオオカミ役から逃げるゲームです。
みんなで声を合わせる事で子どもたちも嬉しくなり、盛り上がります!
はじめは先生がオオカミ役をやり、子どもたちの様子を見ながら追いかけます。
慣れてくると「オオカミをやりたい!」という子どもの意見を取り入れましょう。
準備物
・石灰ライン(石灰がなくてもラインが引けたらOK♪
対象年齢
3歳児
必要な知識や経験
- 掛け声のタイミングや言葉がわかる。
- オオカミ=怖い、食べられるというイメージがわかる。(絵本など)
- 線に立ち、少し距離の離れた先生の話を聞く事ができる。
2.遊びのねらい
ゲーム中は静かに先生の声を聞く必要があります。
集中して聞いて合図で一斉に走る事でメリハリを付けた遊びになります。
クラスみんなで行い、「ルールを守ること」や「協調性」を身につけていきましょう。
ねらい
- 遊び方を知り、ルールを守ってゲームを楽しむ。
- 友だちと協力しながら遊ぶ楽しさを知る。
期待される姿
- ルールを理解して先生の声に合わせて逃げたり、やり取りを楽しんだりする。
- 友だちと一緒に掛け声をかける、オオカミから逃げるなど経験を共有して、ゲームを楽しむ。
3.事前準備
・石灰で線、家をかいておく。
※一度理解すると家は四角や丸でも可
4.注意点と対策
- 人数に合った長さの線を描くことで、子ども同士がぶつからずにスタートする事ができます。
- 家の大きさを十分に取る事で、走ってきた子ども同士がぶつかるトラブルを防げます。
5.線から線までよーいドン!の遊び方
1.
子どもたちは線に1列になり、オオカミ役の先生は向かいの線に立ちます。

2.
先生は「コンコンコン」とノックの掛け声をかけ、子どもは「だれですか〜?」と声を合わせて聞きます。

3.
先生は、「お、お、お、、、」と焦らしながら、「オオカミだぞー!」と子どもに向かって走ります。
4.
子どもたちはオオカミが出たら家に向かって逃げます。オオカミに捕まったらアウトです。

5.
「お、お、お、、、」の後に、「お母さんでした!」「おにぎりでした!」「おさるさんでした!」など、オオカミ以外の物をランダムに言う事で盛り上がります。

6.遊びを成立させるポイント
- 「オオカミが出たら家に逃げる」というルールを明確に伝えましょう。
- 3回手拍子をしながら「だれですかー?」と聞く事でみんなの声が揃い、子どもたちも嬉しくなって盛り上がります。
7.遊びの展開方法
子どもがオオカミ役をする時は、自分で「お」が付くものを考えつかない事があるので、サポートしながら進めていきましょう。
オオカミ役の子が追いかける時、押して転ばないように注意喚起が必要です。