
秋は自然が豊かに実り、食べ物がおいしくなる季節です。
保育の中で「秋の味覚」に触れることで、子どもたちは季節の移り変わりを感じたり、食べ物への興味を深めたりすることができます。
今回は旬の野菜や果物を使って五感を刺激しながら、楽しく「食」とふれあうアイデアを紹介します。
1.秋の味覚ってなにがあるの?
秋にはたくさんの旬の食べ物が登場します。
以下のような食材は、保育の中でも取り入れやすく、子どもたちにも親しみやすいものです。
1-1.野菜類
秋の野菜は、寒さに向けてエネルギーを蓄え、甘みやうま味が増します。
旬の味覚を園の食事や活動に取り入れ、子どもたちに食の豊かさと季節感を伝えましょう。
- さつまいも
- かぼちゃ
- 里いも
- れんこん
- キノコ類(しめじ・しいたけ・まいたけなど)
1-2.果物類
秋は甘く香り高い果物が豊富に実る季節です。旬の果物は栄養価が高く、味も格別。
子どもたちと一緒に秋の味覚を味わい、季節の恵みに感謝する心を育てましょう。
- りんご
- なし
- ぶどう
- 柿
- 栗
1-3.その他の食材
実りの秋は、お米も魚も一年で最もおいしい時期。
新米のふっくら感や秋刀魚の豊かな風味を、食育や行事に取り入れて旬の魅力を伝えていきましょう。
- 新米
- 秋刀魚

2.おすすめの保育活動
秋の味覚を使ったおすすめの保育活動を紹介します。
2-1.実物に触れてみよう
テーブルに秋の野菜や果物を並べ、自由に触ったりにおいをかいだりできるコーナーを作ります。
子どもたちは「これなんだろう?」「かたいね!」と興味津々で関わります。
2-2.野菜、果物スタンプを作ってみよう
さつまいもやれんこん、オクラなどを切って、絵の具スタンプに。断面の模様や形を楽しみながら、感触遊びも楽しめます。
2-3.お店やさんごっこ
園庭や室内に模造の野菜や果物を隠して「収穫ごっこ」、拾ったものを「くだものやさん」「やおやさん」で売り買いするごっこ遊びに発展させると、食への関心が深まります。

まとめ
「秋の味覚に触れる」活動は、子どもたちが自然の恵みや季節の変化を感じ、食への関心を深める貴重な機会です。
遊びの中で楽しく五感を使いながら、食材と出会い、親しむことで、食べることの楽しさやありがたさを自然と学んでいきます。
保育の中で無理なく、子どもたちの「やってみたい!」「食べてみたい!」という気持ちを引き出していきましょう。