7月は夏野菜が美味しい季節です。保育園では、旬の食材である夏野菜に子どもたちが実際に触れ、においをかぎ、観察しながら、食への関心を育む活動を行います。今回は、その活動の手順やねらい、子どもたちの反応についてご紹介します。
1.夏野菜の種類
保育園の活動で使用しやすい主な夏野菜は以下の通りです。
- トマト
- きゅうり
- なす
- ピーマン
- オクラ
- とうもろこし
色とりどりの野菜を実際に見て、触って、においをかぐことで、子どもたちの好奇心が刺激されます。
2.ねらい
- 旬の夏野菜に親しみをもち、食への関心を高める
- 野菜の手触りやにおいを五感で感じる体験を通して、興味を広げる
- 苦手な野菜にも少しずつ関心をもてるようになる
2-1.予想される子どもの姿
- 初めて触れる野菜に「つめたーい!」「チクチクする!」と驚きや発見の声をあげる
- 「これ、トマトだよ!おうちでも食べた!」など、自分の経験と結びつけて話す
- 色や形の違いに気づき、比べる姿が見られる
- 苦手だった野菜に「触ってみようかな」と興味を示すようになる
3.夏野菜を取り入れた活動
活動の手順を解説します
3-1.導入
『やさいさん』や『トマトさん』など、野菜にちなんだ絵本を読んで関心を高めます。
3-2.野菜に触れてみる
1.テーブルにいくつかの夏野菜を並べ、自由に触れる時間をつくります。
2.「どんなにおいがする?」「どこがかたいかな?」など、保育者が声かけをします。
3-3.断面を観察する
保育者が切った野菜の断面を見せたり、一緒に野菜スタンプで遊んだりします。
「お花みたいだね」「中に種があるよ」と子どもたちの発見を引き出します。
3-4.試食体験
蒸したとうもろこしや、冷やしきゅうりなど、シンプルな調理をして味見します。
(※必ず事前に「衛生」「アレルギー配慮」を行いましょう)
4.苦手な野菜を克服するには?
野菜を食べられない原因は、味や食感のほかに「見た目」や「経験の少なさ」からくることもあります。無理に食べさせるのではなく、まずは「触ってみる」「匂いをかいでみる」「形を楽しむ」など、遊びの中で親しむことが第一歩です。
例えばピーマンをスタンプに使ったり、オクラの星形を観察したりと、食べる以外の関わり方から少しずつ苦手意識を和らげていきましょう。

まとめ
「食べる」前に「ふれる」ことを大切にした食育活動。夏野菜のひんやりした感触や、独特のにおい、鮮やかな色を楽しむことで、食事への興味に繋がっていくことが期待できます
今後も、季節の食材を取り入れながら、食への興味や楽しみを自然に育てていく保育を大切にしていきましょう!