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【3〜5歳児向け】広い視野を養う伝承遊び!色鬼【室外】

集団遊びに興味を持ち始めた子どもたちでも簡単に出来るのが、【色鬼】です♪
普通の鬼ごっこに飽きて来た子たちも、ルールを追加して新しい楽しみ方に!
カラフルな遊具や道具がある場所で行うと、より楽しく遊べますよ。

遊び方について、今回もあらたうがこさんのイラストを使ってお伝えしていきます。

1.色鬼とは

【色鬼】とは、鬼が指定した色を触っている間はタッチされない鬼ごっこです!
遊具や遊び道具から瞬時に色を探し、鬼から逃げながら触りにいきます!

ただ走り続けるだけでなく、「色を探す」要素が加わることで視野が広がり、周りのお友達との関わりも楽しみながら遊ぶ事が期待できます♪

準備物

  • なし

対象年齢

3歳児/4歳児/5歳児

必要な知識・経験

  • 色を識別し、色の名前を理解している
    (虹の7色程度がわかればOK)

2.遊びのねらい

色を瞬時に探したり、友だち(鬼)の様子を気にしたりすることで、広い視野で周りを見渡せるようになります。
同時に、お友だちとの関わりの中で判断力や思考力を育みながら楽しく遊べます。

ねらい

  • 友だちや先生と身体を動かすことを楽しむ。
  • ルールに沿って遊ぶことの楽しさを知る。

期待される姿

  • 友だちや先生の様子を把握しながら、全力で逃げる。
  • 色の部分を触っている間は安心して過ごす。
  • 指定された色を瞬時に探し、触りに行こうとする。

3.事前準備

  • 「どんな色が好き」などの歌を歌いながら色の確認を全員で行うことで、認識違いなどを防ぐ事ができます。
  • 5歳児であれば、「深緑」「うぐいす色」など馴染みのない色について知るきっかけとなります。多色色鉛筆などを使い、みんなで確認してみましょう。

4.注意点と対策

  • 鬼1人の負担が大きいため、逃げる事が出来る範囲をあらかじめ設定しましょう。
  • 園外保育など、初めての遊具がある場所で行うとより楽しめますが、慣れていない場所では怪我しやすいため、遊具や場所に合った注意喚起を行いましょう。

5.色鬼の遊び方・ルール

1. 鬼を1人決めます。
2. 逃げ役は、鬼に向かって「いろいろなんのいろ!(※)」と声を合わせて尋ねます。
3. 鬼は色を1つ決め、「あかいろー!」など大きい声で伝えます。その後5秒数え、逃げ役をつかまえにいきましょう。
4. 逃げ役は周りを見渡し、指定された色を探して触りにいきます。触っている間はタッチされません。
5. 色が見つからず、鬼にタッチされた逃げ役の人が次の鬼になります。再び鬼の元へ全員が集まり、1へ戻り戻ります。

(※)掛け声について
色鬼の掛け声は、地域や保育者によって変わります。決まりはないので、子どもたちが言いやすい掛け声を使用して下さいね♪
・鬼「いろいろさがし!」逃「なんのいろー?」(手を叩きながら)×2
・逃「鬼さん鬼さんなんのいろ!」

【初めて色鬼を遊ぶときは】

1.保育者が鬼役になり、子どもたちが色を尋ねます。
2.指定された色を探して、触りにいきます。
3.色を見つけられない子どもをゆっくり追いかけながら、自分で見つけられるように促していきましょう。誰もタッチしなくてもOKです。
4.全員が色を見つける事ができたら、再び集まって1へ戻り繰り返します。

6.遊びを成立させるポイント

  • 鬼を交代制にする場合は、同じ子ばかりが鬼にならないよう保育者が配慮しましょう。
  • なかなかタッチ出来ない時は、待ち時間の5秒を無くしてもOKです。
  • 色の曖昧なジャッジは保育者が行いましょう。

7.遊びの展開方法

  • 身体に付いている色(服や帽子)は、触っても意味がないルールを追加します。必ず走って色を探す必要があるため、難易度が上がり鬼もどんどん代わりやすくなります!
  • 同じものは1人しか触ってはいけないルールを追加します。お友だちと被らない場所を探したり、被ってしまった場合は改めて探すなど、逃げ役の難易度がかなりアップします!
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この記事を書いた人

鈴木美都

鈴木美都

保育士

現在浜松市で保育士として活躍中。 子どもの頃から夢だった、自身が卒園した幼稚園型認定子ども園で勤務した後、結婚で浜松市へ移転したことを機に、新たに保育園で全力取り組み中! 「子どもたちの成長の為、常にヒントを探していた自分」と同じ悩みを抱えている誰かの役に少しでも立ちたい!という思いを抱き、 子どもたちの無限の可能性を引き出すために、今日も何かを食べ歩きながらアイデアを考えてくれている。

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